だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#586 還暦という言葉がふとよぎったので・・。

 

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simple is best

 

週末、食事を終えて、
明日のスタジオでのバンド練習に向けてもう少しギター弾いとかんなと思いつつも、
誘われてというか、facebookで開催されている「ZOOM飲み会」に顔を出してみる。
 
椅子に座って、ネットで接続するだけなので、ほんとあっけないものだ。
クリックする瞬間にほんの少しの勇気がいるのだけれど。
 
全国の泌尿器科の先生のうちのひとかけらの集いだった。
 
知らない顔がほとんどだけど、泌尿器科であるということで接点はある。
歳を聞くと年下がほとんどであり、こういうときに自分の上に過ぎてきた年月というのを否が応でも知らされる。
開業したときは確か38歳だった。
一回だけの印象ですけど、歳下(といってもそんな若い方ではないけど)の先生方は、なんかやっぱりエッジが立ってる感じでした。
いやあ、たまにはこういうのもいいかな。
 
ただし、歳上ということに関してだけど、今の自分はそれが嫌かと言うとそんなことはない。
 
自分の仕事は、日本の泌尿器科学の最先端にあるわけでもなく、
降って湧いてきた仕事を右から左へと片付けているだけで、誇るべきものがそうあるわけでもない。
でも、ちゃんとやるべきことはやってるよという矜持も一方ではある。
 
あいかわらず煮えきらないままの人生だけど、
そんなこんなで、もうすぐ還暦が近づいた。
 
定年とかある職業なら、思い入れもひとしおかもしれんけど(昨今感慨にそうそう浸れる人も少ないだろうけど)、
ああもう還暦かと漠然と思うだけである。
 
皆さんには羨ましがられることが多いのだけれど、
幸い「開業医」という「個人事業主」であり、「定年」もないので、まあ自分にその気がない限り日常は続いてゆくのである。
でも、いつまでも、いろんなことをkeepできるわけではないので、「次世代に継ぐ」ということは考えてはいる。
 
おもろない話になったなあ。
 
で、ギターだけど、
ブルースみたいに歌うようにギターが弾けたらいいなあと、毎日コツコツと練習しているのだけど、
こちらも遅々たる進捗状況で、でもこれは還暦とかそんなものとは関係なく、死ぬまで続けていけたらという感じだな。
やりたいことがなんぼでもある限り、人生は膨らんでゆく。
 
こんなこと書くとあれだけど、泌尿器科としての自分以外の自分もたくさん見てみたいのだよ、当の自分がね。
 
 
昨晩は、ワインとこんな感じの飯を作る。
シンプル。
スパニッシュオムレツはやや野菜のほうが量が多すぎたけど、家庭料理だからこれでいい。
ベーコンステーキはワイルドな味でいいよね。
モッツァレラ。
そしてオレンジワイン。
家族3人でちょうどの量が1本。いいよ、これって。

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自然派ワイン。オレンジ。

#585 スピルバーグ&トム・ハンクス「ターミナル」(2004)久々だなあ。

ターミナル(吹替版)

トム・ハンクスの「ターミナル」という映画を久々に見た。
 
映画は、多分、過去のある時点、
自分が非常に切羽詰まった状態が続いていた時に、映画館で見たような気がする定かではない。
 
その時、ターミナルという言葉が闇夜に浮かぶで「唯一の光」で「出口」のように思えた。
 
この映画の中でターミナルというのは空港であり、
祖国にクーデターが起き、混乱の中で国籍を失い、宙ぶらりんの状態になり、空港からアメリカに入国ができなくなった男の悲哀を描く上質なコメディ映画だった。
トム・ハンクスの演技はまったく素晴らしい。日本で作られたら浮浪者の悲哀みたいなテイストなのに、国際線のCAさんとの恋みたいなものまで盛り込めるんだからねえ。
 
まあそんなことはさておいとき、
本当に、トム・ハンクスが映画の中で言うように「人は何かを待っている」 のだろう。
でも、ずっと待っているものがあっても、いつかは扉を開けて出ていかなければいけないのだという、相反するものを抱えて生きていかなくてはならないこともわかっている。
 
