だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#462 「安野光雅展-花と歌、文学の絵本から-」(at奥田元宋・小由女美術館 2018/09/9)

 

今日は敬老の日ですね。

ところでこんな時代で、敬老って一体何歳からなんだろうね?

 

先日広島の三次市の「奥田元宋・小由女美術館」に行きました。

お二人とも三次市出身の方で、一人は高名な日本画家(故人)で、もう一人は人形の造形作家で、お二人は夫婦であったとのことで、とても素晴らしい美術館がとんでもない田舎に急に出現するわけで、近くにはワイナリーとかもあったりするという、世の中本当に地方の時代なのかもしれませんね。

 

そこで絵本作家の安野光雅さんの展覧会をしていました。

安野光雅展-花と歌、文学の絵本から-」

安野さんの絵は水彩タッチで、かつ非常にロジカルな感じだと思っていましたけど、他にも知性と教養に満ち溢れた絵がたくさん展示してあって楽しめました。

 

売り場で、安野さんが絵について語った「絵の教室」(中公新書)という本と、大判のスケッチブックを買いました。

自分が、朝ホテルでiPadに描いた絵も、店員の方に見てもらいましたよ。なんだか嬉しくなっちゃってね。

もう一度巡回したあとに立ち寄ったミュージアム・ショップでは、実は自分が以前東急ハンズで買って使わないで持っていた「あかしや水彩毛筆ペン」が置いてあったので、それで遊んでみて、それ用のパレットを買って、これ使って何かやってやろうというような高揚した気分にもなったりしました。

なので、雨で急に決めた訪問ではありましたが、とても良い展覧会で美術館でした。

ミュージアムショップで落書き

 

実は前夜は、尾道から少し外れた海辺の高級ホテルに泊まって、美味しいご飯とワインをいただいたのでした。

泊まったその部屋に、Diorをまとったスターたちの写真集(洋版)が置いてあったので、食事とお酒の後に、一心不乱で 、iPad に彼女たちをモチーフにお絵描きを始めたのでした。

酔ってるせいもあってか、Zenbrushという筆のアプリを使って描いていると、だんだん恍惚状態になってきて、次はこれ次はあれだという風になってきて、5枚は描いたでしょうか。

 

それなのに、実は保存してから delete しなければいけないのに、上書き上書きで描いていたために、翌朝起きてみると手元に残っていたのは最後に残った1枚だったという。

とてもとても悲しい結末だったわけです。

 

それでも高揚感はまだ体の芯に残っていたのでしょうね。

朝食を食べてから昼のチェックアウトまでに、また iPad に向かって昨日と同じモチーフでまた違う絵を描き始めたのですから。

 

で、思ったのは、絵も演奏もパッションだよね、ってこと。

その場で悩んでいても前に進む瞬発力がそがれるだけだ。

だからパッションを出し切るために、日常の努力とか練習とかデッサンとかがある、そう思えば努力は努力ですでになくなっている。

 

そうでしょ?