だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#547 「しろくまカフェ」でまったりと過ごしたい日曜の朝。

 
なんだか久々の日曜日のような気がする。
コーヒー豆を挽いてドリップでコーヒーを入れる。うーんいい香り。
あー、病院に出かけなくてもいいんだ。
でも起きたときには相変わらず左腕はちぎれそうだし、この年になるともう寝だめなんてできっこないし。
朝が来て夜布団に入るまでをいかにしのぐって言う感じの日々だよな。それでもじっとしていられないんだけど。
 
朝から介護保険の予習をする。
ヒトの助けを借りなければ生きていけない世の中は幸せな社会と言えるのか?でもその枠組を社会として作ろうとするのは重要なことだ。いかに生きていかに死ぬかを自分で決めれない社会もどうなんだろうかとは思うけど、所詮ヒトは一人では生きていけないし死ぬまで誰かとか何かにすがるのだ。線を引くことはほんとに難しい。
 
スタッフの女の子が時々貸してくれる「しろくまカフェ」の1番新しいやつをやっと読み終えた。
初めに読んだ時は、なんて怠け者のパンダ野郎と非常に腹を立ててたけど、最近では彼の生活リズムにも慣れてしまっている自分がいてちょっと驚きだな。
 
漫画家のヒガさんは、動物を書くのが非常にうまい。
かといって人間の登場人物も数人出てくるんだけど、彼らだって素敵に描いているんだから、なぜ動物ばかりの漫画を描くんだろうとか思うけど、やっぱり動物が好きなんだろうな。
絵だけ見てると動物には喜怒哀楽の表情は実はほとんどないので、セリフが入っているから人間みたいな感情を表出できるわけなんだけど、ペンギンくんなんて何考えてるんだか今でもわかんないよね。
 
何が言いたいのかわからないけど、「しろくまカフェ」みたいなとこでまったりと時間を過ごしたいなぁ。
先の事や昔のことやいろんなことをくよくよ考えずに、ただまったりと時間を過ごしていたいなぁ。
あそこいたらパンダくんとかいじめちゃうかもなあ。
ナマケモノ先生と添い寝したいよなあ。とかいろんな空想をする。
多分自分にはじっと座ってることは無理だろうけどね。
 
ああ、やっぱり俺は最近疲れすぎとるよね。
 
P.S.そんなこんなでお絵描きであります。
 
しろくまカフェ today's special 3 (愛蔵版コミックス)

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#546 鳥居のWebセミナー「透析患者の便通マネージメントとリン吸着薬」聴く。

今日は勤労感謝の日だな。
「ずっと働いてきた人は今日は休んでいいんですよ」とかトンチンカンなことを朝の回診から透析患者さんに言ったりする。
何言ってんだろうね?
 
最近、こういった外来のない休みの日は、時間があれば(あれば、だよ!) ネット環境で勉強をするような習慣をつけたらちょっとでも違うんじゃないかなんてことを思って行ったりしている。それはもちろん専門医をの点取りもあるんだけどね^^;
 
昨今リアルのセミナーが減って Web セミナーはやりだ。 
web セミナー Web セミナー!なんじゃあおぬしは?って感じだ。
コストを削減してなんだかせこい時代になったなと、製薬会社の戦略に関しては色々思うことがあるけど、それに寄生していた人だってたくさんいるし、自分もその一人だったので、まあ時代の流れに逆らうものではない。
 
そんなわけで時間を成約され過ぎなWeb セミナーは滅多に聞かないんだけど、今回は自分の知っている先生のセミナーということと、オンデマンド配信という聴きたいときに聴けるという環境だったで聞いてみた。
 
鳥居製薬 Web セミナー「透析患者の便通マネージメントとリン吸着薬」福岡赤十字病院・腎臓内科部長・満生浩司先生の話だ。
 
満生先生の顔がパソコンの画面に出て、あのダミ声を聞くと、本当に20年以上前のことが 蘇ってくる。
日赤腎センターで指導していただいたのだ。
泌尿器科では専門医も取得していて、皆さんよりは年寄りの自分だったけど、腎臓内科に間しては専攻医(今の研修医よりも薄給)としてエントリーして、2年弱を松山赤十字病院で過ごした。その2年は辛くハードだった。でもその時期が、それまで泌尿器科としてしか生きてこなかった自分が、内科の視線で透析という分野を見ることが少しだけできるようになったという、いわば今の自分の礎を作ってくれたので、感謝以上の感謝ではある。いやほんと泣きそうなくらい辛かったけどね。
あれからもう20年以上過ぎたんだよなぁ。
みんな偉くなって、鶴屋先生は奈良県立医大の教授で、満生先生は大都市・福岡での部長だもんなあ。まあ自分はずっと死ぬまでイチ開業医ですけどね。
 