人間にとって、最後の扉は、当然死への扉だ。
その扉を開けたらもう二度と戻ってくることはないだろう。
 
「ターミナル」ターミナルという英語を翻訳で調べてみる。
  1. a(鉄道・飛行機・バスなどの)終点,起点; 終着駅,始発駅.
  2. b(空港の)ターミナル.
とある。
 
つまり出発点でもあり帰結点でもあり、とどまるところでもあるのだろう。
 
さて、自分のことを振り返るにだけど、
人生がまだ蒼かった頃はいかにうまく「さよなら」を言えるかばかりを考えていたような気がする。
ある程度社会を泳いできて、今は、この「ターミナル」にいるけど、その狭い中でも色んな場所に行けたらと思うくらいだ。
でも、それを進歩と呼んでいいのかどうかはわからない。
自分にできるのはほんのちっぽけなことだ。
待ちながらも、前に進むことだ。
続く限りの意志と努力と(大げさに書いてみたものの大したことはありません^^;)、
そこに、新しいカバンやら新しい風を携えることができたら、なお嬉しいな。
 
*さて、久々のblogは文章のリハビリみたいになった。
それにしても、キャサリンゼタジョーンズ素敵だったね。恋じゃなくってもいいから、こんなふれあいがほしいよなあ。
 
これもみたなあ。
幸せのレシピ (字幕版)

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#584 F先生の死と、人参菩薩の絵と、続いてゆく日常と。

 

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人参菩薩(「procreate」のクローンという機能を自慢気に使っとります^^;)
出口はなかなか見つかりそうにない。
出口のない日常を生きる。
それでもやはり日常は日常なだけで、いろんなことが絡まりついて、それを一つ一つ処理していくしかない。
 
人は生きてく。喰ってクソして、寝て、笑って、泣かなければならない。
なかなか、講演会とか勉強会とかも、コロナのせいでなくなってしまって、
たわいもない医者同士の情報交換、というか、世間話もなくなってしまった。
こんな狭い街で生きているのに、一人で 空回りしながらやっているような気がする。
きっとテレワークの人たちもそんな感想を抱きながら少しずつ消耗していっているのだろう。
 
そんな最中に、一緒に働いていたわけではないけど、同じフィールドに立っていた先生が疾病で亡くなられた。
急性の経過だったようだ。
ある種癖のある先生だったけど、癖があるからなのか、自分の中ではいつも視野の片隅にいるようなそんな先生だった。
書かれた透析の論文もわざわざ送ってくださった。
斜に構えた発言を なんとなく聞いて納得している自分がいるのが驚きだった。
だってそんな人は他にはそういなかったからね。一緒に酒を飲むわけでもなく、学会場とかで立ち話をするくらいの仲だった。
先生と俺の生き方は違うけど、先生は、多分もっともっと臨床の現場にいたかったんだと思う。
ご冥福をお祈りします。
 
ーーーーー
 
 
「人参菩薩」というキャラクターを作ったんだけど(まあみんなにはどうでもいいことだろうけどね^^;)、
彼女はだんだん「人間寄り」のキャラを持ち始めたようだ。
 
この顔がたくさんある手法は、
「procreate」の「クローン」という技である。
このアプリで、copyすると別レイヤーに実は描出されるわけで、それはそれで理にかなった技なのだけど、
同一レイヤーにcopyすることはできないのかなといろいろ探っていたら、たまたまというか、このテクニックを発見したのだった。
それで、得意げに貼り付けたのがこの作品だ。
千手観音も夢ではないかな、あはは。
 
そして、そんな学会上での彼との一コマはこんな「詩」になった。
練ることはもう不可能だと思いupする。
 
先生、長い間ご苦労さまでした。
 
ーーー
 
 
「F」
 
月の海に 船を浮かべて
君を待っている
 
釣り糸はピクリともせず
時の流れも止まったままだ
 
時間を数える狐が
もう何百回過ぎていったろう
珍しいことだね
こんなにせっかちな僕を待たせるなんて
こんなにせっかちな僕が待つなんて
 
しかめっ面で 斜めを向いて
何かを呟きながら
君はまた通り過ぎようとするのだろう
 
待ったをかけてほしい
心のほつれを
でも
僕は知ってるよ
 
だから心配しないで
だから心配しないで
 
もう冷えてしまったかもしれないけど
家で焼いてきたサーモンのパイを二人でぱくつこう
ああ 君はお酒はやめたんだよね
じゃ遠慮なく飲ませてもらうよ
ところでもっとうまそうに喰いなよ
よだれを垂らせとは言わないからさ
せめてものお愛想はあの娘のためにとっておいていいからさ
 
