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だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#319「第27回愛媛人工透析研究会」(2016/08/27)

医学・医療・病院 日々の戯れ言
「第27回愛媛人工透析研究会」at県医師会館。
今回の当番幹事は小田ひ尿器科の小田剛士先生。実は泌尿器科になってからのはじめてのオーベン(指導者)の先生である。
 
そんなこととは関係なく、学会は進んでいく。
 
この愛媛県という地域の特性なんだかどうなんだかわからんけど、ほんとみんな質問しないんだよね。
それにややともすれば苛々する。
自分は確か2回ほど質問したのだけれど、そりゃあ質問すればいいってものでもないけど、若い奴らの発表に労うためにも、なにか言ってあげるのが筋なんじゃないかと思うんですよね。
発表することも大事だけど、次に大事なのはジョインして、ディスカッションすることだからね。
最近は流石に減ったけど、発表のための発表みたいな低レベルなものもあって、ムカつくことだって多々あったか。
そういう輩に限って、質問に対しても平気で「わかりません」とか「今回は検討してません」とか言う思考停止フレーズをいけしゃあしゃあと繰り出して壇上から姿を消しちまうんだよね。
ポケモンがドロンした時みたいに腹立つ展開じゃねえ?
それに対してジジイたる自分は教育的指導する必要も時にはあるんじゃないかって。
それがスライドを作ったものに対する礼儀じゃないかと思うんだけど、そんなこと誰も思わんのかな?
自分が作ったとしたら、座長以外からは何も聞かれなくって、他からは無視されたら、それは演題自体がツマランものなんだと思って落ち込むだろう、と、自分は思うんだけどな。
 
当院の発表は「クエン酸第二鉄水和物・スクロオキシ水酸化鉄の使用経験」というものだった。
 
商品名で言うところのリオナとピートル(いずれもリンの吸着剤である)を少量投与して、鉄のパラメーターの変化と、造血能に対する影響を見たというもの。
予想どおりの質問を受け、会場外でも自分も他の診療所のNrsの方とか、臨床工学技士の方に質問受けたから、まあちゃんと聞いてもらえたのではないかと納得はした。
医学が発展(ちょっと大げさですかね)してゆくには互いに自分の手の内を晒すことが必要なんだと思う。
だから稚拙でも自院のデータを公開して、他からの審判を仰いだりするのがいいんじゃないかと思うんですよね。
それで冒頭の「質問もっとしたら?」っていう話に戻るんですけどね。
 
まあ学会場にいて、ぼーっとではあるけど、最後の特別講演の松山赤十字・血管外科の山岡輝年先生の「糖尿病患者の足病変と閉塞性動脈硬化症」まで聴いて、自分の前を駆け抜けていった何人もの患者さんのことを思い出したりして、会が終わって山岡先生と話したりして、ちょっと奮起しただけなのかもしれませんけどね。
 
新しいようで古い、何も変わっていないでそれでも治療薬はちょっとずつ(かなり)進歩している、それでもやっぱり自己管理が非常に大切だという点では古くから何も変わっていない、そんな透析医療に関わり続けて28年、自分にまだできることってあるのだろうか、そんな感慨を抱いた夕方でありました。まあそれからいつものように夜の街に突入なんですけどね。
 
えらそうですみません。