で、透析患者の 便通マネージメントの話とリン吸着薬の話だよ。
鳥居製薬からはリオナというリン吸着剤が出ていて、はなしはそっちに誘導されるのかと思って聞いてたけど、その辺はやはりアカデミックにまとめられており、投与の判断は各医療者に任せるというまとめでした。
患者さん自身も大量の薬を抱えて帰りながらも、さらにやっぱりみんなすぐに薬に頼ってしまいがちなのが現状だ。
減らしたい減らしたいと言いながらも他の薬を希望するんだよなぁ。
日本人のリンの吸着剤の平均錠数は6.7だとセミナーの中で言われていたけど、もっと多い印象もあるよなあ。
俺の処方いかんのかなあ。

#545 so heavy

昨日のやっつけ昼飯。オトコご飯には目玉焼きはほぼ必須アイテムかも?
 
 
今日も疲れた。
 
対外的な、今やってる活動も、人から見ればかなりのペースでしているかもしれない。
だけど自分は実は精神的には引きこもりなんじゃないかと思う。
なぜかと言うと、外に向かって世界が開かれていないように感じることが増えているからだ。
自分の作り出す世界と、自分の作り出す以上の世界が触れ合ってスパークして、新しい something が生まれる。
そんなワクワク感をなんだか最近体感していないような気がするんだよ。
 
絵を描いている一瞬にそういう煌めきのような、奇跡のようなものが、本当に ほんの一瞬だけ訪れるんだ。
だけどそれは、朝目が覚めてみると遥か彼方の手の届かない彼方に去ってしまっているんだよね。
お酒を飲んで絵を描くこともたくさんあるけど、
その感情はお酒のせいで修飾されているだけじゃないと思うんだ。
 
仕事は粛々としている。苦しくっても楽しい。
粛々と言うより 馬車馬のように働いており、気がついてみれば夜になって誰もいない部屋でこうやってパソコンに向かって喋っているだけだ。
疲れて頭は回らない。
 

遮断器が降りて、電車は今日も走り去る。オレンジ色の電車を作り上げた若手社長はさぞ満足だろうな。
 
 
愛媛新聞2019年11月21日。
作家の高村薫さんがいいこと言っている。
「政治を語る私と、小説を書く私は全く別の人間です。小説家は言葉にできないものを表現するために、その周りを少しずつ言葉で埋めていく。でも政治は逆。徹底的に理性の言葉で語るべきものです。今の政治家をちゃんと語らないから、私は腹が立つわけです」
 
自分が医療に関してやっているのは、高村さんほどは明確ではないが、どちらかと言うと理性の実践なんだろう。
そこでこぼれ落ちるいろんなものが、
歌を作ったり、絵を描いたりするということになっているような気もする。
でもそいつは、いつものように、自分を買いかぶりすぎてるだけの話かもしれない。
 
とにかく自分に残されたタイムリミットは本当にもう極めて有限なのだよ、という焦燥感が、自分を突き動かしている。
 
矛盾するかもしれないけど、お酒がもっと楽しく、時間かけてゆっくり飲みたいな。
そんな気分もつのっている。

#544 violinのレッスン風景を録画していただく。

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島村店頭で演奏しとります^^;
 
2019/11/06(火曜日)のバイオリンのレッスンは、島村楽器のホームページ用の レッスン風景の録画でした。
 
・・と言っても、昔のように人がビデオカメラを構えて「はいいきますよ」とかいう感じではなく、 広角レンズのビデオカメラが三脚に立ててあって、ずっとそれが我々の一挙一動息をチェックしているというものです。
後で編集するのだとのことです。そりゃそうだよなあ。
なあんだじゃあぜんぜん大丈夫じゃん!とかと思ったけど、レッスンが始まるとふたりとも妙にカメラを意識してしまって、
お互いになんか標準語で話してしまったりしてるし、いつものように一回弾くとちょっとしんどいから休憩とかいうのではなく、普通にちゃんと弾いて、その場で出来なかった部分をまた弾き直して、それに先生がアドバイスをくれて、またやって・・とか、おいおい、ほんとにレッスンみたいになってしまっとるよ。そしてもう1回 CD に合わせて一曲丸々と演奏するという、なかなか濃密なものでした。
 