泣き女がパレードして
ピアノがホンキートンク
ピエロの仮面にはヒビが入って
黒い鳥が空を駆けた
 
君の席をあけておくよ
君の席を開けておくよ
 
たとえ僕がいなくなっても
たとえ君がいなくなっても
 
月の海に 船を浮かべて
君を待っている

#583 飲んで歩いてまた飲んで、こけて、電車で迷って、それでも帰る、とある日。

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挫傷と浮腫


とある休みの日。

 
調子をこいて午後、土橋駅から歩いて飲みに行ったわけです。
 
まずはクラフトビール「BOKKE」さんです。
店主がワンマンで頑張っているのを見ながら飲むのは非常に個人的に嬉しい行為で、3杯から4杯飲んでしまいました。
なんでも時間差勤務というのがあるみたいで、自分が帰る頃やってきたお客さんは4時までの勤務だと、ビールをおいしそうに飲まれていましたよ。
自分はほぼ病院内で時間を過ごしているだけなので、世のリアルな動きには疎いわけです。
 
さて歩いて大街道に向かいます。
 
しまっている店とかをチラチラ見ながら歩いていると、パン屋のお姉さんと目があいました。「もうここにあるのだけですよ」と言われて、芦屋のパンという食パンを購入です。810円。
 
その向かいのDUKEでマッキーと立ち話です。
「まっきー、テイクアウト楽しんどるねー」
「暖かくなるんで、食中毒とか考えると不安な面もあるみたいよぉ」
「そーなんだー」
他愛もない会話が嬉しい。ほんとうれしい。
 
さて、本命は、数日前に再開した「米人」さんです。
カウンターの隅っこに座って、再開を祝します。もうビールの時点で出来上がってるわけですからねえ。
飲んで喋って、いつもとおんなじように時間が流れて、それが錯覚だとしても嬉しいわけです。
手を降ってフラフラ歩いて、途中で知り合いの女の子に遭遇です。
 
ここであったが100年目で「ホヤケン」さんに拉致ですね。
ワイワイガヤガヤ。
ここでも手を降って彼女と別れて、千鳥足で進むわけです。
 
灯りが見えたら入らないわけには行きません。
「ぞーな」さんです。
 
そこでもRIKAちゃんに手を降ってよたよた階段をおりますが、タクシーもまばらなので、市駅まで歩くことにしたのだと思われます。
 
その道すがら!
のどこかで、事件は起こったのだと思われます。
 
食パンを守りながらかばいながら転んだのだと思われれますが、詳細不明です。
誰かが起こしてくれたような気もするし、自分で起きたような気もします。
それから電車に乗って、また別の駅に降りて、
「知らない街に来たよー」とか一人で歌って、次の列車を待ちました。
そして、帰ってきましたよ。
 
我ながらたいしたもんだ。
 
それで服を脱いで寝て、翌日に起きたら唇の上に血がついていて、左の瞼の上も損傷している。
両方の膝からも血が出てました(これは病院来て気づいた)。
クルマを降りて病院に向かって、昨日履いた靴で歩いて行くと、パコパコ音がする。
見るとソールが半分ぐらい取れているじゃないですか!
 
