だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#619 new year

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*ゆら鯛(愛南町
 
回診して、ムンテラして、処方書きをして、学会のWeb視聴をする。
さてさて。寒い外来に一人。
受付の女の子もレセの仕事に出てくる。
 
200字通信というのははじめて見たら面白いかなと思ったんだけど、なんだかまとまらない。
医療のこと、コロナのこと、自分の六十歳という歳のこと、
そしてなんだかあんまり楽しくないだろう未来と、それに拮抗しようともがくだろう自分のこと。
 
でも人間の最終到達地点は皆一緒で、年の瀬に灰になったあの人の安らかな死に顔を思い出してしまっている。
生きていた間の方がつらかったよね、なんて口が裂けても言ったらあかんよ。
あの人のすべてを無にしてはいけない。死んだらそれこそnothingだ。
そして涙が出る。
「死」というやつに自分がより近づいてきたお年頃なんだということだ。
 
そして若い人は残酷だと思わされる出来事があった。
でも、若い人は多分意識的に「年老いる」ことを思い浮かべなしないだろうし、
思い浮かべる理由なんてこれポッチもないだろう。
なんだかまとまらないよね。
 
このへんでChrome の機能拡張を入れてカウントしてみたらもう450文字だった。
なので400字通信っていうことにしようかな。
原稿用紙1枚文プラスアルファってことで。しまんないねえ。相変わらず。
 
ああ、おめでとうございます。
 
google photoからの貼り付けが復活してます。良かった。でももうすぐ立つとこのサービスも有料になるんですけどね・・。

#618 ボーナスと太平燕

 
 
 
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A post shared by Shinsuke Takechi (@ulalaulala)

 
終わらない、何も終わらない。
何も終わらないということは何も始まらないということなんだろうか?
でも何も始まらないと言っても、いろんなことに手を広げているので、
それはもはや現在進行形といってもいいはずであり、それらをぶら下げたままで走っているのかもしれないな。
いわば半ケツ状態で、自分が半ケツに気がつかないまま、パンツの前だけを押さえて匍匐前進しているって事なんだろうか?
何を言ってるのかな。
 
外来が忙しすぎく、ヘロヘロの感じ。
 
IRCのデータでは、やはりコロナの影響もあってかボーナス支給の額は下がっているようだと新聞に書かれていた。
新聞の記事も隅から隅まで読めるわけではないし、社会情勢には非常にうとい感じである。
常識がないのだ。
 
で、頭を振り絞って、ボーナスに取り組む。数回目の熟考。
やっとそのボーナス支給の件を完成させて会計事務所にFAXして気が抜けた現在であります。
 
few days agoこれまた新聞で見て、熊本のソウルフードだと言う「太平燕タイピーエン)」という緑豆春雨の麺を作ってみたのだった。
と言っても熊本に行って本物を食べたわけではないので、本当はどんな味なのかは全くわからない。
うちの娘はラーメンが苦手なので、汁は少なめのものを作った。
でも優しい味で、卵はアブラでは転がさず半熟卵のままでのっけたけどこれもいい感じでした。
 
まあ落ち込んでいても腹は減るし、
腹が減ったらやはりうまいもの作ろうと思うし、
うまいものを作ったらやはりそれに合わせてうまいお酒を飲もうと思うし、
そんな時は、日本には、日本酒やらワインやら焼酎やら数たくさんの酒があって、
ほんとにここはいい国だと思うわけだな。

#617 第47回 松山市医師会主催「趣味の美術展」の準備を進めとります。

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趣味の美術展 紹介文
久しぶりにキミの夢をみた
もうずいぶん長いことの ご無沙汰だった
きみのせいなのか 僕のせいなのか それはわからない
 
こんな世の中になって
「酔っ払い画伯」を、
もう廃業しなくちゃいけないのかなと思わされることばかりが続いた。
 
お酒飲みながら 声かけて 絵を描かせてもらうなんて
いつの時代のことだったんだろうっていうくらい
世の中は変わっちゃったんだ。
 
でもヒトの笑顔や暖かさは
こんな時代でも変わりのないことに、ある日気づいた。
 
だからもう安心さ
いつかまた、
酔っ払って絵を描ける日がやってくるだろう
 
夢の中で、
とびっきりの笑顔をキミがくれたから
夢の中で、
ありったけの愛で僕を包んでくれたから
 
また会おう
For you,Baby,
・・・with COVID-19.
 
