だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#280 「海街」と「言葉にできない」想いと。

海街diary 7 あの日の青空 (flowers コミックス)

 
やっと「海街Diary」7巻を読んだ。
酔っ払った二日酔いの頭で読み始めたけど、3回泣いた。
不意をつかれて泣いた。
こんな心の鈍麻した自分にもこんな涙がまだ残ってたんだなあというそんな涙だった。
ヒトとヒトとはどうしてこんなにも遠いんだろう。
近いと思ってたものがするりと裏返って、極北に行ってしまうようなそんな寂寥感を最近味わった。
そして去っていったものはやはりそう簡単には帰ってこないだろう。
おれも多分そして手を差し伸べないだろう。
またどこか出会ったとしても、ぎこちない笑顔を浮かべて、そして、また粛々とした日常に戻ってくんだろう。
でもね、ほんとはね、違うんだよ。
わかってるよ。
違うよ、それは違うんだ、心が歯ぎしりをあげてるんだ。
そうか、これは小田さんの歌詞だったよね。
♪ちがうきっとちがう 心が叫んでいる・・
「言葉にできない」だ。
ほんとに言葉にならないできないいろんな想いを、おれたちは、どこにどういうふうに葬ってやればいいんだろうね。
鎌倉の「海街」にも、松山のこの街にも、時は流れてく。
残酷で切ないほどに。
 

 

言葉にできない

言葉にできない