だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#510 キャンディーズが歌ってるよ。ランちゃんが歌ってるよ。

My Bouquet(特典なし)

 
光と影
光と影
光と影がいつもある。
影の向こうには光があり、光の向こうには影がある。
俺はどちらかを見てどちらかを見ない。俺はどちらかを見てどちらかを見ない。
でもそんなときはいつもしっぺ返しを食らうんだ。
その時もう一つの自分を見る。その自分はいい顔してる時もあるし、どうしようもなく情けない顔している時もある。
 
長い時間を生きてきた。
もうこれ以上何をどうしろっていうんだ。
もう十分じゃないかってもう1人の自分が言う。
まだまだだと思ってる自分がいる。
朝から病院に呼ばれてやってきた。
 
外来でいろんな患者さんの話を聞いて、その場その場の判断で仕事をして、いつの間にか1日が終わる。
その繰り返しに疲れている?満足してる?
ちんけな言葉で言うと、生きてるってなんだろうね?
息をして飯を食って糞をしてセックスしてそれで例えば種を残せばそれで満足かい。
 
昨日は四国厚生支局の集団指導というやつがあった。
ご丁寧にいろんな保険診療のAyoZを教えてくれた。
こうやって授業みたいに聞くことに対して、なんて言うのかな、自分からいくんじゃなくって他人から教えられるものに対してほんとに触手が動かなくなってきて久しいね。
自分から求めるものだけが、自分が得られるものなんだろう。
 
学校でいろんな授業を学んだ。1時間目は国語で2時間目は英語で3時間目は日本史で4時間目は地理で5時間目は物理、絶対そんなの無理に決まってるよね。でもあの時はみんな平気な顔でその授業聞いてたんだよね。何のために、誰のために。いや受験ていうのは技術だし、その技術があって初めて真実にたどり着く・・なんてことをみんな信じていた。偏差値で判断されて偏差値の高いものが正義と言うふうに言われた。決してその考えは間違いじゃないだろう。でも人生で顔に偏差値を貼り付けているやつは今の知り合いにはあまりいそうにないぜ。
馬鹿の顔には馬鹿って残念ながら書いてあるけどな。
 
厚生支局での集団指導が終わって街に繰り出して、病院の納涼会だった。
「俺のフレンチ」貸切で、飲んで食って騒いだ。
2次会はいつもとは違うメンバーで「神戸ガレージカフェ」に行った。
店のギターを借りて、かきならして、女の子とキャンディーズの「春一番」を歌ったよ。
春1番素敵な歌だね。
キャンディーズがいたあの頃、すーちゃんが生きてて、ランちゃんのリードボーカルをとって、ミキちゃんはちょっと違うポジションにいたあの頃。あの頃高校生だった俺らは何を考えていたんだろうね。
 
Wowowで「宇宙戦艦ヤマト2199」やってる。
それもオリジナルは高校生の頃だった。
テレビ番組の最後に、地球滅亡まであと何日と言うテロップが出ていた。それが受験という宿命を背負った自分の人生の終焉にも思えて、毎週毎週手に汗を握りながら見たものだ。地球の滅亡を回避するために、何万光年も先のイスカンダルまで無謀とも言える旅に出たヤマトのクルーたちは何を信じていたんだろうね?そりゃドラマだから、地球は滅亡が救われるんだろうとは思ったけど、でも、日本は太平洋戦争に負けたからね、神風なんて吹かなかったよ、吹くわけないよな、物質的な差異が多すぎる、あー俺は何を言ってるんだろうね。
 
60代で膵臓癌で死んだおふくろ。
88位で多分心筋梗塞で1日苦しんで死んだ現役医師を貫いた親父。
彼らの人生について時々思いを馳せることがある。
でも思いを馳せるだけで何かを考えるわけでは無い。
みんな行き着く先は一緒だ。そこを回避することができない。
死ぬまで現役とか、夫婦95歳まで生きるまでいくら必要だとか、なかなかリアルな話ばかりが歩いて歩いて歩いて歩いているよ。
 
そんなとき、
生きることについて生きていくことについて、
ランちゃんが答えをくれるんだよ、
♪もうすぐ春ですね 恋をしてみませんか
ってね。
あー。素敵だね。
 
さてさて、
頭は回ってないけど、
昼から愛媛大学に行って排泄ケアの講師をする日曜日ですね。
 

 

春一番

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