曲はずっと夏からやっている「ワンノートサンバ」と、今度12月に医師会で演奏する予定の「recado bossa」です。
どちらも非常に速い曲なんだけど、特殊な練習用尾CDプレイヤーで-10%とか -15%でplayしてギリギリなんとか行く感じ。
いやー、やっぱりこうやってたまには何かに見られて緊張してやるのもいいね。
でも芸能人とがそれが日常になるから、だんだん意識しなくなってしまう、いや意識しない意識が日常になっとる?のかもしれないけどね。
 
後で先生と話したのだけど、
もう先生に習ってたぶん4年ぐらいになるのかな?初めは一年でものにして下さいとかとてつもないこと言ってたけど、やはり音楽というのは果てしない道で、特に小学校以来 数十年ぶりにバイオリンに本格的に取り込む自分にとっては、最初は どうなるかと思ったけど、それでもちょっとずつは進歩するのですね。
どなたに聴いていただいても、まあまあかっこよくって、これが自分の音だというものが出せるようになるまでは、もうしばらく頑張っていたいと思いました。
 
あはは、ほんと普通の感想ですね。
ちゃんちゃん!

#543 音楽はハードだ。キイハンター「非情のライセンス」の譜面作って歌ってみるけどなかなか爽快感までいかんね。

 
好きな音楽をやるっていうのは結構難しいことだね。
いろんな楽器をやってるけど、今年の初めから、最後の最後に 独学ではあるけどギターを始めた。
ギター、そりゃあフォークギターをでコードをかき鳴らすってことは中学生の頃からやってるけど、理論やらソロやらそんなものには 程遠い感じだった。でもちょっとでも自由に弾けたらいいなと思って独学ではあるけどコツコツやってる。
ジャズギターの華麗なアドリブなんて死ぬまで弾けないかもしれない。
でもせめて、指板の上でほんの少しでも自由に踊ってみたいじゃないか!
 
まあみんな一緒なのかもしれないけど、いろんな参考書を手に入れては、ちょっと見ては挫折している。
こないだからやり始めたのは Amazon の中古で買ったもの。
布川俊樹さんというジャズギタリストの方の 「ジャズギター初心者のための12ステップ・バーチャル・レッスン ジャズ・ギターへの登竜門」というものだ。それをコツコツやってるわけだけどまた、挫折しちゃうのかな 。
 
今年の初めからやり始めたとか言って、何のかんの言ってももう11月だもんな。
人前で一応ギターを弾いたりはしてるけど、まぁ本当にお恥ずかしい限りレベルなんだな、これが。
昨日音楽教室で、知り合いの方から「何が一番難しいの?」って言われたので、即答で「ピアノです!」と答えておいたけど、ピアノは本当にどこにも届いてない感じだね。でもピアノでの4度進行とかそういうやつが実はギターでも一緒だということがわかっただけでも良しとせないかんよね。
 
そして、素人にとってはね、学ぶこととまた楽しくプレイするっていうことは実はちょっと違うっていうことが、結構切実に分かってきたりして、
最近どんよりと苦悶してます。音楽は音を楽しむと書くけどなかなかそのレベルまで行ける日は難しいね。
天啓のように思いついて 若い人は知らないだろうけど、
野際陽子さんとか千葉真一さんが出てた1960年代末の国産アクションドラマ、今で言うとミッションインポッシブルみたいなものかな?の、キーハンターの オープニングテーマ「非情のライセンス」を絶対やりたいと思って 一念発起して楽譜を起こした。
今はネットで探すとコード譜や、YouTube で見ると 音源とかも残っているので耳コピしやすいね。
それで一枚の譜面にして、寝る前には自分で録音してみたりもした(ギターとヴォーカルと、ギター叩いてカホン)。
それでもなかなか自己満足に至らないところが音楽の厳しいとこですね。
結構疲れてる。へろへろだよ。
それでもやるんだけどね。
 

 

#542 学会と関係あるのかないのカツサンドよもやま話

 
土曜と日曜は学会にいっておりました。
日本泌尿器科学会・中部総会。
 
専門医の点数を取るためには、あくまで学会におもむいて、その場で卒業後講習を受けなければポイントにならないというのだ。
学会は木曜日からだったと思うのだけど、日曜日にしか開業医の自分は参加できず。
なんと会場で前日とかにやったもののビデオをみんなで見るという、間の抜けたものだ。
ビデオで見るのなら E ラーニングでもいいのじゃないかと思うけど、それをさせないのがこずるいとこかな。
・・こういった専門医制度のことを言い出すと結構ネガティブな話になるのでこの辺で。
 
まあ大阪に行って都会の空気を味わって帰ってきたわけです。
国立美術館クリムトの絵も見れたしね。
でも都会にいると田舎者の自分はやっぱり疲れるので、
早い便で逃げるように帰ってきて、また松山の街で飲んでいるという・・何だか矛盾した感じですかね。
 