だから、
ここから声を大にして言いますけど、
酔っ払ったのもあるけど、転倒したのはソールが剥げたせいだったんですよ!
まぁ酔っ払ってると結構怪我をしないと言うのは確かだと思うので、酔っ払いの身体がジャッキー・チェンの「酔拳」みたいに命を守ってくれたのだと思いますよ。わはは。すげえな。でも莫迦だな。ホント莫迦
 
進歩がない男であります。以上遅くなりましたけど報告でした。
 
でも、その日、ほぼ一ヶ月以上ぶりに街に出て、
皆さんが頑張ってお店を開けられている心意気は充分伝わってきて、
そしてリアルで話せて、そんなことの一つ一つがとってもうれしかったです。
自分は何の役にも立ててませんけどね。

#582 昨日は日曜日でした。

 

ビーツはホント鮮やかだねえ。
 
雨がふるかもというので焦りつつ1時間ほど歩く。
昨日は病院周囲の溝掃除で、酷使した左肩が重い。
てくてく、てくてく。
 
朝早くから(といってもパン屋さんは皆そうかも?)開いているパン屋さんにはひっきりなしにお客さんが。
で、フラフラと入って、晩飯のためのパンを購入する。
 
とにかく、こつこつと(昭和の人間はこのコツコツが好きなんだけど、長続きセンのよねえ)絵を勉強しているのだけど、
仕事でもないし、締切に追われているわけでもなく、
モチベーションを保つのが一番大変だよなあ。
そんな事言うと、「生きる」ためのモチベーションだって似たようなものだよなあ。
みんな長い人生、どうやって生きてゆくのだろう?
(と言いながらもう随分来てしまったけどねえ・・)
 
絵の描き方をネットで読んだり、
お手本になる漫画を眺めたり、
iPad開いてみたり、そのまま寝落ちしたり、色々していると、あっという間に16時。
ニッケルオデオン 赤 (IKKI COMIX)

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やけくそ天使 (1) (秋田文庫)

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本日はまた晩御飯当番なのでした。
 
自家製ローストビーフ
(焼いてから酢に漬け込む感じのもののレシピをみて買いに行くと、「母の日」用途で結構ブロックが売られている。
これってやっぱり世のお父さんが作るってこと??
それ見ると、スパイスまぶして電子レンジ調理して、最後に表面に焼き色をつけるとまで書かれてあって拍子抜け。
そのとおりにやってみるとまあ少し火は通り過ぎたものの及第点でした。)
大根人参もやしのベトナムナンプラー入りというのがベトナムってことでOK?)あえ、先日「まさき村」で手に入れた「ミミガー」も混ぜるが、これがお酒にはいい感じ。
・鮮やかピンクのビーツのポタージュは、 秘密兵器「クイジナート」で作成!
ビーツ、じゃがいも、玉ねぎ、牛乳、コンソメ、火を止めてからヨーグルト入れました。
・家族で赤ワインを1本。
 
なんか「酢の物」を征服できると、料理上級者というような感じがあるけど、
「割烹着」とかが脳裏をよぎりますね。
ビーフストロガノフとかじゃなくって、「酢の物」とか「白和え」ですかねえ。
 
湯浅監督の
夜は短し歩けよ乙女」というアニメ見るが、ひょええ。やっぱ天才!
 

夜は短し歩けよ乙女

#581 お絵描き入門 その1 GWの集大成、でもこうやって1枚の紙にまとめるとたいしたことないよね。でも自分にとっては大きな跳躍。

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例の「お絵かき」ですけど、
ゴールデンウィーク中、暇を見つけてはシコシコやってました。

一応今までしていたことも、反復してないとすぐに忘れてしまうので、学生のレポートみたいに、1枚の紙に絵の制作過程まとめてみました。
1枚にまとめてみるとそんなに大したことやってるわけじゃないことが分かっちゃいますね。
バレバレですね^^;
でもなにはともあれ一番素になるのは「線画」(下書きかな?)であります。
線ががしっかりしていないと次には進まないので、自分としては、線画で全身像がある程度構築できるように少しだけなったのは、進歩と言えば一番のシンポなのかもしれません。
今までは「tayasui sketches」というソフトと、「Procreate」の間を行き来してましたけど、
今後は高度な術を使ったりするためにProcreateの方に移行して頑張っていけたらいいなと思います。

いやあ、
目指すのは本当はアニメで、
人物が歩いたり、振り向いたりする、そのバックで日本の四季が移ろう・・みたいな感じなんだけど、
そんなことが果たしてできるのかな?

