だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#630 Mac版Garagebandでなんとか16小節のイントロを作る。

garageband

 
昨日の夜は、犬の餌をやって風呂にシュタッと入ってから、「ルージュの伝言」のイントロ作りに取り組む。
最初と言うこともあって、紙で下書きの楽譜をおこしてイメージ作る。
それから時が流れて、寝る前のわずかの時間で、必死でGarageBandへパソコンの画面からのキーボード打ち込みでDTMする。
たかだか16小節なのに難産だ。
 
楽器は、一応アコースティックギターと、フルートがメロディー、ベースもキーボードで入れたし、ドラムは備え付けのパーカッションのリズムを借用した。なかなか打ち込みというか、キーボードでの打ち込みは、ずれていていけないけど、いわゆるピアノロールと言うやつで修正したり(よくわかってない)クオンタイズを駆使したりする。
ワントラックずつ作ってゆくわけで、書くと簡単そうに見えるけど、立ち止まって調べてと、やっぱり2時間以上かかってるわ。大変な作業だった。そして今のところは残念ながら再現性に乏しい。もう一回できるん?って感じ。
 
それで思ったんだけど、
打ち込みで音楽を作り上げていくということと、楽器を演奏するという事は全く別のベクトルのような気が今はしてる。
実際のところどうなんだろうね?
自分の周りにはDTMを関わっている人はいそうもなく、こうやって作り上げたものに関して感想求めても「へー」で終わっちゃうんだろうけど。
プレイすることと、PCで楽曲を作り上げること、その両者が素敵なマリアージュを醸し出すところまで行けるといい。
それにしても、楽器持ってなくてもフルートの音色が出ると言うのはちょっと驚きだ!
このフルートの音がマックから流れ出したときに、昨日の苦労は報われた。
 
(音源をうまく貼り付ける方法を模索しましたが、今回は断念です。)
 
→noteでどうだ!
 
 
 

#629 介護保険の審査委員、今日で2年の任期終了。

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新玉ねぎのすりおろしをベースにしたつけダレでいただくけど、やっぱり新たまとはいえ辛いのでした^^;しんすけsきっちん

今日の夜の書面審査を持って、2年に渡った介護保険の役目が一応終了する。
コロナのおかげで後半はほとんど書面審査だった。
現地に集合する事はなかったわけだ(ちなみに伊予市役所の分館みたいなレトロな建物での合議でした)。
でもその前の2年も予備委員として誰かがアクシデントの時は2回ほど出席したんだよねえ。うちの医師会は田舎の医師会で会員数が少ないので、なんかあっという間に次の任期はまわってくるような気もする。多分介護保険の役員になるのも今回が4回目ぐらいだと思う。
医師会と言うのはやはり大人の集まりなので、なかなか強制執行力はないというか、まあまあめんどくさいもので、それは医師会に限らず、大人と言うものはそういうものなんだろう。歯切れわりいな。ちくしょお。
無理強いする事するわけにもいかず、なので役員の任務をうけおわない人だっているわけで、それに対してもなんでお前やらねえんだよとか声を荒らげるわけにもゆかず、その人にはその人の理由があるわけで、それがどうとかは言わないけど(言ってるじゃん!)ちょっと不満もないことはないわけである。
まあ、自分も大人で、そんな(どんな?)社会で生きてるわけで、大人の社会が平等かというととんでもないわけで、でも不公平度がことさら多いかというと、そのへんはまあ自分次第でも有ることもあるので、まあこうやってなんとか生きていって末席を汚していられることには、むしろ感謝している(ほんとだよ)。あの莫迦なガキが、今じゃ社会人として偉そうな顔して、常識人ヅラとかしてるんだよ、先生。
とにもかくにもそんなこんな委員の任期も今日で一応終わり。あゝあ。

#628 新しい天皇誕生日、朝から花粉で鼻ジュルジュル。

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macbookの電源アダプターがうんともすんとも言わなくなったs。
置いておかれたMacBookは電源を消費して、立ち上がらなくなってしまっていたので気づいたのだった。
調べてみるとMagSafe2というケーブルに不具合があるように思う。
しかしこの規格は、なんというかUSBとかのように汎用性があるものではどうもなさそうで、
新しいMacBookではUSBーCになっているような気もする(調べたわけでは無いから定かでは無いけど)。
 
