だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#42 永井豪氏「どろろとえん魔くん」読んで、百鬼丸は早乙女門土ではないかという仮説にたどり着きひとり興奮する。

永井豪氏、「どろろとえん魔くん」2巻を読む。この巻で終わっちゃったよ。


タイトルから分かるとおり、手塚治虫氏の「どろろにオマージュを捧げた「えん魔くん」なんだけど、
豪ちゃんが描くので、もちろん「どろろ」は色っぺえ健康的な女の子で、「えん魔くん」は「イヤハヤ南友」系で、
物語の中に「どろろ」という女の子キャラがいるので、本家「ドロロンえん魔くん」の方の雪姫は出てこない。
 
妖怪退治とギャグとお色気絡めてストーリーは進行していくんだけど、
第2巻では、なんとあの「百鬼丸」登場!
妖魔の呪いで、自分の身体は何一つなく、妖怪を倒すたびに、失われた自分の身体のパーツが一つずつ生えてくるという数奇な運命を背負った男、それが「百鬼丸」だ。
永井豪氏が彼を描くと、なぜか、妖気が漂い、妖怪退治の青年というより、「百鬼丸その人が妖魔という雰囲気になる。
 
・・それで、ずっと考えていて、思いついた。
 
わかる人にはわかるだろうけど、
百鬼丸」=「早乙女門土」じゃないのか?って。
 
もし、永井豪氏が、このストーリーを書き続けたなら、「百鬼丸はこの世の悪を具現化したような男、早乙女門土にどんどん変貌してゆき、
そうなると可愛い女の子である「どろろ」は、「身堂竜馬」に変わらざるをえなくなり、
そうなると幼児体型のえん魔くんでさえもが、リアル「鬼公子えん魔」となって、
物語は、「地獄の閻魔」VS「世界をつくり上げる力を持った男・身堂竜馬withこの世の悪の全てである男・早乙女門土(しかしこの世界でももしかしたら門土は身堂竜馬の思念が作り上げた幻なのかもしれないではないか?)」VS「妖魔」という、
ほんま「バイオレンス・ジャック」ワールドに変貌を遂げてしまうんじゃないか、などと・・
 
だから、
百鬼丸」が、自分の身体に植えつけた?(わざと自分の身体の中に妖魔を招き入れたとしか思えない。それを表すのがまさに肩から生えた二本の蜘蛛の足ではないかと?)「妖魔」をみせて、
どろろ」たちにアバヨを告げるところで、物語は終わったのではないだろうか。
 
そういえば詳細は忘れたけど、「バイオレンス・ジャック」にもえん魔ワールドは出てたよね。