やることが多すぎて気が狂ってしまいそうです。
また新しい介護保険の審査書類の束が届き、BONUSに向けての面接も進行中ですし、委託会社との契約の問題もやっとすんで、夜はバンドの練習もあります。
でも一つ一つ着実にやっていくしかないんですよね。
 
今度の12月9日から13日まで、愛媛県美術館・南館一階で、松山市医師会主催の「趣味の美術展」が開かれます。
第47回ということです。
多分自分が出品させていただくのは 3回目くらいでしょうか?
 
やっとそのキャプションを書くことができました。
今回の自分の付けたタイトルは、「For you,Baby,・・・with COVID-19.」というものです。
今回はA4で計15枚の絵をパネルに貼り付けての展示予定です。
 
武漢から始まって、春くらいから日本でも色々あったのに、過ぎてみたらもう遠い昔のようですね。
でも今から本格的になる冬はやはりウイルスの季節であり、
そして、日本はまた波が押し寄せようとしてたり、開業医での発熱外来が始まったり、そんな中でワクチンの話も聞こえ始めてはおります。
 
普通に酒のんで、酔っぱらい画伯として絵が描きたいよね。
展示まではもう少しだけ時間があります。
まだもう少し、もう1枚位は絵も描いてみたいんだけど、今日はここまでかな。

#616 休日の発熱外来と、松田優作のいない日をあらためてかみしめるという事。

CLUB DEJA-VU ONE NIGHT SHOW 松田優作・メモリアル・ライブ +優作について私が知っている二、三の事柄 [DVD]

 
松田優作 1949-1989
 
CATVで松田優作さん没後の関係者へのインタビューで構成された映画を見た。
没後30年のメモリアルライブとセットだそうだ。
「優作について私が知っている二、三の事柄」というもので、崔洋一監督のインタビューからの構成だ。
 
メインの証言者は、水谷豊さんだったり、桃井かおりさんだったり、原田芳雄さんの息子の原田喧太さんだったりした。
松田優作ショーケンとか原田芳雄さんという、身近にお手本になる存在がいたので(こんなこと聞いたらきっと生きてたら怒るだろうなあ) 、自分の立ち位置を出しやすかったのかもしれないと桃井かおりさんが言っていたけど、松田優作氏はおもいっきり原田芳雄さんの方に行って、そして最後には原田芳雄さんとは別のベクトルを目指したんだということがよくわかった。
だから松田優作松田優作になりたかったのは後半の松田優作だったのかもしれない。
彼が膀胱がんの治療よりハリウッドを選んだのは有名な話で、
まったくねーまったくだぜとは思うものの、泌尿器科としては、やはり膀胱がんの治療を優先させてほしかったなあという心残りが今でもある。
回腸導管のハリウッドスターになれたかもしれんじゃない、優作兄貴よぉ!
まぁ彼が死んでしまった今はそんな感情もめっきり薄れてしまってきており、この映画を観て、優作の不在を久々に味わい、また思い出したわけだけど。
そして、原田芳雄さんのでかい写真が飾られた原田芳雄さんの家で、語る息子の原田喧太さんは親父にそっくりで、それだけでそっちもなんだか嬉しくなったのだった。
 
桃井かおりさんが、
インタビューの最後で「生きるって事はどういうことなの?じゃあなにやればいいんだって・・」と語るところで映画はぶつ切りで終わる。
「生きるっていうのはね、死ぬまでの全てなんだよな」
今のおいらはそう答える。
やっぱり、だから死ぬなよ!なんだよね。
 
