だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#307 この週末 ③ 「有山じゅんじ復活祭〜松山ブルースフェスティバル〜」2016.7.3

https://www.instagram.com/p/BHbVvWFgIC9/

 

幾多の艱難辛苦を乗り越えて、
W Studio REDで開催された「有山じゅんじ復活祭〜松山ブルースフェスティバル〜」に行ってきましたよ。
 
open14:30、start15:00です。
 
14:30に覗いた時にはほとんどヒトがいなかったので、ジュンク堂を覗いて(奈良の大仏さんを立てる市井の人たちの連作集とか、運慶の一人称語りの本とか、杉浦日向子さんのムックとか、購買欲をくすぐる本たちを見つけたのですが、調べてみると前2つはkindle化してないんですよね、どゆこと?)、ちょっと前に帰ってくると結構ちょいヤバケイのおっちゃんたちが並んでる。自分もその一人か?
自分は、紙ではなくってスマホのチケットだったので、せっかく並んだ割にはなんだか確認に時間取られて、それでも3列目くらいに座る。
二日酔いなのにやっぱりハイボールを始める。音楽にはそりゃあやっぱりお酒でしょ。
 
ポン川村さんの軽い司会でstart。
 
このライブは「ジュークジョイントつる」さんというライブハウスのつるさんの企画立案でたちあげられたものらしい。なんでも有山じゅんじ氏が、闘病生活を送っておられ、その「復活のお祝い」ということで豪華なメンバーを呼んでの「松山ブルースフェスティバル」ということで、それでこんなすげぇメンバーなんだ。出るバンドをパンフで数えると9組でしたからね。
 
それで、まあ、と聴き始めたら、前座の地元バンドたちも全部素晴らしかった。
いやあ半端ないっていうんですかねえ。
 
そんでもって気合を入れて聴き続けるわけですが、
これまた飲み屋で偶然お知り合いになれた、和中(ご夫婦バンドの奥様の由美さんの方)由美さんの歌も、旦那さんの剛さんの有山じゅんじライクなギターも超々素晴らしかったのでした。
由美さんの歌声と歌は、なんかほんと関西フォークの現場を体験したわけでもないのに居合わせた感じしましたしね。日本語の歌はやっぱり沁みるよねえ。心にもからだにも。
その後のもはやほぼプロと言ってもいいくらいのブルースバンド「シカゴスリム」にはドカンと言わされてぐうのでも出ず、次のお医者さんバンド「オルギーズ」(Beatlesのコピーバンドだそうです)には知った顔を何人か見つけてびっくりしたり、でした。
 
長丁場なので一旦ブレイクの時間、開場はリストバンドつけてると出入り自由なので、近場のまつ地下で「カツ丼」を腹に入れる。
 
会場帰ってみるとわんさか人が増えて、立ち見客も^^;
 
生まれて1ヶ月で全盲になって2歳からピアノを引き始めたという「木下航志」さんのライブアクトには度肝を抜かれた。みんな渋い選曲たちだったよ。「Pesple get ready」は途中から小坂忠さんの日本語詩だったしね。
 
ショート・ブレイクを挟んで、真打ち・有山じゅんじさん、じゅんじさんが金子マリさんを呼んで(金子マリさんを生で見るのは実ははじめてだったので感動もひとしおでした)二人でいろいろやりました。「お金はやっぱりあったほうがいい」「梅田からなんばまで」(木村さんも?)その他なんか耳に心地よい曲達。はい、「それはスポットライトではない」もやりました。昔のLIVECDで聴きました。観客のえも言われぬおっさんたちがいろんな楽曲のフレーズをはもるのにもうならされた。あゝおれだけじゃないんだなあ、みんな昔の有山さんのこと知ってるんだなあ。
マリさんが一人で弾き語りで「風に立つ」(これ入ったCD持ってます)弾いて、それから木村充揮さんを呼んだのだと思う。順不同だけど、「嫌んなった」「おそうじオバチャン」(これは最後のセッション?)なんかもされた。相変わらず観客とのドタマかち割るトークも炸裂してたし。
そして、いぶし銀プレイヤーたちの「LOWLOWS」、「サウス・トゥ・サウス」にいたクンチョーさんや、ドラムの正木五郎やんやら、アンディ・ガルシアみたいな中内ジュリアンさんとか、もうそりゃ、たいへんな空気。
でもその頃にはもう観客である自分も5時間を超過して結構しんどく、自分も左肩が異様に重いし、冷房のきいた会場は薄ら寒い感じ。それでも後半から来たお客さんたちはライブハウスの壁際にたっての参戦なんだから、それに比べると極楽極楽ですよね。贅沢言うたらアカンよ。
最後のパートはオールスターキャストによるセッション、でも、観客たちがとっても長い間狭い小屋で座ってることを考えてくれて、キレのいいところで幕引きとなりました。
 
そして、休憩も入れてですが、ほぼ6:30にわたるフェスティバルが終わったのでした。
 
主催者の方、スタッフのかた、ミュージシャンの方、ホント素敵な時間を有難うございました。
音楽たちにはいつも打ちのめされるんですが、音楽はそれからしばらくして、立ち上がる力をこのちっぽけな自分にくれるんですよね。
 
Hit me with music!
 
*この週末①と②はfacebookにあげたので割愛なんですけどね^^;
 


金子マリ"それはスポットライトではない"@ bar chit chat

 

【追記 2016/07/08】
和中さんに指摘いただきました。
マリさんは「スポットライト」は歌ってないんだそうです。あはは。
おいらの聴いた幻聴だったのかな。上記の動画やら、なんというか4beat感の子守唄みたいなっていうか、語りかけてくれるような歌があったので余計にそう思ったのかもしれませんね。
本文はもう治す気力もないので、こうやって追記しておきます。ホント嘘書いてすみません。