だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#693 LIFE

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誰かを好きになるっていうのはどういうことなのかと思う。
誰かを嫌いになるっていうのはどういうことなのかって思う。
好きな人とだけ過ごしたい。嫌いな人とは過ごしたくない。
いやいやそれは違う。 でも今日も陽は昇り陽はくれる。そして同じようで違う明日がやってくる。
疲れ果ててもうおしまいだとおしまいにしようと目を閉じて眠って何かから逃れたい。逃れ続けたい。
でも目を開けて起きて、何かを始めたい。
その繰り返しなのに ちょっとずつ位相はずれてゆく。
ずれていっていい感じになる時もあれば、ずれていってこんなはずじゃなかったと思う時もある。
それでもやっぱり朝はきて、死んでないおれは、ゾンビになってないおれは起き上がる。
Fishmansの映画を観た。
とっくにこの世にいない佐藤伸治君が、言う。
「僕のギターは下手くそだけど、Fishmansの曲には僕のギターが必要なんだ」って。
そうなんだよ、音楽ってさ、そういうものなんだよ。
はずしてもいい、いかれてもいい、きみのこえで、おれのこえで、もっと歌いたければそれが真実。
いかれたぼくのbaby
いかれたきみのbaby
悲しいときも楽しいときも、頭の片隅にねちらりとでも思い出せたらそれをhappyっていう。
それをlifeっていう。
 

 

いかれたBaby

いかれたBaby

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#692 絵を描く、「921キッチン」号をスケッチをする。

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もう10時だ。 


自分の時間が やっぱり1日のうちで 2時間ぐらいは欲しいよね。 
全部自分の時間 には違いないのにね・・ 
仕事以外の 何か ゆっくり考える時間が欲しい。 

 

ぎっくり腰 になって三日目。だいぶいいけどやっぱり背筋をまっすぐすると ピリッとした刺激が走る。 
もともと姿勢は悪く、猫背気味 ではあったのだけど、1年に1回ぐらいは軽いぎっくり腰になる。 

多分病院の駐車場をはみ出して 田んぼに落ちかけた軽四をみんなでバンパーを持って戻そうなんて無理をした時から起こり始めたのだと自分では勝手に思っている。 
今はクルマが落ちないように 高速道路の中央分離帯にあるような プラスチックの棒みたいなのを付けたけどね。 

 

最近は暇さえあれば 裏紙とか色んな所にラフスケッチみたいなのを描いてる。 
仕事の合間でもそうだ。 
本当に隙間時間の1分くらいでも落書きをしている。 

安野光雅」 さんの 自伝をゆっくり読んだよな。最近では。 
自分の中でも久々の紙の本の読書だった。 
それから、次に読んだのが、村上春樹さんの「女のいない男たち」だった。 あれも短編だから読み進むことができたんだろうね。 
安野さんの本は「絵のある自伝」 というもので 水彩の挿し絵が挿入されていてこれがまた いいんだよね。 
安野さんは、皆さんご存知のように世界中をスケッチして歩いてそれを再構築して詳細な「旅の絵本」を出した人だ。 

 

そんなわけで、自分も初めて、先日地べたに座って 「921キッチン」さんのキッチンカー(三津浜を拠点に始められたけど、今は色んな所を飛び回られているので、なかなかお会いすることができないけど、彼女のなんか素敵なパーソナリティはいつも自分の胸の中にあるんだよね)を描かせてもらったけど、 描いて帰ってきて、ああこれは安野光雅さんがおいらに残してくれた遺産なのかもしれないなものと、また勝手に思ったのだった。 


そもそもスケッチブックをはじめて買ったのも、旅行で広島のどこかで、安野光雅展を見てその場で興奮して買ったのが始まりだったけど、 またあのでかいスケッチブックに絵を描きたいよね。 

 

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#691 松村雄策さんがジム・モリソンを教えてくれた。

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本文とは関係ない、牛肉とセロリの炒めもの。いろいろ足して作ってみました。牛肉は油で下茹でして、
さいごにいれてささっがコツでした。#しんすけsキッチン
 
ーーーーーー
 
あと10分ぐらいしか時間がないのでどこまで喋れるか分からないけど喋ってみよう。
ロッキング・オン」の創刊者のうちの一人、松村雄策氏が肺がんで亡くなられたという記事をみつけた。
七十歳だという。
 