早い時間に飲み終えて、閉店間際の高島屋の地下でまい泉カツサンドを買って帰って食べた。
なんと夜になると半額で売ってた。
それで開けてみると 中身は ビニールで包装されていて、ということはつまり東京で作ったものが送られてきてるということになるわけだね。
それは知らんかった。
初めて食べたのは、なんかの物産展で買ってだったと思うんだけど、そのときは感動したっけなあ。
 
地元の話をすると、その昔は「かつれつ亭」のカツが すごいなあと思って時々食べたくなったりした。
学生のときは、久米店とか行ってたなあ。
今は歳のせいもあるんだろうけどなかなかお店に出向くことはなくなってきた。
 
カツサンドといえば二番町にある「juju」カツサンド(こちらは牛ヒレだからちょっとジャンル違うかも?)が絶品ということでこのために行ったこともある。
これはうまかったなあ。
でも、やはり基本的にはくつろげるところがいいので(わがままな人間なもので・・)、そのお店にもなかなか足を運ぶことがなくなった。やっぱりひとの顔の見えるお店がベストだよね。
最近カツサンドの白眉といえばやはり、井村さんの「ベニガンズ」カツサンドだろうね。
あれはやっぱりみんなに食べさせたくなる味だよね。
 
でもね、カツサンドはやはりB級グルメの粋を超えたらいかんと思うんだよ。
 
個人的には、作りたくなるのが肉を肉たたきで叩いて叩いて伸ばして、小麦粉とチーズをまぶして焼き上げにするミラノ風カツレツ。
本当は牛肉なんだけど豚肉でやっても別に誰も怒られないので時々やってるけど、なんか好きだね。
ソースをかけなくって、なんて言うのかな、チーズと塩の感じでいただく、あれは個人的には本当に好きです。
 
ただのカツレツ話でした。
 
ああ、カツカレーも好きだなあ。かつ好きなんだよね、やっぱり。

#541 今度は、県美術館で展示して頂く方法を模索して、「文宝堂」さんを訪ねる。

 
生まれて初めて、でもないかもしれないけど、自分にとってはほぼストレンジワールドである画材屋なるところに行った。
松山の老舗である「文宝堂」というところだ。歩行町にある。
今度、12月に、また医師会の美術展に出品する。県美術館の南館に飾っていただけるのだ。
2回めのトライアルである。
 
作品を展示するのに、前回はガラス越しにイラストを飾っていただいたのだけど、遠すぎて、またクリアファイルに入れてたので反射でうまく作品が見えなかったという、二重苦だった。
自分の作品は、油絵とかそーゆー大きな号数のものではないので、身近で凝視していただきたいというのが作者の願いである。
なので、ほんとに漫画を読むように近場で見て欲しいなと思ったので、あえてはがきサイズにして1枚1枚の面積は小さくした。その分作品数は非常に多くした。まさに描きなぐり展である。
 
現在、愛媛銀行でロビー展を開いてもらっている。
こちらは銀行に行ったら、絵が飾ってあるというだけのものなので、銀行が閉まる15時以降は入れないし、週末は休みだしと、万が一見ていただけるとなっても時間の選択肢は少ない。でもしかしである、11月8日までなんと1ヶ月飾りっぱなしなのだ。作者がなかなか顔を出せない展覧会としてはまあなかなかいい選択なんじゃないのかなと思ったりはしている。
その「ラクガキ展」(絵葉書55枚位?かな)は、銀行のホワイトボードの裏側にピンで留めるというような形式をとった。まあ、そこしか飾るところがなかったと言うこともあるのだけどね。
 
なので、今度県のの美術館南館でやる時は、どうしたらいいか迷って迷って迷った。
愛媛県美術館は壁に直に留めることはままならないのだった。
 
実は患者さんなのだけど、県の美術館のスタッフがおられて、その方に相談したわけです。
そうすると、この「文宝堂」さんを紹介してくださって、B1ボードというのがあるからそれに上張りをしてもらってたらいいですよと言うアドバイスをいただいたのでしたそ。
 
れで今日伺って段取りしてきました。
上張りなんて(パネルの上に紙を貼るというもの)したことないので、もちろんお店の方にお任せいたしました。
B1ボードというまあまあ大きなパネルを2枚でまずは並べて壁にぶら下げて、それにピンで「イラスト絵葉書」を止めようという作戦だ。バックの画用紙の色はお店の人にサンプルを見せていただきながら、濃いめのブルー系にセレクトしました。
 
いやあ、一歩前進、一歩前進。よかったよかった。