ピアノ始めて10ヶ月経過しました。
はじめてちっちゃいコンサートに出させてもらって、生まれて初めて人前で弾きました。
失敗しました。おわり。
・・まだ死んだわけではないので、「54歳からのピアノ」完結編ではないですけど、いろんな経緯で、島村楽器エミフル内のちっちゃなスペースで行われる「大人のピアノコンサート」にentryしました。
楽曲は「匠」と「ハナミズキ」です。大人の簡単アレンジバージョンですが、今の自分には必死決死ものです。
この発表に向けて練習を強化しました。
ピアノのスコアって大体が2ページ見開きでは済まないので、自宅で練習するときは見開きで弾ききって一旦手を休めて、頁をめくってまた再開というパターンとってたんですよね。
でもこれじゃあいかんのですよね。最初から最後まで、とちっても止まってもとにかく完遂するという姿勢で挑まんと本番では全然ダメなんですよね。
役に立たない練習法なんですよね。
それを先生に教わってから、そういった手法で練習に励みました。
でも一旦つまずくと頭のなか真っ白で修正不可能なんですけどね。
間違っても止まらずに次を弾きましょうと的確なアドヴァイスを頂きました。
それで次には、暗譜じゃなくって、ちゃんとスコアを目で追いながら弾くという方法を徹底させることにしました。
そのほうが間違った場所からのリカバーが容易だと考えたんですよね。
自分ながらいい方法だと思いました。
・・でも、本番ではあがってしまって理論通りには行きませんでしたけどね。
本番のあの張り詰めた空気、自分は6人中4人目でした。
最初っからピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」第1楽章だもんなあ。太刀打ち出来んよなあ。
自分の番になって、「こうやって話すのはなんぼでもいけるんですけどねえ」と前置きしつつ、高いスタンウエィのピアノ(何でも500万とか)で演奏させていただきましたけど、見事1曲目はこけました。
スコアを目で追ってたはずなんですけど、間違えた箇所から瞬時に復活することはなりませんでした。追えてないってことなんですよね。
2曲目のスローテンポの「ハナミズキ」でなんとか挽回した感じですけど、自分の自己採点でも50点という結果に終わりましたよ。
本番で間違うのはやはり自分に実力がない以外の何物でもないんですからね。
それでも不思議と達成感はありました。
ああこれでおれはまた次にいけるんだなあと、思うことができましたよ。
今回は全体で6組のエントリーで、クラシックの素晴らしい方が3組(ベートーベンとかショパンとか)、ポップス系が3組(自分も含む)でした。
そりゃあ54歳からのピアノですから、ショパンを弾きこなせるようになるなんては小指の先ほども思っちゃいませんけどね、それでももう少し自分を納得させてやりたいじゃありませんか。
まあそんなわけで、もうちょっとは頑張ってみます。はぁ。てな感じです。