だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

BOOKS

#374 「◯◯◯◯と飯さえあれば」

「ホクサイと飯さえあれば」という深夜ドラマをまとめてみる。 原作のマンガに聞き覚えがあったからだ。 原作のマンガは好評だったのか、現在も主人公・山田ブンの美大生時代という8年前の設定で連載しているそうだ。 自分が読んだのは漫画家山田ブン設定で…

#362 「似顔絵美人300展」の自作パネルの原画とか日々のこと その1(「似顔絵美女300展」at萬翠荘 2017/01/31-2017/02/05 )

しばらく、「似顔絵美人300展」の自作パネルの原画をupします。 一枚目は、いつも懇意になっている「道後椿倶楽部」の女将さんの特集。 店に行く度に被写体になっていただき、ああでもないこうでもないと妄想も含めて描き溜めた作品の中からpick up。 以前も…

#354 旅する流れるとどまる

今日の一言; 「それでも人間には便利な機能がついていました ヒューズが切れたら寝ちゃえるってことだ」 (月刊サチサチ 大石まさる より) いえい! 眠りは誰もを等しく殺し、状況が何も変わってないとしても、蘇らせてくれるよ。 旅に出たいと希求する。 …

#353 誕生日が来て、56歳になり、「さしむかいラブソング」というコトバを発掘する。

片岡義男さんの短編集です。読みたくって探し出しましたよ。「さしむかいラブソング」であります。 誕生日。56歳になる。 片岡義男さんの「さしむかいラブソング」という短編を読む。 誕生日は祝日で、祝日はいつも透析業務だ。毎年のこの繰り返しがいつまで…

#352 ここにいないあなたへ

カウンターに座って戻ってこない人の名を呼ぼうとして 想い出せないことに呆然とする そういうおれはいったいどこの誰なのか 曖昧な記憶を確かめるようにポテトサラダを食す 目の前のコップの中身はたぶん芋焼酎で それだけでも思い出せるのはきっといいこと…

#335 開高健というヒトがいたねぇ。

開高健の肉声を聴く。 朝日新聞デジタルで、作家の朗読の連載があり、Webだと肉声が聞けるという素晴らしいものだ。 かの作家は「ベトナム戦記」で、少年が銃殺されるシーンを読み上げた。 少年の肉体に幾つもの穴が穿たれ、そこから血が噴出する描写は、リ…

#333 「デストロ246」「ニキータ」「レオン」という殺し屋つながりだけの連鎖。

時間がない。ないのはわかっているのにあれこれ詰め込む。 誰だってそうだろう。 随分前に完結してたんだけど、読めずにいた、高橋慶太郎氏の「デストロ246」を最初から一気に読んでゆく。 女子高生殺し屋伊万里を一応軸に、女性の殺し屋とレズビアンとか、…

#328 南大門の鹿

いつも どこか なにかを置き忘れてきた気がして、 わたしは昔、 あの港で、 鎖につながれたまま 奴隷船に乗って櫓を持った。 潮風、燃えさかる太陽、波の向こうの蜃気楼、 指の皮は膨れてすぐに破れ、 とめどもなく吹き出す血と、 破れた背中にも痛みすら感…

#327 法隆寺の猫

仏教伝来のために、生命を賭して唐に渡り、そして再び難破のような形で日本にたどり着いた遣唐使の僧たちは、 吐くものがなくなっても吐き続ける粗末な船上で何を思ったのか。 命が滅したら自分の体得した経典や得法はどこに行くと彼らは考えたんだろう。 そ…

#325 「春に散る」の最終回をもう一回読んでみる。

「生まれかわったら」とつぶやいてみる。 生まれかわったら、生まれかわったら、生まれかわってなにかが変わるのなら今ここで死ね。死んでみろ。 そう言いたい。 生まれかわって変えられるものなら、今からのこの残り少ない人生で変えてみせろ。 それができ…

#320 奈良の大仏と、一冊の小説と。

9月には奈良に行く予定だ。 もう何回目だろう。以前は鑑真和尚を訪ねる旅で「唐招提寺」に行った。 いつも土曜の診療終了後から出かける慌ただしい旅行なのだが、それでも十二分に楽しい。 今回は、数年家から離れていた娘も戻ってきたので、親子での旅にな…

#310 抜けるような青空とゾンビ考

ロメロがゾンビを考えてからもう何十年だろうな。 あれは宇宙からの紫外線かなんかで死体が蘇るのと、ブードゥ教を引っ掛けたんだっけ? そういえば平井和正先生にも「死霊狩り」というのがあったよね。 あれが人類ダメダメ小説の走りで、心酔したものだった…