書くと大したことないけど、とにかくここまでたどり着くまでかなりの時間を要しているわけで、
仕事終わりのヘロヘロで帰ってきて、晩御飯作って、後片付けして、犬に餌やって風呂入って、
やっとできた短い時間、
なんとかtryしようと思っていた用事も全然できず(それでも20年以上前に使っていたBOSE 101 italianoというスピーカーをオーディオインターフェイスに繋げるところまではした)、
最終的に家人のMacBookの電源アダプターを貸してもらい充電をちょっとだけした次第である。
 
自分のMacBookは2013年モデルなので、もう結構使っているわけだけど、特に不自由があるわけじゃないのでどうしたもんかと思っているところだ。
ほんとデジタルの世の中になって久しいけど、
その進化にはもう完全について行っていないね。
 
今でも頭の中では、カセットテープとか LP レコード、 CD が出た時には本当にどうなるかと思った。
ベータ2 VHS そしてレーザーディスクレーザーディスクのコレクションだって家にはまだたくさんある)、 DVD ブルーRay、今では所有するというよりサブスクリプションの時代になっているし、そんなわけでケーブルの規格だって USB の A とか B とか C とかマイクロ USB とかインピーダンスとか実は全く分かってないのでした。
 
さてはて。

#627 焼き鳥の街で

Yakitori lantern

Yakitori!

(本文とは直接関係ないFlickerのものです。ああ「鳥匠」いきてえ。)

 

 

図書館の別れ際、女子大生に連絡先を書いたメモをもらった。
嬉しくなって、自分のも探さなきゃと鞄の中を漁るが、自分の名刺はどこにもない。
こんな時のために とっておきの医師会の役職のついた名刺があるんじゃないのか!と的外れたことを思ったりする。
そして肝心なものは探す時には見つからないのは世の中の法則だ。
 
サイレンが鳴る。懐かしい響きだ。
 
今日は歩いて帰ることになっている。
繁華街を通り抜けて帰るんだけど、なぜか街は焼き鳥屋だらけで、店の先々には色とりどりの暖簾が下がっている。
「鳥なんとか・・」と書かれた店がやはり多いな。
メインストリートの脇に立てられた旗もほとんどが焼き鳥屋のものだ。
 
いつのまにか路端の老人を拾って一緒に連れて帰ることになっている。
オヤジのようなそうでないような、知り合いのようなそうでないような、
でも兎にも角にも俺は彼を送り届けねばならない。
 
爺さんは 口癖のように、「このたびは」と言っている。
このたびはお日柄もよろしく、このたびはお世話になります、このたびは、このたびは。
その言葉はよく聞いたことがあるのに、どこの言葉だったのかその時点では思い出せないでいる。
足のヨロヨロの爺さんに、「家まで遠いけどもうちょっと歩きますか、繁華街のはずれまで出たらタクシー拾えると思いますし」という。
「ところでご飯食べましたか?」
「わしはもうこのたび食った気はしとりますが、でももうちょっとあんたがええなら飲める気がしちょります」だって。
 
繁華街の外れの方に行くと、どんどん寂れた感じになって、暖簾が風に舞って店の中がすべて見える。
店の入り口には大きな筆文字で「無」と書かれている。
でっかい「無」 の一文字だ!
 
