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だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#71 日本透析医学会に出かけてますよ。

医学・医療・病院
おはようございます。
朝の透析の回診を終えたら、神戸までバスで「日本透析学会」に出発です。
 
(と、病院行ったら尿閉のじいちゃん座ってました。)
 
昨日でしたか、透析クリニックで医師が患者さんの回路をぶっちぎるといういたたまれない事件がありましたね。
 
医者も、そりゃ人間ですから色いろあるとは思うんですよね。
そりゃあみんないろんなストレス抱えながら生きてるし、世の中明るい話題には程遠い感じもしますけど、なんのかんのいって岐路に立たされた時に選択してるのはほかならぬ自分ですもんね。
若造ならともかく、もうそうやって、半世紀以上も生きてきたんですからね。
泣き言は酔った時だけでいいんじゃないのかな。
(厳密に言うと酔って無責任に垂れ流すのは最も無責任度が高いのですがそれを言い出すときりはないので「すんません」で逃げてますけど・・)
それを「外部」それも一番弱い動けない状況にいる、それも自分のクリニックの患者を対象に発露したところが、なんか現代風だなと思いました。
いたたまれない話なのに、なにか地縛霊にとりつかれたように口を開けないでいる、そんな感じです。
 
って言う訳で、神戸で旨い酒を飲めるといいなと思ってます。
 
なんせうちのスタッフの発表2演題はもう昨日で終わってるわけで、そりゃ飲むしかないでしょって話です。
ひとつは「当院のESA製剤をネスプ一本化にした話」(別にキリンさんと癒着はありませんよ^^)、もうひとつは「しょせん4時間のHDで抜けるPの量なんていくら条件変えてもそう増えはしないんだよ」っていう演題です。
 
「患者さんのために」って言葉があります。あれも正しいんだけど、「自分のために」「医療というものの質を上げるために」であることも真実なんです。
でも、時々おれはここで一体全体なにをやってるんだ、って、村上春樹さん状態になることだって度々なんですよ。
おれがこうやって何十年もやってることに意味なんてあるんだろうか、って。
 
昨日、医師会の理事会で、会長が、
「医師会っていうのは地域医療とか地域住民のためにちょっとでも役に立てるようにほぼボランティアみたいにやってるわけで」と言われてましたけど、
たしかにそういった側面も多々あると思うんですよ。
でもそれはやっぱり、おまえらは生活に窮乏してないんからできるんだと揶揄する人もいるわけで、好きな奴らが「施し」でやってるんだからほっとけばいいんだみたいな誹謗中傷の念もあるわけで、我々は複雑な気持ちで立ち尽くす時だってあるんですよね、確かに。
人間って、話しあえば分かり合えるなんてあれは本当嘘ですよね。
お互いの立場でお互いのメリット・デメリットで客観的に判断してゆくしかない。だから日本の外交はインターナショナルになりえないって思います。
もちろん自分もそういうわけで、このちっぽけな診療所の舵取りでもアップアップというわけです。
 
まあ話をぶっ飛ばすと、だからおれは、政治家にはなれんなあとまた痛感したわけで(なりたいわけではない)、自分の職員のケアもろくにできないのに、そんな医師会で行政と渡り合うなんてとんでもないことですよ。
 
全くね、こんな愚痴、読んでる皆さんにはしょうもないことにしか映らないでしょうけど、悩みは尽きないわけです。