5時に目が覚める。
高橋真梨子さんの昔の「SONGS」specialを見る。
生きていくっていうことの辛さ、哀しさ、そして歓びに触れる。
でもsinger高橋真梨子は決して歌うときには泣かない、 自分の想いは歌と別のところにあるのだから。
彼女は母親が最後に暮らした公団住宅の空っぽの部屋で、 そう語った。
だから亡くなった母が自分の歌う「フレンズ」が好きで、 いくらコンサート会場で涙ぐんでいたからといって、私は決して泣かないのだと。
歌は歌。
歌に対して個人的な想いを入れて我々個々のリスナーが聴くのは勝 手だろう。
歌う側は、そうやって歌っていったら消耗するだけだろう。
そして、 そういった個人的な思いをも超越した歌がきっと残っていく歌なん だろう。
それが正しいかどうかは別として。
(たぶん自分は個人的な思い入れでしか歌を聴けない派だとは思うんですが^^;)
彼女の心の奥に眠る想いが、 あのクールでホットな歌声の秘密なのかもしれないな、と、 一瞬思った。
そして、自分が子供の頃流行った、「五番街のマリーへ」は、
歌謡曲なのに今も新鮮に聞こえるのは、 楽曲よりもしよりも彼女の声なのだという結論に至ったのである。
ジャジー英語バージョン