#305 「アウトラインプロセッシング入門」を読む。いい本(電子書籍)でした。

アウトライン・プロセッシング入門: アウトライナーで文章を書き、考える技術 作者: Tak. 発売日: 2015/05/07 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (2件) を見る 久々にkindleでまるまる一冊を読みました。それも同じ本を繰り返し2回読みましたよ。 「…

#298 透析学会周辺のあれやこれや①

透析学会に出かけるプロペラ機の中で読み始めた「百日紅」、を、休日の本日読み終える。 江戸をこよなく愛したという、故・杉浦日向子さんの代表作だそうだ。 家人からずっと借りっぱなしだったのをやっと読み始めたのだった。 土曜日から読み始めた、杉浦日…

#297 「もういらない」吉田拓郎(平成14年4月15日初版)

吉田拓郎さんといえば、あの吉田拓郎さんだ。 僕らの世代は随分お世話になった方が多いはずのあの拓郎さんだ。 井上陽水さんやら中島みゆき姉御は現役バリバリと言ってもいいけど、昨今の拓郎さんのスタンスはというと不明だ。でも元気で自分のペースでやっ…

#291 『ハスク・エディン』とまた湧き上がる想い。と。

またもやな日だ。 また、あっちに逝ってしまったヒトを想い、 覚めた脳みそを撹乱するために、焼酎をあおって布団をかぶる。 そうすれば浅い眠りの後に、白い光がいつしか頭上に指し、部屋を満たしているはずだから。 いつもの朝に、いつもの朝に。 『ハスク…

#284 旅の空の下で読み始めた本を終える。

村上春樹さんの久々の紀行文集「ラオスにはいったい何があるというんですか?」、 断続的に読み進めてやっと読み終えた。 kindleにダウンロードして最初に開いたのは、あれは、土佐山のホテルの一室だった。 月が綺麗な夜だった。 夜は深々としており、樹樹…

#281 蜂須賀が云ったんだよ。(「ネオ・ボーダー」読了。2016/03/03。)

たなか亜希夫とひじかた憂峰(狩撫麻礼)という最強のタッグが、20年前のあの名作「迷走王ボーダー」を再生産した「ネオ・ボーダー」全3巻を続けて熟読した。 1・2巻は立て続けにリリースされたんだけど、その後が止まっており、3年の月日を経てリリースされ…

#280 「海街」と「言葉にできない」想いと。

やっと「海街Diary」7巻を読んだ。 酔っ払った二日酔いの頭で読み始めたけど、3回泣いた。 不意をつかれて泣いた。 こんな心の鈍麻した自分にもこんな涙がまだ残ってたんだなあというそんな涙だった。 ヒトとヒトとはどうしてこんなにも遠いんだろう。 近い…

#275 「永遠の1/2」佐藤正午(S59集英社文庫版)ようやく読み終えました。

いらいらしながら生きていることには間違いない。 それでもそれを随分表面に出さないでやり過ごせるようになった。 しかし、そう思っているのは自分だけで、周りの人はそんなこと全然思っていないのかもしれない。 いらいらすることは毎日数限りなくある。 …

#272 何年かに一度、佐藤正午中毒になるわけで、

時任三郎と大竹しのぶが主演(といっていいのかよくわからない、なぜならどのヒトもその人生においては主演のような気もするので、この映画の登場人物すべてが主演のような気さえするのだ)の「永遠の1/2」(1987公開)を観た。 いわずとしれた佐藤正午さん…

#264 なんかひさびさに漫画を読んだ気が・・。

やっぱり漫画はまとめて読むのがいいね。 単行本をどかっと10冊位かかえてベッドに潜ってぬくぬくで読むなんざ至福の時だろうな。その「どか」っていう重量感と質感がないところが、電子書籍のうら寂しいところだよね。でも、iPadpro見開きの雑誌サイズで漫…

#262 「山口晃先生入門とその向こうにある日本美術ってやつに多少なりとでも喰いつけるのかな?」

寒くはない、暑くもない。 妙ちきりんな朝だ。久々の早朝覚醒。 新しく手に入れたwirelessのプロジェクターのマニュアルをようやく眺める。どんだけのろまなんだろうな、おれ。 日々が己を圧倒して、その波の中で翻弄されてdirectionを見失っている。わかっ…

#259 ブラックジャックにはなれなかったけど・・

細々と再読し続けていた「ブラックジャック」全17冊を先ほど読了した。 読んでいくうちにいろんなことを思い出したりもした。 だからといって今更自分の人生が変わるとも思えない。 でも漫画の巨人・手塚治虫が残したものは、時々は振り返られる必要があるの…

#253 梶田隆章・東京大宇宙線研究所長、ノーベル物理学賞受賞おめでとうございます。

編集 ニュートリノの研究でノーベル賞をとられた梶田隆章氏のプロフィールのところに、聞いた名前を見つける。 そして徐々に記憶が蘇ってくる。 物理学者の戸塚洋二氏は、2008年肝臓がんでこの世を去ったのだった。 そして彼の研究を引き継いだ、梶田氏が、…

