だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#468 今日は相棒と6曲と長めのjazz sessionです。

 
今日はトランペットの相棒と2人でワインバーでライブをする。
そんな大層なものではないのだけれど、ワインバー「グラン・クリュ」のオーナーのご厚意で、30分ほど、プロのピアニストがバックをつとめてくださって、我々二人が、サックスとトランペットでjazzをplayするというものだ。
 
彼と知り合って、来月で1年になる。
1年なのに果てしなく長い気もして短い気もする。
でも1年前には彼との関係性はnothingだったんだから、遠くまで来たんだろう。
彼は実は転勤族なので、その関係性が、彼が去ってたとえ消滅しても、残るものはきっとある。
そう思いながら練習しても、
・・・オイラの楽器から出る音色は相変わらずしょぼいのだけれど。
 
その前に、本業の仕事もある。
夜に、某製薬会社で1時間くらい社内講師もするのだ。
 
今日は大学のセンセイがバイトなので、ひさびさゆっくり。
アサからコーヒーを飲んで、練習をして、またスケッチを1枚描いた(上のです)。
 
自由になるということはどういうことなのかといつも思っている。
どういう状態なったらおれはハッピーなのかって。
チェロ奏者のヨーヨーマさんのドキュメンタリー映画を何回かに分けて観た。
シルクロードプロジェクトの映画だ。
みんな音楽という自由を手にいれるために、いろんな不自由をうちに秘めながら弾いていた。そんな映画だった。だけど最終的に解き放たれた音楽は何よりも素晴らしかった。
そこまでどうやったら到達できるのかとか思いながら、いつもよちよち歩きを繰り返しているような気がする。
 
戦時中に拘束されて獄中で死んだ「尹東柱ユン・ドンジュ)」さんの新聞記事を読む。
彼は治安維持法違反の疑いで逮捕され、福岡刑務所で獄死したとのことだ。
彼の詩が掲載されていて、中原中也のようにシンプルでココロを射った。
 
失(な)くしてしまいました。/何をどこで失くしたのかわからないまま (略) 石と石と石が 次から次へ果てしなくつづき/道は石垣を縫い込んで延びていきます。 (略) わたしが生きているのは、ただ、/失くしたものを探しだすためなのです。
 
「道」より

 

いつも同じようなことを書くけど、一つ一つ解決していくしかないだ。
それがよちよち歩きでも。
 
なくしたものはかつて存在したものなのか?
なくしたものだって、生まれる前からあったわけではないのだったら、今から見つけて、涙しても決して遅いわけではないんじゃないか。
 
だから、今夜一緒にやるトランペットの相棒とも、(オレは信じてないけど)1年以上前のどっかの時空で触れ合ってたのかもしれないじゃないか?
 
自由になるためには、自由に音を奏でるためには、、、
 
・・まだまだ途上だ。
 
 
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