だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#679 philipsのshaverの替え刃

 

ここ何年かはフィリップスのシェーバーを使っている。回転歯のやつだ。
なんとshaverユニットを2年経つと新しいものに交換しろということで点滅の表示が出た。
それから1か月ぐらい様子を見ていたのだけど amazon で手に入れることにした。 1万円ぐらいする。
半信半疑で付け加えてみるとなかなか調子がいい。
本体ユニット は2019年に購入しているので もう3年ぐらい経過している。
(購入は2020なので型落ちを買ったということに今気づいた。amazonさんやるなあ)
機械の買い替えの時期はよくわからない。例えばiPhoneを2年ごとに買い換えるのは本当に正しいのかもわからない。
今のは2021.2からの使用だ。
でも自分の人生の The End から考えると2年ごとに新しいものを持つのも悪くないなと思ったりもする。
壊れないように長く丁寧に使うという言葉もリアリティが減った。

#678 学ぶことについて

評論家の宇野常寛さんが朝日新聞で『学ぶ』ことについて、こんな風に書いていた。 

僕が重視するのは、面白さ。 
知らなかったことを吸収し、世界の見え方が変わったり、アイデアが浮かんだりした時が一番、快楽の度合いが高いです。 

 

1人で世界に向き合うのは、本来、『耐える』ことではなく快楽。大人が1人で遊べないとしたらダメだと思うんですよ。


朝日新聞2002年10月5日朝刊) 

 

何かを学ぶということは自分から何かを求めるということだと思う。 
その中で自分で取捨選択して 咀嚼して、それを自分の中で再構成して提出する 
再構成したものは、受けた刺激程 完成度は高くないかもしれないけど、 
それが自分の中で血や肉となったり、言語とか音楽として吐き出されていくときに、 
はじめて、 
なんて言うんだろう 一歩でも前に出る(進む?)という快感を人は得るのだと思う。 

 

でもそういった表層的なことは、一度ちょっと得意げになっただけではしばらくすると忘れてしまって、 
自分がもう何十年もやってきたルーチンにまた落ちてしまう。 
だからまた同じような刺激を受けて、繰り返して、少しずつ学んだり得たことを自分の中に染み込ませていくのだ。 
そういうやり方しかない。 

 

だって、僕はクレバーな人間ではないからね。 

 

コツコツ地道にやってそれで駄目ならそれはそれ。 
ものにならなかったらまあそれはそれでいいんじゃないのかな。 
(実際はそこで畜生とか思っているんだけど、ダメなものはいくらやってもダメなんだよね。 
プロのピアニストやギタリストや渡辺貞夫さんになれるわけじゃないしね) 

 

うちの死んだ親父がよく言ってた 殺されるわけじゃないよって。

#677 透析室にやって来た彼との付き合いももう23年になった。

a.
 
昨日はまた一山超えた。まあそれも次の山が訪れるまでは、という感じだ。
なので本来はお疲れといきたいところだが、心は高揚しなかった。
体の周りに薄い皮膜が張り付いていて取れない感じだ。最近この感触がいつもだ。
 
ちょっとやばいぞ、おれと思いながら、なんとか身軽をモットーにあくせくしている。
 
b.
 
18時からWebセミナー。臨床工学技士対象のものだ。
実は、当院の透析室技師長の彼が発表する。
昼、奴がえらく緊張していたのでとりあえず茶化してはおいたけど、リラックスには至らなかったみたいだ。
 
『キンダリー5Eの導入〜クリニックの観点から〜』
 
というもので、ほぼ自院のデータだけで50分構成されている。
自院のデータだけだよ、すごいよね。
そんな彼の話を聴いていると、一応師匠である自分は、こんなに偉くなってもういつ死んでもええなあと思いますね。
 
やつとは、開業以来の付き合いだ。
彼が、新卒予定の学生の時に面接して、3名の候補者から彼を選んで、当院で1名だけの専門の技師さんとして卒業したてで来てもらったのだ。
その時はまだ大きな水槽の中で透析液を撹拌して作成するという原始的なシステムで、
西も東もわからない彼には来てすぐに松山赤十字に研修に行ってもらったので、
朝は自分がしばらく水作りをしていたのだ。ぐるぐるぐるぐるかき回すんだよ。手動やらモーターでね。
まあ患者さんもほぼいなかったのにそんなことが可能だったのだ。
彼が自分の穿刺を見て、自分でもやってみますと言い出すのには数年を要した。奴は慎重派なのだ。
(その他過去は容易に思い出せるが・・割愛)
その彼が今や、十数人の部下を率いて、当院のすべての透析を見てくれているんだからね。
ここまでよく来たよなあ、お疲れ様、これからもよろしくね、と肩を叩きたいところだが、
多分今は彼の方が先を自分の先を走っており、肩を叩かれるのは自分のほうかもしれない。
あはは、また昔話になってしまった。
 
c.
 