#252 大川端探偵社

人の生命(いのち)と書いて「人生」、うーん。 人が生きると書いて「人生」、これまた、うーん。 たなか亜希夫さんの絵は、ほんとにスキがない。 手塚治虫先生の絵には時々ヒョウタンツギとか出てたけど、たなか先生の登場人物の造形がそのように崩れて、読…

#233 昨日のマンゴスムージーとゆるやかな時間

マンゴースムージーなどを珍しくオトナ男二人で^^;ウマー。 昨日はお休みをいただいていたのだが、なんせ家にいても暑かったよなあ、まったくあつすぎる。少しだけ断舎利して、次回の旅行の計画立てて、読み残していた本を読む。佐野元春さんの新譜「Blood M…

#228 DNAR(do not attempt resuscitation)

徒然に。 医師会で、何故か「小説新潮」2015年6月号をもらった。 なぜかというと「医療小説事始」という特集が組まれており、そんなカラミでこの田舎の医師会にも数冊送られてきたんだそうな。 表紙はあのBJ先生である。これあんまり良くないよなあ。この時…

#225 54歳からのピアノ その2

編集 地獄の番犬ケルベロスがいたるところで待ち構えてる感じだ。あっちでワン、こっちでワン、なんだよそれじゃここ掘れワンワンでおマヌケだろう、がるるるるとかウォォォォオンとかかな。逃げてく先々で見つかってしまう感じ。逃げられない。ま、いいや。…

#224 ブルージャイアントとApple Musicとno music,no life。

泌尿器科の外来には、大学の先生が来てくれてるので、久々の朝から休み。 朝からまたpianoの練習。いよいよ簡単ではあるけど「エリーゼのために」に突入です。これで曲がりなりにも4曲目、1週間1曲のペースでとにかく前に向いていこうと。この美しい曲を…

#221 冬の花火(「美しい時間」小池真理子・村上龍)

photo by Patrick Mortko 小池真理子さんと村上龍氏が56歳の時、ネスレのコーヒーのキャンペンで「美しい時間」と題し、それぞれが50代の男女の物語を書いた本を再読しました。 まあそれなりに長い時間を生きてくると、いろんな嫌な思い出もいつの間にか発酵…

#215 もう何度目かの「プルートゥ」by浦沢直樹&手塚治虫

もう何回目かの、浦沢直樹先生の「プルートゥ」(全6巻)を読む。 「鉄腕アトム」の「地上最大のロボット」のリメイク作品だ。 何度読んでも浦沢先生の作品にはカタルシスがない。でもそれが「現在」という時代なんだと思う。「モンスター」も「20世紀少年」…

#208 クジラの跳躍

いろいろあるけどやはり心は定まらないものだ。 心の中心は満たされないまま、時だけがいたづらに過ぎてゆく。 そんな時のとっておきで、たむらしげるさんの「クジラの跳躍」の絵本を探しだす。手に入れたのは1998年だ。 20分余のアニメにもなっており、ネッ…

#205 平井和正、何十年ぶりの「死霊狩り(ゾンビー・ハンター)」

平井和正氏のゾンビハンターを久々に再読しました。そういう意味では新しい衣をまとった電子書籍端末・キンドルはいいかも。ちなみに1巻は昭和56年の11月22日に読んだと書かれてた。(Made with free #NoCrop app) 平井和正氏はひっそりとなくなっていった。 …

#194 「星の王子様」と真剣に遊ぶこと。

photo by moacirpdsp みんなも一度は読んだことあるだろう「星の王子様」。 自分は、中学校の時、演劇部でこいつを演じた。いやはや恐れを知らんがきだな。 自分の役は砂漠に着陸するパイロットだった(作者のサン・テグジュペリもパイロットであった)。そ…

#189 雨の日曜日、音楽とか、特撮マンガとか。

今日も朝から雨。(もう昨日のことですが・・) saxの先生が一人やめられたので、現在島村楽器の音楽サロンにいるSAXの先生は、自分の先生の上先生おひとり。そのせいもあってかなかなか練習が入れにくい。そんなわけで今朝からエミフルまで行ったんだけど、…

#186 「まっぷたつの子爵」byイタロ・カルヴィーノ

子供の時に買ってもらった、「文学の贈り物」シリーズの一冊、イタロ・カルヴィーノ「真っ二つの子爵」をホント40年ぶりくらいに読む。 テッラルバのメダルド子爵は、1716年・トルコ対オーストリア戦争で、大砲の前に立ちはだかって吹き飛ばされて、真っ二つ…