 

ルイ・アームストロング船長が月に降り立ったときに言いました。

(古いね)

「これは小さな一歩だ、でも人類にとっては大きな一歩だ」って。

この1枚は自分にとってのマイルストーンのような気もします。

小さな一歩でもね。大きな跳躍(だといいな)。

#580 Webオンデマンド配信「夜間頻尿治療up to date」見て色々考えるけど、これもGWの時間があるからこそできることで、日常が戻れば消えていってしまうことなのかもしれない。

コロナで活動自粛ということで、やたら MR(製薬会社の方) さんから直筆の文書と書類が送られてくる。

心を込めて直筆でというのは、なんか日本人的発想でちょっと笑える。
でもまあ、嬉しくないことはないから相手の戦略に落ちているわけでしょう。
 
そんな中で「夜間頻尿治療up to date~夜間頻尿の原因から考える~」というオンデマンド配信を見る。
(こういったふうに、期間限定ではあるがいつでも見れるものならまだ見る気にはなる。
こんなゴールデンウィーク中の時間だから見れたわけだけど、平日の昼とか、この日限定とか言われてパソコンの前に座れとか言われても、医者は絶対見ないと思うよな。)
 
キッセイ製薬のサイトだ。
 
福井大学の横山修先生の講演で、
横山先生の講演は非常にロジカルで分かりやすいので好きな方である。
ミニリンメルトと言う デスモプレシン製剤が 成人の夜間多尿による夜間頻尿に対して適用が通ったわけで、それのプロモーションみたいなビデオだ( でも最後の4分ぐらいで登場するだけでしたけど)。
 
まあ小児のおねしょに対して、僕たちはミニリンメルト(デスモプレシン)という薬をずっと使ってきたわけで、 その効果についてはある程度評価をしていたわけだ。
成人の夜間頻尿に関しては容量はかなり絞られている(小児では120-240)けど、
それでも50マイクログラム使用で夜間尿回数が-1という思ったよりも好成績でした。
 
これはちょっと極論かもしれないけど、
シルデナフィルの低容量であるザルティアが、前立腺肥大についてかなり良い成績を上げているのと似たようなものなのかな?
まあやはりこの手の薬は、やはり低ナトリウム血症の危険があるので、個人的には潜在的にも腎機能やら心機能の落ちている高齢者にはあまり使いたくない薬ではあるよな。
 
熱心な患者さんは自ら排尿日誌をつけてくださるわけで、
やはり昼の尿より夜の尿量の方が圧倒的に多く、びっくりさせられる。
そんなわけで、夜間多尿による夜間頻尿と診断した人もいるんだけど、なかなか飲水制限以外にはいい手がないのが現状だ。
まあ、そういった人に関してはミニリンメルトで夜間の尿回数が-1になったところで福音はないような気もする。
だって夜間の回数5回が4回になったら患者さん喜ぶと思う?
 
ある方は、よくよく相談してナイトバルーンを夜だけ張入れてゆっくり寝てもらうという方法をとった。
高齢になると男女とも7割程度が夜間頻尿を訴えており、その原因の多くは膀胱容量の減少と夜間多尿であるというデータを横山先生が示されており、
そうなるとまあやっぱり加齢だよねーということになっちゃいますよね。  
 
新しい薬が出て、
それを医者は使う・MR は売り込む・商業的な利益もある・勉強会もある・懇親会もある・たまに接待もあるみたいな win-win の関係が長らく続いてきたのだけど、
だんだん規制が厳しくなって、まず接待がなくなり、勉強会もタクシーチケットまで規制するとか、講演会のあとの懇親会がなく弁当だけとか、
まあ色々世知辛い世の中になってきて、
このコロナで MR 活動はもしかしたら壊滅するのかもしれない。
MR の方と web 面談しませんかとかいうご案内も来てるけど、本音を言うとあんまりしたくないよね。
 
こんな世の中でマーケティングを考えるのに、
対面で会うことの意味も薄れてきて、じゃあ Web にすべてが変わるのもといえばそれもなんだかなぁで、
ポストコロナの世界で、より良いマーケティングをするために何が必要なのか?
今までと同じ方法論でやってるだけではなんのメリットもない。
でもネットの中だけで、現実以上につながっている関係だって探せばいくらでもあるわけで、
自分自身の対面医療も含めて色々考え直す必要があるわけです。
 
・・・とか偉そうなことを言って結論は何も出てないのですけどね。