だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#514 廃人日記③ 日本透析学会の夜(2019/06/29 夜)

 
神は空の上からじっと人の営みを眺めているのだろうか?
莫迦とかほぉとか思わず、ただただ眺めてるんだろうな。
そして地には人がいて、そして日が昇り日が暮れて夜がくる。
 
新横浜で待っていてくれた電車に乗って、桜木町で降りて、高層ビルに背を向けて野毛の街に踏み込む。
ディープな店ばかりだ。
 
その中で、やっと見つけた「三陽」と言うお店、友がセッティングしてくれたのだ。
毎年1回透析学会の日に2人で飲むのが恒例だったけど、いつのその周辺のスタッフで飲んでいるし、uroのドクターももうひとり加わった。楽しい限りだ。
このためだけに来ているといっても過言では無いだろう。
 
今回は総勢10人だった。
自分はもうヘロヘロで、やはり多少はテンションは低かったけど、
勧められるままに焼酎を飲み続けて(多分1本ぐらいは飲んだかな)、さらにヘロヘロになったところで、
狭い場所ではあったけどカバンの中から道具一式を出してお約束のお絵かきを始めた。
描いているとやっぱり楽しくなって、結局3枚描いた。
静岡から来られた彼女たちは輝いていた。いつものように写真も一緒に撮らせてもらった。エアチューもした。
ますます楽しい夜だ。
声が出ないことと体がどうしようもなくしんどいことを除けばね。
 
一軒では忍びないと、雨の滴るシェイドの下でホルモンを食べた。
そして手を振って自分たちの居場所に分かれていった。
なんかこんな言い方するとかっこいいでしょう?
 
でも来年は大阪できっとまた会える。その間みんなで何が何でも生き延びよう。
1人は静岡で先代をついで全国区展開をされてるuro開業医の先生であり、
もう1人は横浜でこれまた先代を継いで去年開業された。
きっと、みんなそれぞれのポジションで、日常はああでもないこうでもないとつぶやきながらがんばっているんだろう。でも立場が違っても、泌尿器科という言葉ですんなり腑に落ちる部分もたくさんあるんだ。
オレだって、今は泌尿器科以外は考えられんもんなあ。
 
落ちてしまいそうな体を支え、
飛んでいってしまいたい心をホテルのベッドに押し込めて眠りに落ちる。