だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#337 第50回四国透析療法研究会と、ポケモンと、今回は善通寺のぶっかけうどんでした。

2016年10月23日(日曜)は、朝の7時発で香川サンポートに。
第50回四国透析療法研究会でした。
今回は総勢12名での参戦ですが、うち技士10名で、なんかうちの臨床工学技士さん異様に増殖してます。
それなのに当院からの発表はなしという、ちょっと情けない状況。
 
で、学会の話はさておき、
 
サンポートにはポケストップもポケモンもてんこ盛りでした。
釣りをする人、ジョギングする人、ポケモンする人、ポケモンしながらデートする人、フリーマーケットを楽しむ人、
そんな感じでポケモン率も異様に高かった気がします。
自分も新種も何種類かゲットで、学会場に帰る間際にピカチュウもゲットできましたよ。
 
隣の玉藻公園も、行く途中に通過した栗林公園も、なんかすごいことになっとりました。
 
最近の透析の学会では、
災害、貧血管理(鉄を含んだリン吸着剤は鉄補充を円滑に進め、増血剤の使用量を軽減できる)、onlineHDF、フットケア、高齢者のケアを含む透析(介護施設での介入)、などというものがトレンドで、
長く医者をやっている自分にはなかなかスカッとするモノが出てこないのが正直なところです。
 
そんな中で聴いた、
ランチョンセミナーでの赤塚東司雄先生の「透析施設の災害対策」は非常にクリアカットで、ふんふんと身を乗り出して拝聴しました。
立て続けにあった、あの高名な川島病院院長の水口潤先生の「腎不全の総合医療を目指して」という特別講演も、非常にクリアカットで、なおかつ多くの示唆に富むものでした。
結構日々の透析医療に埋没して疲れ果ててる自分にも一抹の光明をともしてくださるような勢いでした。
 
ほんと一人の人間にできることなんて限られてますもんね。
 
自分の人生だって有限なものに違いないのに、
誰かを助けられるなんておこがましいこと言っちゃってほんとにそうなの、と思ったりもしますが、
助けるんじゃなくって、共に日々を過ごして、ちょっとだけ医療的な優位性はあるので、そこでアドヴァイスをしてあげる、そのくらいでいいんじゃないか、あとはやっぱりその患者さんの「way of life」なのでそれ以上の介入は相手がどう取るかなんだよね、と考えてももういんじゃないのかなあ、とも思いました。
ああ、やっぱり助けるなんておこがましい発言だわ、何度も目の前の命を失ってますもんね。
日本人は兎にも角にも親切というか、微に入り細に入りをしないと気がすまない所あるですからねえ。
かく言う自分だって患者さんの為とか理由をつけたいがために押し売りしすぎとんかもなんですよ。
でも時々切れますけどね(汗)
自分の中の整合性皆無。
意味不明な文章になっとります。
 
まあ、久々に腹膜透析に関してのnegativePDではなくってのpositive論も聞けてよかったと思います。
 
さてと、特別講演を終えてみんなで向かったのが、
高松からちょっと離れた善通寺の「山下うどん」さんです。
コシのある肉ぶっかけ(冷)をいただきました。うまかったなあ。ほんと外れた場所なのに途切れることなくお客さん来られてましたよ。
 

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そんなわけで、またヘロヘロの一週間がなんとか終わりましたよ。
 
そういえば、たまたま、瀬戸内芸術祭2016の作品も見れましたよ。
木で作られたNestみたいな建造物に入って、出るときに銅鑼を鳴らさせてもらえるんですよね。
そのどぉおおんって音が海のそばに響いて気持ちよかったです。
 
(2016/10/24記載)

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*作品No. 172
国境を越えて・海 リン・シュンロン(林舜龍)
前回の芸術祭で台湾から豊島を航海し、また台湾に戻った「種の船」が、今度は高松港に到着する。
 
 
新たに組み立て直した船は、種の漂流をイメージ。