だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#710 繰り言

The Pace of Pacemakers

 

 
ほんとはねえ、
本気を出したらこんなもんじゃないんだよ、
やればできるんだけど、時間がないし、疲れてるし。
でもその時が来たら、やる時が来たらやってみせるからね。
 
  そんな言葉で溢れかえっていたのが、今では懐かしい。
  今となっては、そんな言葉にさえ熱量を感じるくらいだ。
 
あの子が学校に出てくるように、君から言ってやってよと、
英語の先生に頼まれたんだけど、
彼女にアノトキのおれが一体なにを偉そうにいえたというのだろう?
 
でもその先のことは曖昧で思い出せない。
あの田舎の、夏にはアスファルトの上にカエルの干からびた死体があったような高校で、
おれはそれでも、3年を過ごして、いろんな夢を見た。
今となっては笑えるような夢も。
でもその時の自分が、今につながっている。
 
  高校に通うか、やめるか、そんな選択肢しかなかったのもフタ昔だ。
  今は通信制とか、資格試験とか、色々あるみたい。
 
  ふうん、昔の2択とは全然違うね。
  だからわからないものには意見は言えない。
 
  でも、その先にあるものを、
  経験値がないからとか言わないでもっと探ってみたらいいんじゃないかと、
  年配のおじさんは思う。
 
  自分の責任を取れるのは、
  親でも誰でもなく、自分でしかない。

#709 Myサックス道

 
1Wが始まる。
光陰矢の如し。
 
自分のサックス演奏を聴いてかなり落ち込んだので(確かに先人の言われるように演奏をRECすることは重要だ)、
色々調べたり練習したりした週末だった。
週末のコロナの集団接種もそういえばヘロヘロだったけど、その夜もサックス吹いたなあ。
日曜日の昼からは、バンドのための楽曲プチアレンジもし始めるけど、それもあっという間の数時間が飛んでゆく。
もう晩飯をつくる時間だよ。
・・ってな感じである。
 
もうはじめて何年だ?
ジャズがわからないなりに、コードとかで演奏を誤魔化してやっていた。
いまだにわからない。
 
でもリズム(ジャズとかは裏beatの方が重視され、頭から入る我々の盆踊りリズムでは、ノリを見失いがちである)とか、
単語の塊(日本語は一音が一つの音符だけど、英語はシラブルに一つの音が当てられる)で流れを制御する、とか、
この辺を探求して実践せんとオイラに進化はないなあと思う。
 
そして、何よりもアンブシェアであり、苦手なタンギングのことだ。
 
サックス奏者に詳しいわけでもなんでもないし、
自分にとってジャズヒーローがいるわけでもない。
自分がミーハーになったのは、
ブルーススプリングスティーンの隣でサックスを吹いていた、クレランスクレモンズで、彼は死んでしまった。
それで、探してもらって デュコフD5というマウスピースを吹いている。
 
ネットで、スタンゲッツのタンギングの記事とか読んでみるけどわかんない。
 
息の深さ(音を出し続けながら切るということだ)と、つけるのではなく舌を離すことに帰結されるわけだけど、
 
全く上手くいかねえよ。
 
宮本大が寒い橋の下で吹いてたよなあ。
ちょっとの練習くらいじゃ彼までは幾星霜だ。

#708 新しいairpods買った。入力マイクとしてどうか実験してみるけど、歌ったのはなんと「酒と泪と男と女」だったという。

 
ワイヤレスのイヤホンをなくした。Airpods第1世代だ。
 
ふと思いついて、使おうと思ったときには既に筆入れの中にはなかった。
筆入れの中にいつも入れっぱなしで、使うときにしか出さないので気づかなかったのだ。
 
酔っ払い画伯になって絵を描かせてもらった時に筆箱開けるので、描いた店に電話して聞くけど、どこからも出てこない。
追尾機能があるのでそれをオンにしておけばよかったのだけど、全くしてなかった。
うかつ極まりない。
 