ほんと、他の透析室とうちの違いは、当院はほぼ技師主体の透析室であるということだろうか。
 
彼がやってきた時に、
「うちの病院は、すべての透析業務を技師さん主体でやろう。
技士が臨床工学士であるのは勿論のこと、医師でもあり看護師でもあり、介護もするし、全人的存在であるというふうにできたらいいな。だから、よくある、機械だけ、水(水質・エンドトキシン(開業当時はそんな言葉なかったかも・・))だけを見ているというのはなしにしようね。」というふうに伝えたのだった。
 
だから、自分は自分の透析室を誇りに思っている。
リンの管理は悪いし、医者はそう優秀でもないかもしれないけど、うちの透析室は誇れるし、こんな発表までしちゃったよ、てなことを、台所にMacbook置いて講演聞きながら、夕食をつくりながら、考えてたんだよ。

#676 うちごはん しんすけsキッチン と「解放の呪文」(吉田秋生)

a.
 
土居義晴さんがいいこと言ってるよね。
 
一汁一菜は手抜き料理ではありません。
日本の食文化…自然と人間がうまくやっていくための知恵…にあるお料理の始まりです。
 
ほんとそれで十分なんだと思う。
 
今はみんながハレの日ばかりを追い求めてて、
自分もそういう傾向あるけど、祭りばかりでは疲れるよと思いつつ、
自分も踊り続けようとしてるよなあ。
 
昨日は沼津から送ってもらった干物を3種類と、
ヨーグルトを水切りして出たホエイで、創作汁物を作る。
 
冷蔵庫にあった赤いピーマンと、白瓜と、ヴォリューム増すために鶏肉も入れて、すまし系の汁とする。
 
これと魚沼の米だな。
 
力振り絞って、寝るまでバイオリンの練習。
 

夢の園 (PFコミックス)

 
b.
 
ピアノの発表会が終わって、開放感があったのかなあと思いつつ、人生で何かから解放されるのって実は最終地点でしかあり得ないのだと思い、愕然として、それでふと思い出したのがこの漫画だった。
 
吉田秋生先生の『解放の呪文』という漫画。
院長室の本棚から探し出して読んだ。
 
昭和58年位のやつだったかな。
解放の呪文は、実はそういうことだったんだけど、堤彼女のストーリーテリングはその昔から素晴らしかったと言うことを再認識したわけで、その短編集にカルフォルニアストーリーズのヒースの話も入ってて、もしかしたら、あまりにも読むのがつらくってもう何年も手に取ることができずにいる『カルフォルニア物語』を、また再読できるかもしれないと思って、その短編集を1日1編ずつを読もうと思っている。
 

#675 I played 'TENESSIE WALTZ'on Pf.at IYO-MIRAI HALL.

 
昨日のピアノ発表会だけど、やはり練習のようにはいかなかった。
大人のピアノは4人で、その2番目にスタインウェイのピアノで弾かせてもらった。
 
『反省点』
・譜面を見なくて弾いている。なのに手元の指の着地位置が異なった。異なると修正が効かないでも音は進めてゆくことはなんとかできた。
それでも進めてゆけたとしても、やっぱり走りすぎて(うわずりすぎて)、うまく鍵盤に指がはまらなかったというのが1番の失点だね
・ルバートすぎる、演奏が。リズム感がなさすぎる。
・この演奏から自分としては初めてペダルを取り入れた。
演奏後、先生はペダルが少し残念だったと言ってたけど、自分にとってはペダルは初心者なのでまぁわからなかったというのが実感。そこまで到達していないのだ。
 
『良かったと思う点』
・一瞬止まったけど、持ち直して、とにかくほとんど止まらずに最後まで弾ききった。この1点だけだ。でもこの1点は自分にとってはすごい進歩だと思う。
 
1日たって思うのは、やっぱり自分では音楽の才能なんてねーじゃねーのかということで、音楽のミューズはこっちをみてもくれなかったということ。
非常に落ち込むけど、どうなんだろうね。
毎度といえば毎度だからね、まぁやり続けることには間違いないからポジティブに考えるしかないね。
 
さて今やっている楽器を列挙しておく。
 
アルトサックス(今はテナーサックス) 
エレ笛(こないだ買った)
ギター
バイオリン(こないだエレキバイオリン買った)
ピアノ(亀のあゆみ)
 
こうやって無節操にも見えるくらい楽器に手を出している自分を見て、ずっと昔に、二兎を追うものは一兎も得ずという格言を、音楽仲間からいただいたことがある。
でも、その後、自分がどれに対しても真摯に取り組んでいる姿を見てその言葉を撤回してくれた。
 