そんな今日は休日当番で、
やはり発熱に関しては非常にナーバスな感情をみんな抱いていて、
それでこの愛媛でも患者が急上昇ということもあって、心配で来られる方が通常よりは多い感じだ。
我々は、アナムネをとって、電話で対応し、ガウンとゴーグルの重装備で黙々とトリアージをしていくのだ。
 
 

#615 DTM再トライ、そしていろんなアプリとかガジェットを駆使する徒労にも見える日曜日。

 
日曜日は何もなければ安息日だ。
 
だけどぼやぼやしていると時間は待ってはくれない。
あれもしたいこれもしたい、あれもしなければならない、これもしなければならない。
うわーん。
 
そういうわけで、その日のうちになんとか取っ掛かりだけでもしておこうという事案に意識的に集中。
家族に昼ご飯と晩御飯を作ったり、犬に餌をやったりする以外は、ほとんど 楽器とかガレージバンドとかそういったものと格闘していた次第。その日のうちにとにかく新しい曲を一曲骨子だけでも仕上げておこうと思って決めたのだ。
そう、いろんなことを決めないとすぐ流れていく。
そしてやりたいことは二つも三つもあるのだけど、それを並行して行っていても結局何の形にもならないので、本当に休みの日は絞ってこれだけは最低しようというものを決めることにしたのだ。
 
それはいいのだけど、なんべんもちょっとだけかじって放り出していた DTM なんだけど、マックに初めからインストールされている GarageBand が取っ付きがいいのでやろうと思ってはみたものの なかなかこれもこれで難しい。
思ったことが頭の中で楽曲になって鳴っていても、それもベースとかドラムとか、いろんなソロとかいれつつ、実際のサウンドとして鳴ってくれるといいのだが、凡人にはそういうわけにもいかないからね。
 
 昨日はまず、紙の五線紙に オタマジャクシを書いて、それをギターで弾いて色々変えていくことから始める。
迷いに迷いつつある程度形になってから、 Apple loop というループ音源を使ってバックグラウンドを作って、それに ギターをかぶせていく。オーディオインターフェイスというものをかましてマックに音を取り込むのだけど、このまた音量調整とかその辺がうじゃうじゃで、おそまつな切れたり間延びしたりする演奏になってしまう。さらに、それに合わせてボーカルを乗せるものだからなんかぐじゅぐじゅのトラックが出来上がって、それでも最終的に出来上がったのは夜の11時過ぎという有様。
もうこれで今日は限界だなと思い、一応 mp3ファイルに書き出して、納得ゆかぬままバンド仲間に送っておく。
 
garageBand よりもっと高機能の Cubase とかもあるんだけどなかなかとっつけないよなあ。ほんとは歌ったものに勝手にコードがついたりすればいいのになあ。
 
翌朝、寝た気があまりせずに起きて、ふと自分がiPadで書きなおしたスコアをそのままのデータとして送れんかと思って MIDI で送ってみると、伴奏なしの主旋律だけは Garagebandのトラックになった。
これまた思いついて、irealPro(ジャズの音源データベースの スコア)を midi で送ってみるとこちらはベースとかドラムとか バラバラのトラックになってちゃんと再生できる。ということは、つまりは まずは(今まで通り)「Touch notation」(iPadアプリ)でスコアを作って、その伴奏譜をirealProで 作成してそれを GarageBand に流し込んで二つのトラック複数のトラックを一体化すれば一番いい!という、今のところは 原始的な結論になったのだけど、それでほんとに合ってるのかな?
 難しいね。めんどくさいね。
 
いずれにしても本当に新しい事は難しいよでも。
でも、九十歳で役者に挑戦中の患者さん(女性)が、テレビで奇しくも言われていた。
77歳から90歳まで 東温市の劇団で役者をトライし続けた彼女が言うには、
「人生は到達なんかない、一生勉強なんです」
本当にその通りだと思うので、もうちょっと頑張ってみようと思ってます。
 
【追記】
これが、2020/11/15のことで、
翌日もやり直して、昨日の夜に一応、楽曲と書き直した歌詞をシンクロさせて、仮vocalを入れてみたのだった。
 
でも、やっぱりDTMではなく「生音」としてみんなで楽曲を作り上げていくところが最終目標だよね。
 
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#614 coronaの冬かな?