それで新しいヘッドホンというかイヤホンを探すわけだが、決められない。
いつも決められない!
ハイレゾの事なんぞが浮かんできて、ゼンハイザーの有線ヘッドホンとか寄り道して、結局はまぁ必要なときにだけ使ったらいいかなと思って、やはりIPHONEと1番相性の良いだろうAIRPODSを選んだわけである。
そうやって考えを巡らせているうちにAIRPODSの第3世代が出て、それはAirpods proと比較すると機能は少し落ちるのだけど、ゴム製の耳当てが付いていないのが自分としては好みなので、音も聞かずアップルに直接注文しました。
 
到着。
 
右耳をマイクにすると設定して、ヘッドセットを外して、机の上に置いて弾き語りを録音してみる。
その次にはiPhoneコンデンサーYetiX(USBコンデンサーマイク)をつないで、同様に録音してみる。
AirPodsのほうはノイズを拾ってこもった感じで、さすがにコンデンサーマイクはいい音だった。
演奏の良し悪しは別としてね。難しいね。
 
本当はこうやって机の上にマイクを転がして録音して、それでその録音を聴きながら、他の楽器を重ねられて手軽に1人楽団が作れればベストなんだけどね。
思いついたときにね。
 
音源を苦労して晒すわ。聴けるかな?
その1 airpods その2 YetiX

#707 「何かを選ぶ事は何かを捨てることだ」

(2023.4.16 makino syokubutu-en)
 
牧野植物園に行こうと思って、ちょうど始まったNHKの「らんまん」を見始めた。
 
でも、植物園に行ってみて、
本物の「牧野富太郎」博士と、NHK朝ドラの「槙野万太郎」さんは別キャラだと言うことがわかったので、
それ以来は、
TVはダイジェスト版を見ている(それでもみている!)。
 
その「らんまん」の第5週で、
「何かを選ぶ事は何かを捨てることだ」とおばあちゃん(なんと松坂慶子さんだ!)が言っていた。
 
確かにその通りだと。
 
槙野くんは造り酒屋であるみねやを捨てて、東京にいって植物学の道に進もうとしている。
何の不自由もなく育って、有り余る本を買い与えられて、植物学の道に進むと言う彼が、これから何を失うのか何を得るのかはまだわからない。
 
でも確かに、誰だって、何かを選ぶために何かを犠牲にしているのだとは思う。
もう数えきれない選択をして、おれも今のこの人生にぶら下がっている。
 
5/13に出かけた「愛媛県立美術館」で、ご夫婦で「ルビー婚展」を開かれた水関さんが言われていた。
絵の世界では、自分もまだまだ若造なんですよ。
だからまだまだやりますよ。金婚式の後もねと。結婚から始めてこれが10回目の記念展覧会だそうだ。
彼は家の近くにアトリエは作ったのだけど、
そこに行くまでの15分が惜しいので、奥様に二泊3日の弁当を作ってもらって、寝食も惜しんで籠って絵を完成させるのだとも言われていた。
そんな話を家人に熱く語られていた。
我々夫婦もここで個展をやったらいいですよと勧められた。
ほんと随分と芸術家たちからは力をもらうもんだ。
 
まあ日々をアリのように働いているわけだけど、
(はたから見てそう見えたらそれが正解だけど)キリギリスのように音楽やら絵画を奏でられたら、
それが今の自分にはベストかもしれないけど、
キリギリスにはまだまだ程遠い。
 
磨き合う油絵 ルビーの輝き 松前の水関さん夫婦が県美術館で結婚40年展 愛媛や旅先の風景 繊細に大胆に(愛媛新聞ONLINE)|dメニューニュース(NTTドコモhttps://topics.smt.docomo.ne.jp/article/ehimenp/region/ehimenp-news202305140020?redirect=1