そしてまた、昨日、仲間からいい言葉を聞けた。
 
俺たちにはもう残り時間が少ないんだから、やりたいことをやっとかんとね、先に立つ後悔はないからね。
そうなんだ、死ぬ前に後悔しても始まらないからね。
 
その通り。
 
*自分のための覚書です。

#674 中島久恵さんの本で練習して、いよいよスローですけど「テネシーワルツ」に挑戦です。

Piano

 
コロナの集団接種に出かけるために、外来の受付時間を1時間早くしている。
それでもギリギリだ。
時間との戦いは疲れる。何かが終わっても次の何かが待っているのだからなあ。酒を飲んで全てを放棄して廃人にまたなりたくなるよな、全く。
逃げたい逃げたい逃げたい。
こんなはずじゃなかったこんなはずじゃなかったと、壊れた九官鳥がネジも巻かないのにどこかで繰り返して喚いている。
10月からオミクロン対応のワクチンが出るという関係なのか、今日の集団接種は閑散としている。
それでも医者も4人スタンバっているし、スタッフはフル稼働だ。
なんだかなぁと思う。
帰りにちょっとだけ寄った大型商業施設エミフルは、いつもにも増して人が増えている。もうコロナが終わったかのようにね。
病院に帰るとたちまち現実に引き戻される。
 
ところで、明日は、午後から音楽教室のピアノの発表会。
亀の歩みよりも鈍く、上手くならないピアノだけど、人前で、最後まで一人で初めて最後まで一人で弾き切るというのが今回の目標だ。
題目は「テネシーワルツ」
中島久恵先生のアレンジだ。
中島先生はジャズ漫画『PIVOT FOOT』も描かれるという多才ぶりで、誰のチョイスでもなく、その先生の本をネットで吟味して手に入れて練習を始めた自分にとっては、ちょっと誇らしい存在の方だ。
 

ジャズピアノテクニカルメソッド ジャズの練習 ビギナー編 中島久恵 著

 
ジャズ漫画 ピボットフット | ジャジーランドブログ https://jazzyland.co.jp/blog/2021/09/03/pivotfoot-7/

#673 秋の気配とコロナ自粛期間の短縮。

Penguins

 
昨日初めてアイスノンなしで寝た。
 
家の人は冷房はしないたちなので、夏寝る時は結構地獄のようだ。
 
以前は自分だけ冷房をかけて寝る直前に消していたりしたけど、真夏は冷房を消すと閉め切った部屋はすぐに暑くなるなので、その方法では逆に寝れないので効果がないことに気づいた。
 
さて次にどうするかと言うことで、窓を開けて扇風機をフルでかけて寝ると言う方法をしていたけど、それもなかなか辛い。
そこで家人が教えてくれたのは、アイスノンをあてるという方法だった。
頭をきゅっと冷やして寝ると結構いけるものだというか、体がそれに馴染んで、今は窓を開けた部屋で、アイスノンを後頭部に当てて、扇風機を2時間のタイマーにセットして寝ると言う手法で、結構寝ている。
当然起きてみると、寝間着はグシュグシュになって、布団なんぞ全くかぶっていないというのが夏の状態ではあるのだけど・・。
 
そんな夏もいつか終わるもので、
この1週間位前かな、扇風機をやっと止めることを思いついたわけです。
夜の風がちょっと涼しくなった頃かな?当然隣で寝ている人は長袖の服を着て寝ているわけです。
しかし自分はまだまだ頭が暑くてカッカするわけで、そうそうもう一つあった、寝る前にしこたまお酒を飲むという方法がね。
まぁこれはあまり有効というか有益ではないので、今は止めている。
その昔は睡眠薬とお酒と言う、非常に医者としてはやばい手法をとっていた時期も長くありました、ということを告白しておきます。
 
昨日の夜、やっとアイスノンなしで寝てみたのだった。
 
毎日が忙しく、体がヘロヘロというのもあるけど、くたくたで帰り、晩ご飯を作って、炭水化物とかタンパク質やアルコールが胃や腸から徴収されてゆき、1日のDuty終わると思うと、もうそれ以上何かをすることなどできなくなってしまうのでした。
 
それでも一生懸命、日曜日の発表会に向けてピアノだけは弾いている。
 
昨日は、これからはやっぱりアンサンブルを大切にした楽曲したいなと、久々にウェブ上で曲を作るソフト「Flat」に向かってジャズのスコアを作ってみたりもした。
そんな感じで今朝はピアノも弾いてみましたよ。
 
コロナの自粛期間が急に変わったりと(短縮ですね。気をつければ必要最低限の外出とかなんか微妙なこともたくさん書いてあったな。)、政治に翻弄されているけど、本質は、コロナ以外も含めて、いかに疾患の人だけではなく、疾患に関わる人たちの疲弊を避けるということも、医療の本質なのだと思う。病気を治すだけの医療は、この診療所というシステムでは最優先には決してならないのだと思う。