#182 人造人間キカイダー

村上春樹「国境の南、太陽の西」を読んで、自分にとって積年の課題でもあった、石ノ森章太郎先生のオリジナル「人造人間キカイダー」に取り組むこととする。 オリジナル漫画は1972-74年、少年サンデーに連載された。 リアルタイムでも読んでいたはずだ。爆発…

#181 「国境の南、太陽の西」村上春樹

国境の南、太陽の西 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1992/10/05 メディア: 単行本 クリック: 74回 この商品を含むブログ (64件) を見る 村上春樹さんの視点が痛いほど自分の中に入っていって、内臓を素手でかき回されてそのまま放置された…

#179 「井戸を掘るということ」ー「村上春樹、河合隼雄に会いにゆく」を読む。 

「1Q84」からこのかた、村上春樹氏の小説を読み続けている。 今回は小説ではないんだけど、「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」という1995年の対談集を3日かけて読み終えた。昔も読んでるんだけどね。有名なデタッチメントとコミットメントに関するあたりの…

#177 村上春樹ロングインタビュー(2010)

昨日は日曜日で、久々にdutyも入っておらず、病院に患者さんを診に行く以外は休みだというのに、雑事満載だった。 そして生活というものはそういった雑事からがほとんどが成り立っている。だから、自分の、ディレクションってやつはよっぽどしっかり見守って…

#174 音楽理論の遙かなる壁

やりたいことはたくさんある。時間は限られている。 当然、取捨選択ってなる。なにを捨てるのかよくばりの自分としては困っちゃうけど、寝不足はお肌の大敵だし、なにより、年取ってそんな馬力が残されているわけではない。すぐに疲れちゃって、頭のハードデ…

#172 「1Q84 Book3」と白菜のトロトロ豆乳スープ

久々のSaxとDrumを終えて、N先生とホットレモネード飲みながらペちゃっくちゃおしゃべりする。 先生は、やはりおれと一緒のような動機(中年クライシス?)でジャズギターを始めたところだ。腕のほどは演奏聴いたことないので分からない。でも、二人で、ガー…

#171 「1Q84 Book2」とリコッタチーズのサラダ

送られてくるJAFの雑誌を読んでいると、愛媛県の内子のミニ特集ページがあった。 そこに神奈川から内子に夫婦で移り住み、チーズ工房「醍醐」を立ち上げた國分茂樹さんの話が載っている。なんかこんなん見たら食べたくなるよね。 酪農家が作る和づくりチーズ…

#170 「1Q84 Book1」村上春樹

インフルエンザでなかなか対外的な活動がままならない今日このごろなので、ええいとばかりに、村上春樹氏の「1Q84 Book1」を読み始める。 そうなるとやはり加速度がつくもので、二日間で1冊読み切ってしまった。 この本は2009年に1-2とリリースされ、1年くら…

#169 なんかたまらんなぁ

即物的にどんどんなってる気がする。 しょうがないんだろうけどね。 誰とでも仲良くしたいし、誰にもできることならいい顔したいよ。そりゃ嫌いな奴は徹底的に潰すような生き方があることもわかってるけど、それはかなりパワーと神経を消耗してしまう。仙人…

#167 「トニー滝谷」②

ネットで市川準監督の「トニー滝谷」観る。 イッセー尾形も、宮沢りえさんも実にいい。ほぼ原作に忠実になぞられた映画だった。endingは少しだけ違ってたけど・・。 村上春樹の孤独感については先日書いたが、 実はこの物語は、孤独感というよりも、 いつも…

#166 「トニー滝谷」①

トニー滝谷 - YouTube トニー滝谷の人生の孤独な時期は終了した。朝目覚めると彼はまず彼女の姿を求めた。隣に彼女の眠っている姿が見えるとほっとした。姿が見えない時には不安になって家中を捜しまわった。孤独でないということは、彼にとっていささか奇妙…

#163 正月休みの読書は夢枕獏先生の「混沌(カオス)の城」で決まり!

1995年の夢枕獏「混沌(カオス)の城」、20年ぶりに再読しました。やっぱりすごいね、獏さん。でもきっとこれの続編が書かれる事はないだろうね。 なんと20年ぶりに、夢枕獏先生の「混沌(カオス)の城」を、この正月休みに読んだのだよ。 ホントは、「リス…

#162 「續 さすらいエマノン」を読む。エマノン、会いたいねぇ。たとえば時の交錯する場所で。

匂いやら空気がざわざわと立ち上ってくる、そんな漫画にまた会ったよ。 やっと読んだ、鶴田謙二先生の「エマノン」、でも佳作の先生にしてはエマノンだけでもう3冊目というハイペース。 70年代、ソバカス、長髪、細身、ジーンズでたばこをくゆらす女の子。そ…