だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#33 I田先生の退官記念パーティ 2014/04/05土曜日

土曜は雨だった。


きっと花見を予定していた方たちも多くいただろうに、冷たい雨で、桜は散っていった。
 
看護学科(地域・高齢者看護学講座)に永年ご勤務されたI田教授の「退官記念パーティ」が、
道後の「栴檀」で開かれた。
 
先生は、自分が勤務医の時は泌尿器科助教授で、その後看護科ができた時に、教授になって移られた。
自分が開業して間もなく、「えひめ排泄ケア研究会」の一員にならないかとお声掛けをいただき、
それから約14年位の付き合いになる。
そのきっかけとなってのも、今は亡き、中山の老健施設「紅梅園」の重見施設長さんからのお声がけがあったからだと後に聞いた。
世の中広いようで狭いんだとその時も思った。
今でも、あのカウンターから、重見さんがヨッコラショと降りてきて、おどけた顔で、禁じられているはずたばこを口に加えてニヤリと笑いそうな気だってしている。
 
重見さんはこの世にバイバイを告げたけど
(おれだって行きたくっていったわけじゃないんだからね、そこんとこ重々承知しといてね、とか言われそうだな、わかってますよ)、
I田先生はいなくなるわけではない、
第二の職場でまたバリバリの現役医師として仕事をされるという。
自分にはその自信は今のところはないのだけど・・。
それとまあ自営業なんで、定年がないという恐ろしい「制約」もあるのだけれど。
(この辺に触れだすとまたネガティブになるので割愛)
 
I田先生、お疲れ様でした。
 
そうやって自分が教えを請うた人たちが、表舞台から去って、
その先輩方の息子さんたちが二世泌尿器科ドクターに結構なってたりして、そんな彼らの学会発表聞いたりしてたりしてと、やっぱり時代は回っているのだ。
そんな時、自分の行く末を思ったりする。
「今までだって、未来なんてそうそう想像ついたわけじゃなかっただろ、
思ってみたところでなるようにしかならんよ」、と、頭のなかのもう一人が言ってくる。
ま、そりゃそうだ、誰がサックス吹いてるなんて思った?
誰が自転車乗ってるなんて思った?
 
そんなわけで、またまた死ぬほど日本酒を飲んで、
可愛い子ちゃんたちの似顔絵書かせてもらって、
さいごには「まわりみち」のママの絵までまた描かされて(実は描くのに非常なプレッシャーなんだけどね^^;)、
ほら、全然進歩なんてないじゃん!