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だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#356 ぼくがここにいる理由

 
もう随分長い間、ここにいたね。
今もそう、こうしてこの席に腰掛けている。
窓の外で、景色や時間が流れてく。戦争や嘘や火事や災害が流れてゆく。
おれも随分長いこと誰かのyesmanだったんだ。
yesmanだから誰かを傷つけてもいいってことには決してならないけどね。sorry,sorry,sorry.
 
きみがこうやってここにいるのも多分理由はあるはずだ。
おんなじ理由かちがう理由で、おれもここにいるのだと思う。
もう遠い昔のことだからぜんぶ忘れちゃったけどね。
忘れたら、そう、思い出せばいいってそんな簡単なことになんで気づけなかったんだろう。
 
過去は戻らない、だから出てゆくのも帰ってくるのも勝手だ。
誰がドアにカンヌキをかけたっていうんだ?
ほら風にドアの軋む音が聞こえないか?
今度バタンと音がしたらドアは開かれるだろう、その知覚の扉の向こうにはきっと懐かしいジム・モリソンの声だ!
 
音楽が流れてるよ。
音楽が流れてくるよ。
おれたちが死のうとした夜も終わったんだ。
すべてが終わって灰になっても、おれの魂の奥底のあたりでざわついてるものは消せはしない。
 
音楽には意味なんてないのかもしれない。
でも感じるものの心の数だけ音楽はあるんだと思う。
コトバや音は、おれを殺し、きみを殺し、
そしておれやきみや、あの娘をも、よみがえらせて、そして救ってくれたんだ。
 
足りぬことを知れ、昔の人は言った。
足りない人を貶めて実は自分をも貶めていることを知れ。
きっと繰り返す愚かさにも実りの雨は注ぐだろう。
耳を澄ませてごらんよ、
耳を澄ませてごらん、ほら、音のない優しい雨が降っている。
 

Kiosque de Peynet


Peynet was here

Un cœur a prendre , kiosque de Peynet Valence Drôme France





 
 
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こうやってこの人生に55年間居座り続けている理由を探そうと思ったこともあった。
今も答えを欲する時があるのはあるのだけれど、
そこに重きを置くくらいなら、先に重きを置く方がいいと思っている。
だって、無限の生などありはしないし、おれが死んじゃって転生輪廻したって、それは今のおれじゃないんだからね(2017/01/09 15:21)。