松村さんと渋谷陽一さんたちが72年に作った「ロッキング・オン」という洋楽の雑誌は、いつも書くけど、田舎の高校生の音楽の数少ない情報源であった。
その頃 LP レコードは1枚2800円(2500円?桃井かおりさんのライブ盤は2枚組で今にして思うと手放さなければよかった・・)ぐらいしていたし、たぶんレンタルレコードとかもまだ無かった頃なんじゃないのかな。
だから、情報源は、ラジオが 主であったし、
NHK の「サウンドストリート」というのは本当に唯一無二の番組だった。
そこで、佐野元春さんとか甲斐よしひろさんとか渋谷陽一さんとか(村上龍氏もいたのかな?)(大麻で捕まった上田正樹さんもいたかな?)、そんな人たちの声に耳を傾け続けたのだった。
 
松村雄策さんは、落語も愛しているおそらく江戸っ子であり、
彼の書く文章には、ドライな渋谷陽一氏とはまた違ったエモーションで、とても引き込まれるものがあった。
彼を通じて、メジャーのようでマイナーなような、ジムモリソン率いるドアーズの音楽にのめり込んでいったのだ。
知ったときには、モリソンも、とっくの昔にドラッグでなくなっていたのだけれど。
そういえば、渋谷陽一さんを通じてブルース・スプリングスティーンを知ったのも今思い出した。
だから、彼らはやっぱり人生の恩人なのである。
七十歳か、俺と9歳しか離れてないよね。
いや 虚しい。
 
いつか暇になったらこれをやろうなんて、
よく言うけど、
暇な時なんて棺桶に入る時ぐらいのものだ。
だから、やろうと思ったことは今手を広げておかなければならないのだよ、小僧どもよく聞いとけよ。
 
かと思うと、もうこの瞬間に死んじゃってもいいよね、後は死んだらわからないもんねと、投げやりではなく前向きに思う自分もいたりするのだけれど、そんなこと思うのも61歳なのかなとか思ってみたりする。
 
いや死にたいわけじゃないですからね念のため。
あれもしたいこれもしたいですよ。

#690 DISTANCE

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朝のはよから散歩で歩いた道を、
また買い物に行った帰りに車で通る。
あーこれさっき歩いた道だから
この曲がり角を曲がって
車では入れない通りに入るとあんな風景があったなあ
とか、
さっきのことだから思い出せる。
時間を経てしまえば忘れてしまうことばかりだ。
でも忘れることがいいことだって世の中にはたくさんあるんだけどね。
 
(体で体感できる)時間(いや時のうつろふ様か?)とかディスタンス(距離)とか、
そういった
何と言うのかな
五感に染みついたものが必要なんだと思う
今の俺たちには。
 
PCのモニター越しのやりとりは情報量は多いだろう
でもそれは五感を刺激をしがたい。
 
朝起きて下から見上げる 「あおり」 の絵を書いて
それから散歩に行って
9時過ぎに帰ってきて車に乗ってマルヨシに買い出しに行く。
朝9時からスーパーはやっていて結構人はいるもんだ。
思い立って昨日断念したクラフトビールを購入する。
昼に作る予定のオープンサンドと一緒に食べよう。
そのぐらいだね今日の幸せはね。
 
夜は、スーパーで見つけた 菜の花とケンサキイカを使って急に春先のパスタに変更した。
菜の花はちゃんとからしあえにしてからパスタに乗っけた。
剣先イカは新玉ねぎと一緒に醤油バターで炒める。
いやーお上品だね。
しじみの味噌汁も沁みるねー。
 
ホワイトデーのついでに買った、
ねこねこチーズケーキを家族みんなで食べる。
うまい。
 
本日はとりあえず酒なし。
昼間よなよなエールを飲んだしね。
 

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#689 under the open sky

すばらしき世界

 
頭上には空が広がっているだろう。
空は広く、その上には星もはためいているだろう。
さあて、そこからズドンと急降下だ。
鳥の目で急降下。
空の下には、有刺鉄線が張られ、戦車がこちらに砲塔を向けている。
 
喰うために今日も働く。
マスクの下で泣き、マスクの下で笑う。
いつか死ぬことはわかっていても、それはいつかの話で、さあ今からあんたは死んじゃうんだよと言われるとそれはもうションベンちびるよな。
遠い世界の話だと思ったら、誰かが後ろから肩をたたいているよ。
 