店の店主らしい人がまかないの料理を用意している。
大テーブルの上には一升瓶がドンと置かれる。
彼と目が合うと寂しそうな微笑みだったので、「アチャー、入らせてください」と爺さんと二人で入る。
店主は笑ってカウンターのようなテーブルを大テーブルにつける。
まあこちらにの方が雰囲気出るんでとりあえず、と言って、長椅子もだしてくれる。
そこに座った爺さんは、早速まかないの親子丼に箸を ツッコミながらもぐもぐだ。
どこから持ってきたのかタバコを吸って、湯呑茶碗の中に入れてる。
「それはやめなきゃダメだよ」
店の人は「いいですよいいですよ」といつしか影絵になって頷いている。
厨房の中では、若いもしかしたら息子さんかな、が、焼き鳥を焼き始めている。
女将さんがきんぴらごぼうとかの小皿を出してくれる。
テーブルの上の一升瓶から 茶飲み茶碗に酒を注いで勧めてくれる。
「ありがとうございます、ありがとうございます」
見ると、隣の爺さんは涙を流しながら酒を飲んで、「このたびはもったいないことです」とたぶんよだれを垂らした。
 
そこでふと思い出した。
あーこの人はうちの家族でも近所の人でもないよ。
この爺さん、確かもう何年も前に死んでた人じゃない。
お墓は山口だったかな? 山口からわざわざ出てきたのかな。
「**さん!」、 名前を呼ぶと、光が弾けて爺さんは消えた。
 
それにしてもここは居心地がいい。
焼き鳥の煙と匂いがすべてを覆い尽くしてゆくんだからね。
 

#626 やはり高齢者こそコロナワクチンは打つべきでしょう。

ご無沙汰です。

ほんと全くのご無沙汰だなあ。

 

ーー

 

このブログには、あまり即物的なことは書かないように心がけてるつもりだけど、ちょっと今回は書いてみました。

 

泌尿器科の外来にやってくる高齢者の方に聞くと、結構の割合で「ワクチンは打たない」「様子見る」とか言われるので、ちょっと勉強してみました。

この動画のちゃんとした解析を見てると、やはり、早期に接種する順番となっている高齢者の方は摂取したほうがいいように思いますけど、皆さん、情報をきっちり取り入れて自分の頭で「熟考」していただければと思います。

 

ーー

 

やることは無限大にある。
でもできることなんて本当に限られている。
 
ある患者さんを診察する。
呼び入れて、あーほんとに先週ぐらい会ったんじゃなかったですかとか言って、カルテを見る。
やはりきっちり1ヵ月後のバルーン交換になっている。
そういうことだ。時の流れは早く、自分は、ただバルーンを交換して先月とおんなじような注意事項を述べている。
 
気が付いてみると、いつのまにかいなくなった人がいる。
家族が来て聞いてみるともう亡くなられている と言われて、そうでしたっけと言う。
先生にはお知らせしましたと家族が言われる。
考えてみるとそういう記憶もあるが、自分の中では全く「亡くなられた」という印象がないのだから、これはいいことなのか悪いことなのか?とまぁそんな感じではある。
 
さてコロナである。
コロナに関してもいよいよワクチン接種が現実味を帯びてきて、地方自治体と医師会が中心になって色々なことを考えているのだけど、いかんせん医療従事者の数も足りないし、集団接種なんていうものはもうここ20年ぐらいやっていないので、ノウハウはもはや廃れている。
コロナワクチンの供給についてもあやふやであったり、またファイザー社のものは保管が難しいとか、短期間で2回打たなければいけない(ファイザー車は3週間)というハードルもあったりして、本当にてんてこまいの日々である。
松前町でも 福祉課と医師会の説明会があり、昨日の医師会では伊予市福祉課による集団接種及び医療従事者の接種の説明があった。でもなかなか具体的なことを決まらず、なのに医療従事者の接種は3月下旬からだと言う 構想だけは決まっている。本当にどうなっていくのか、医師会からもどんどんどんどん資料が送られてくる。
 
今日は、新型コロナウイルスワクチンについて解説をしてくださっている、倉敷中央病院感染症科・上山伸也先生の解説動画を YouTube で見る。
youtubeの時代だな。
本当にエビデンスに基づいた情報が半端なくこうやってリアルタイムで見られるのはありがたい話だ。
我々医療従事者が接種するのは恐らくファイザーのm RNA ワクチンで、1回目の接種で中和抗体の効果は50%、2回目の接種で95%と言われており、抗体価の持続は3ヶ月は 持続する(現時点のデータで)という非常に優れもののワクチンだ。
副作用について、一般の人はかなり懸念をしているわけだけど、まあ 我々はやりますよ。
自分でやらないものは人には勧められないよ、と、これはエビデンスとじは関係なく思ってたけど、
先生の詳細なデータを見てるとますますやったほうがいいと思わされるので、
このビデオって医療従事者向けだけなのかどうかわからないけど、まぁYouTubeであり、アクセス制限もかかっていないので紹介しときます。
TVとかの何百倍も意味ありそうに思います。
 
