伊予市の花火があった。
いつの間にか「住吉祭り」から「彩祭り」なるものに名称が変わったので、コンセプトもなんか変わったのだと思う。まあそういった裏の事情には関係なく、我々にとってはこの日は「花火の日」でお呼ばれの日なんである。
そういうわけで花火の日曜日にはいつも、伊予市のT先生のお宅にオジャマさせて頂いている。今年も招待していただけて実にありがたい話である。奥様の誕生日も兼ねて(こっちがメインか^^;)の宴席なのである。気のおけない方々と楽しみたいと思いますと今年も挨拶してくださった。
医院の3Fとかバルコニーから見る花火は、まさに打ち上げられる浜からの真正面に位置しており絶景である。まあでも花火は8時からで、6時から宴会始めてる我々はもうベロンベロンで、特に自分は花火どころじゃないんですけどね。
去年はこの場で、始めたばかりのSAX吹いて、医師会の会長に忘年会で演奏させてくださいよ片隅でもいいですからと掛け合って、なんと実現してしまった。
今年は、密かに、2年前の夏から再開した(小学校から止まっていたので再開と言っていいのかどうか?)バイオリンのひとつの区切りとして、みんなの前で演奏しようと思っていたのでした。
下手でもそれなりの進歩はあるので、それを聴いてもらおうと無謀にも思ったのだ。だから忙しい中でなんとか時間を捻出して結構練習もしたんだけど、まぁ後で考えたらこんなもんかなという程度なんだよなあ。かなしいことに。それでも出来なかったことが、できるようになるというのは、ホント楽器演奏のマジックであり、それがあるから続けられるんでしょうねえ。
SAXなしの、今回ヴァイオリンのみ、押し倒されても酒かけられても6曲と決めた。
曲目は、アヴェマリア(バックなし)・ハンガリー舞曲・スイートローズ・A列車で行こう・星に願いを(Bluetoothスピーカーでバック演奏をかけながら弾いた、すべてJazzyなバージョン)、そしてハッピーバースデートゥーユー(自分なりにアレンジしてaloneで弾きました)でした。
乾杯して、ある程度酔っ払って、まあみなさんが歓談始めてから弾き始めました。自分としては80点の出来。ハッピーバースデーの最後の和音を弾き終えて、なんだか高揚と脱力が一度に訪れたのもご愛嬌でしょう。
その後はいつもの様に酒をますます喰らい、旨いものをいただき、いつものように美女たちの似顔絵を描いたわけですが、最後に相棒の泥酔というとんでもないアクシデントというおまけがこんなにも尾を引こうとは、人間なんてトシとってもホント進歩ないよなあ、というかわからん生き物だなあと、そんなこんなの日曜日でしたよ。
面白いね。生きてるがゆえ、どれもこれも、あれもこれも、それもこれも。