だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#177 村上春樹ロングインタビュー(2010)

考える人 2010年 08月号 [雑誌]

昨日は日曜日で、久々にdutyも入っておらず、病院に患者さんを診に行く以外は休みだというのに、雑事満載だった。

そして生活というものはそういった雑事からがほとんどが成り立っている。だから、自分の、ディレクションってやつはよっぽどしっかり見守ってやる覚悟がないと、容易に手のひらからこぼれ落ちてしまうのだ。

もう毎日結構必死でありますよ。

 

念願の「1Q84」を読んで、今の自分にとってはもっともjustbeatな「神の子どもたちはみな踊る」を読み終え、同名の映画があることを知り、Huruのお試し会員になり、PCで観て(なんて便利な世の中だろう。しかしその映画ナスターシャ・キンスキーのお嬢さんのhipが確かにいかしてたけど、いささか観念的すぎて響きかねるものであった。市川準監督の「トニー滝谷」の方に自分の中では軍配が上がったのだった。神様は、彼に、いずれにせよ大きなちんちんをくれたのだった。)、そして自宅の本棚の隣に置かれていた「東京奇譚集」を読み終え、土曜の夜から雑誌「考える人」(2010年夏号)の「村上春樹ロング・インタビュー」を読み続け、やっと終えたところ。

この雑誌、書店で見つけて、2010年に買っておいたのだった。それこそ「1Q84」読み終えたらじっくり読もうと思ってね。なんとそれから7年弱だよ。内容としては、実に実りのあるインタビューだった。村上春樹氏の博識ぶりには驚嘆した。

村上春樹氏は、文人としてはあまりにもマスコミにとっても一般的になりすぎたので、色々揶揄されたり、とんでも批評がついて回ったりしがちなのだけど、この人の、ストイックに自分の中の鉱脈を深く深く探っていっていることを崩さない姿勢だけをとっても、同時代の人間として彼の小説は読み続けるに値すると思う。関係ないけど、漫画の方の「天才柳沢教授の生活」みたいだなあなどと。自分はやっぱり、W村上(村上龍村上春樹)と一緒に生きてきたような気さえするのでした。

 

村上春樹選手との仮戦いをおえて作った、パルミジャーノを土台に野菜を焼くというシンプルな料理がなんだかいい感じでした。昆布のだしをベースに作った長ネギ入りの洋風味噌汁も自分ではファンタスティックな味でした。こうして一日は過ぎてゆくのです。