そんなわけで、AM外来終えて、職員面接して、dutyがやっと一段落したらもうこんな時間です。
 
やれやれ。
 
昨日の医師会理事会は結構長かったよなあ。
 
薄着で行ったので、マジ風邪ひくかと思った。
 
来週からいよいよ発熱外来が始めるので、その話が大半を占めるけど、
医療機関皮の感触も色々である。
すべての発熱患者を見るところ、
自院の患者のみ診察検査までするところ、
診察するけどcorona抗原検査とかしないところ、
発熱患者はお断りのところ、
とまあ大雑把に分類するとそんなところ。
 
もちろん、今の世の中は、画一化できづらいし、
みんなが最前線に出て積極的にcorona診療に当たるというような幻想もまかりとおるはずもなかろうし、
医者だって人間だし、
それこそ「医療」以外の「風評」も侮りがたしだし、
何しろ病院というところは「疾病」を抱えたヒトの集合場所でもあるし、
自分のところの患者さんはそれはみたいけど、
なんかわけのわからん発熱患者さんがどこかから溢れかえってくると本来の診療に支障きたすし、
愛媛県においては、従来の「保健所」管轄が良かったんじゃないかなと個人的にはやはり思ってるんだけど、
 
・・とこんな事書いても、
まだ、一般の患者さんにはピンとこないだろうし、
当事者の我々だってピンとこないし、
どんな冬がやってくるかわからないのである。
まあ、熱が出てからの医療機関へのアクセスがややこしくなることには違いはないだろうし、
 
それが混乱やら医療機関への誹謗中傷を招かないことを望むのでした。

#613 昨日の演奏はねえ、、

二日酔い。
 
昨日の演奏は最悪だった。
 
楽譜セッティングの場所が低すぎて見えないので、吹けない。
膝まずこうかと思ったくらい。
 
そして自宅練習では50%の確率でなっていた最低音は出ない。
演奏はガタガタ。
でも、プロの方たちはきっちり最後まであわせてくださった。
 
わかっている。
 
楽譜のせいなんかではない、実力の無さなのだ。
 
音楽は、楽しければいいよ、という人もいる。
でも楽しむための絶対的スキルの入り口まではたどり着いとかんとね。
みえない反省ザルが、やさしく肩をたたいてくれたし、
濃いめのハイボールがしみてったけど。
 
先生方は「難しい曲に挑戦したねえ」と言ってくださるけど。
 
「煙が目にしみる」というプラターズの曲。
テナーサックスの最低音B♭つきの楽曲だった。
 
後半の二曲目は気を取り直して
「softly as in a morning sunrise」
こちらはなんとか自分としては及第点だった(他己評価は置いておくとして・・)。
 
ブレイクの時間で、ギターの師匠と、久々に話させていただく。
師匠と言っても憧れて演奏を見ているだけの存在だけど。
 
師匠の神の手も、どうしてそういうふうに動くのかということが、少しずつ分かってきたところ。
dim(ディミニッシュ)とかテンションコードとかの話をしていただき、こちらも受け答えもある程度した。
「こんな話ができてうれしい」とか言っていただき、ますます、
ギターも精進せなあかんとと思い直す次第。
 
別の、
ギターで参加しているバンドの方は、
実は難曲だったということが発覚して(自分が選んで少しアレンジしたのだけど)、
先日の練習では1曲を1時間半くらいしてモノにならなかったという、
「東京ドドンパ娘」という、S36年の楽曲に挑戦中。
オリジナルB♭→Aにあげて、ギターは弾いている。
 
こうやって音楽の話をし始めると、延々と連なって続いてゆく感じだなあ。
 
でもね、音楽も酒も、結局はヒトで始まりヒトで終わるんだよなあ。