ーー
 

#625 病院の朝

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夕方が来て日が沈む。
海の近くにオレンジの大きな太陽を見た。
新しくできた お菓子屋さんでモンブランを買って食べる。
スクリーンの中では何千何万もの宇宙戦艦が爆発して、その画面の中ではしかしヒトの血は流れないのだ。
どこかの戦争。どこかの争い。どこかのウイルス。
 
音を奏でて何を伝えよう。
伝えるために技術を磨く、伝えるために楽譜を読む。これを作った人は一体何を考えていたのだろう。
 
暗闇がだんだん朝の光に変わって、今日は病院にいる。
何十年もこの稼業やってるのに、まだなれないことがたくさんある。
 
珈琲を入れて、薬を飲む。
スケッチをして、眺めてみる。
色を入れてみたくなる、ちょっとだけ。
ほら、こうやって、停滞した時を開放してやるんだよ、そっと、でも前を向けてね。
 

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#624 おふくろの味を反芻しつつ、新しい衣にかぶせてみる「ミートローフ風スコッチエッグ」

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Wikipediaにはこうあった。
 
スコッチエッグ は、イギリス料理のひとつで、殻をむいた固ゆでのゆで卵を塩コショウやナツメグなどで調味した挽肉で包み、パン粉の衣をつけてオーブンで焼いたり油で揚げたりしたものである。
 
最近、死んだお袋の作ってくれた料理のことを時々思い出してみたりする。
彼女はあんなに道具が少なかった頃なのに、なぜあんなにも美味しいものを作ってくれたのだろうか?
まるで魔法みたいだった。
ホント魔法だった。
 
その中の一つに、「スコッチエッグ」があった。
 
まれに「なにが食べたい?」と聞かれて、答えるのは「スコッチエッグ」だった。
先日、ゆで卵全部を入れた惣菜で似たようなものがあったので買ってみたけど、あれは周辺はいものコロッケだった。
うちのは、丸ごと1個のゆで卵を、肉肉しいメンチカツの中心に入れて揚げるというものなので、
これはちょっと違うよなーと思って自分なりにアレンジして考えてみたのだ。
そうだ、ミートローフで中にたくさん野菜を詰め込んでそれに、爆弾のようにゆで卵をところどころに埋め込んで作ってやろうと思い立ったのだ。
 
スパイスとしてはマサラとナツメグ、塩コショウ、生卵にパン粉、そして冷蔵庫にあったおからパウダーを少々。
合挽き肉に、しめじ・人参・玉ねぎ・セロリ・コーンサラダ用のコーン、ベーコン入れようと思ったのに途中で忘れちゃってるよ。
今ではクイジナートという便利な道具があるので玉ねぎとセロリはあっという間にみじん切りになる。
こねこねして、更に広げて卵を載せて、上からまた肉の塊を。
魚焼きグリルで200℃10分加熱して、焼け具合を見て220°に上げてあと15分追加してみる。
 
これはこれはこれは美味しいね。
これなら結構シンプルで再現性があるので、
今後のうちのスコッチエッグって言うんですかね、は、 これでいこう。
ミートローフ風スコッチエッグと名付けようかな?
ソースは ケチャップとウスターソースと肉汁でちゃちゃっと。
 
で、アタリマエのことだけど、おふくろはいない。
ついでに書くと親父も死んだ。
こうやって料理を作る時に、ちらりと二人のDNAとかをちょっと思ってみたりする。
DNAって言っても具体的に説明できないけど、それだよ、それ。
 
今夜もワインがうめえな。
 

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