#706 23:03 tonight

 
君のいないベッドで
君の寝息が聞こえたような気がした
耳を澄ませると
寝返りの音まで聞こえてきたよ
 
窓の外では細かい雨
天気予報はよく当たる
あの街 布団の国で君は 今どんな夢の中
 
Bossanovaのリズムに乗せて
センセの低い声が異国の演歌を歌う
だからその日から
ボクにとってbossaは都会のbluesになった
 
この国のblues
あの国のblues
ボクのblues キミのblues
 
もう誰も待つことはできそうにない
だって 雨は本降りになって
キミの声もボクの声も聴こえない
そもそも誰が誰なのかわからないんだけどね
 
耳を澄ませたら
目を凝らしたら
明日が来るといいな

#705「道後椿倶楽部」に飲みにゆく。

 
久々の気がするけど、前回から1Mしかたっていないのだ。
なんかこの集いも続いているということはみんな気が合うのだろう。
一期一会から始まったとしても、どんどん、どんどん深まってゆくんだ。
 
伊予市の小児科が新規openした話でプチ盛り上がり。
 
自分が開業した時はひっそりの感じだった。
だってほんと数えるほどしか患者さんこなかったからねえ。
透析だって一人の患者さんから始まったのだ。その患者さんが怒ってすぐに退院して、病棟は〇(ZERO)となった。だから病棟ナースさんは帰っていただいて、朝自分が病院の鍵を開けるために朝一番にやって来てた。
自分は、それまでいた大きな病院でそれなりにやってた気がしてたので、
それこそ愛媛大学やら日赤を背負って立ってるみたいに思ってたけど、
それは単なる大きな間違いで、
そんなことは患者さんの診療にとっては何の意味もないことだった。
その日から、
おれは医師免許は一応持ってるけど、
個人の医者として患者さんと「勝負」してゆかねばならないことを否が応でも学んだのだった。
だから、肩書きなんてね、本当に紙の上だけのことなんだよ。
 
話がずれたけど、Yoちゃんの作る美味しい料理とお酒と、あゆみさんのkindnessと、素敵な女の子たちとの会話で、いつも僕らは随分と救われるのだった。
 
そんなふうに夜は更けて行く。

#704  「豚バタライス」食って久々のライブ。EL SWING LIVE at Y's Cafe(2023/05/10)

リニューアルして初めての「Y's Cafe 」、
 
ほんとご無沙汰で、ステージも綺麗になって別の店みたいだけど、由美子さんはいつものように笑顔で迎えてくださる。それだけで嬉しい。
 
プロモーターの井上さんから誘われて急遽参戦したliveだけど、あまりあるものをいただき、こういうのを一期一会と言うのだと思う。
 
ラテンジャズの手だれたちのバンド、「EL SWING」、うーんすごかったの一言。
 
特筆すべきは、自分のことではありますが、酒なしでクルマで行ってクルマで帰ったこと。
音楽にはお酒がつきもので、切っても切れないものだったのに、最近はそれがどちらかというと「勉強」になっている。
我々も片隅にplayerとして置かせてもらっているグレッチのライブは、ほんと毎回hardな修行でもあるので、酒抜きで参加している。そのややマゾ的な快感にもだいぶ慣れたということなのかな?
酒抜きでも、それでも楽しいのだから良いのだろう。いや、負け惜しみじゃないですよ。
 
音を学び、浴びて、音を楽しむ。理性で感じて、理性をなくす。
それも心地よい。
 
帰りにクルマで通り過ぎた夜の八坂通りは、2次会に移動するであろう人たちの群れで賑わっていた。
彼らはもう酔っ払ってるのか、マスクの人はあまり目立たない。
 
ふーん。
 
そんな夜の一コマ。
 
そんなわけで、まだ開演まで時間があったので、
久しぶりに作っていただいた「豚バタライス」食べていると、
なんか長い旅を終えて帰ってきた気分だった。