上があるから下がある、正があるから邪がある。
そんなかんたんなことじゃない。
わかってるよ。わかってるはずなのに。
 
Baby きみの笑顔が見たい。
Baby きみのその手に触れたい。
 
なにかとつながっていたいそれだけのことかもしれない。
 
この素晴らしき世界に。
 
【追記】
西川美和監督の「すばらしき世界」をみた。
主役の、役所広司が、普通の感じから切れるところまでの振幅が凄すぎてびっくり。
彼は、日本人なのに日本人じゃない感じだ。
あの人を映画の中心に据えたところで、この映画は形を持ち、逆に形を限定してしまった感じではある。
でも彼なしではあの映画は成り立たないだろう。
最後はきれいすぎるかもしれないけど、あれはきっとホントの話なんじゃないかな?
自分にとっては、西川美和監督のこの作品のほうが、「ドライブ・マイ・カー」より腑に落ちたかもしれないな。

#688 今日までそして明日から(しんすけsキッチン)

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昨日は結婚記念日。
数えると39年とか。
まあ多くは語らず。
 
うちの娘が吉田拓郎の歌で、一曲だけ知っていると言ったのは、
「今日までそして明日から」
クレヨンしんちゃん」70年代の逆襲か何かに出てきたのだとか。
まさに、今日までそして明日から・・だなあ。
今日まではよしとして、
そして明日はない、じゃなくってとりあえず良かった。
 
やれやれと作ったのは、
 
・卵入りエビチリ
・蒸すポテトサラダ
・お取り寄せ、三崎伊勢海老一夜干し
・エミフルで、後最後の一個ですと購入した、マスカルポーネとはちみつ?食パン
そして、いつもの自然派ワイン。
 
 

#687「スターウォーズ」は「プリンセス・レイヤ」のための物語だったのか、と、 今更episode6にたどり着いて思う日曜日。

 

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スター・ウォーズ episode6 ジェダイの帰還」を休み休みではあるが、やっと観終える。
スター・ウォーズ三部作のうちの最初に作られたの三部作だね。
 
今回789を見て、それから123にさかのぼって、再び456というわけだけど、こうやって見ていくと感無量だね。
ルーカスが最初の一作(episode4)を作ったときには、セリフでしか説明されていないバックボーンが、今では登場人物の後ろに透けて見えているんだから、面白いものだ。
 
あの人のあのセリフはあーゆー流れから来てて、それで後にはああなるんだよ、とかいうのがわかるのは、良くも悪くもなかなか感慨深い。
 
ダースベーダーだって、456で描かれた時は、そんなに苦悩に満ちた父親では無いような気がした。
でも123を経てから見ると、彼が最後の最後で救われるところはうるうるときてしまったよ。
 
そしてスカイウォーカーという流れ(9作目はそのまんま「スカイウォーカーの夜明け」というタイトルだ)をかんがみるわけだけど、
個人的には、やっぱりこの「スター・ウォーズ」という映画は、
ジェダイの映画ではなく、レイヤ姫の映画なんだと思った。
(Leiaなので「レイア」かもだけど、自分はやっぱり「レイヤ」なんだよね)
前述の、789を経て、123にさかのぼって、そして456をみてひしひしと思ったわけである。
ハン・ソロはやっぱりかっこいいし、ルークも頑張ってる(なんと9作目も頑張ってるよ!)し、
でもあくまでレイヤ姫が主人公だったんだよね。
 
7作目からのヒロインの名前も「レイ」って「レイヤ」からきてる?
おいコラ、これはちょっと無茶苦茶なこじつけだね。
 
かつて、岡山の田舎の高校生だった自分は、4作目を観て、生頼範義さんのポスターに目を奪われて、
なんであんな、チンみたいな顔したお姫様なんだろうねとか、まあまあ悪評高かった「レイヤ姫」だったけど、今となっては、レイヤ姫はキャリー・フィッシャーさんでなければいけなかったのだと言うことがよくわかる。
 
キャリー・フィッシャーさんは、スター・ウォーズの7作目だったかな、8作目だったかな、そのどこかの時間軸で、ドラッグかSASかわからないけど亡くなられました。
それはほんとに残念な出来事でした。
でもその事によって、自分の中の「レイヤ姫」は永遠に固定されてしまったのだった。
 
だから言いたい。
レイヤ姫ありがとうって。
あの岡山の田舎でスター・ウォーズを目を輝かせて観てたガキももう60を超えたけど、あなたのことはずっと忘れませんよ。
ほんとありがとう。
 
それで描いた絵がこちらになりました。