だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#428 Blue in heavenと中村ハルコさんの写真。

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(写真撮影可だったのでとらせてもらいました)

 

 

目が覚めると午後のだるい光
遠くで羊が草を食んでいる
戦車の砲弾が作ったくぼみに泥水が溜まっている
その水辺で鳥がさえずる

 

死んでいった友達が白いドレスで微笑んでるよ
ここは天国?ここは地獄?
まだどちらにも行けそうもないのでここにいるよ

 

この場所で息をして
この場所で笑って
この場所で泣くんだ

 

そろそろバッカスを呼ぼう
そろそろ火を起こして食事の支度をしよう
夜はまだまだ冷えるから温かいお酒も必要でしょう
ブランケットの中の君の温もりを覚えている

 

あの日
バイバイした君の指は氷のように冷たかった
でもまた
きっと君には何度かは会えると思うんだよ

 

BLUE IN HEAVEN
天国に絡まって
天国にもつれて

 

 

 

 

 


確か、夏(2017.8.20)に、東京都写真美術館に「アラーキー」を見に行ったのだった。
そのときに、併設されていた写真たちの中の少女が目に止まった。
中村ハルコさんというフォトグラファーの写真だった。
”「光の音」より”の写真だ。
この写真をみながら、昨日の夜に描き上げた。
トスカーナで撮られた写真だそうな。
この写真にinspireされてできあがった自分の絵は、この写真からだいぶ離れてしまったものの、なんとか完成したのだった。
そして、
できあがった自分の絵は、
先日も述べたように、もはや自分の絵であってそうではなく、
見るときには、もう自分も一観客としてその絵を楽しんでいるのだった。

今調べてわかったけど、
写真家の中村さんは膵臓がんでなんと44歳で他界されたのだそうだ。
なんてことだろう。
ありがとうです、中村さん。