#11 ミック・ジャガーさん江
日本人って誰かのせいにするの得意だよね。
お国のため、愛する人のため、親のため、そういうのって思考停止できるから、悪い言い方したら実は簡単なのかもしれないよ。
おれだって、お前のために頑張るとか、患者さんのために一生懸命とか、子供のためにとか、いいたいもんね。
無論それが悪いというわけではないんですけど、なにかのためっていうのは、強そうで実は弱いんじゃないんじゃないのかって時々思うんですよね。その「なにか」という支えが失くなった時には、非常に弱々しくなっている危険性をはらんでるんじゃないかって。その何かに依存してしまうことは実はピュアな用で麻薬みたいなもんなんじゃないかって、特に本人が無自覚にそれを信じている場合とかも多いので気をつけんとね、諭してもわかってもらえんばかりか、あいつは冷たい人間だとかよく言われてきましたんでね。
おれはね、自分のためにってホントは言いたいんですけどね、なかなか言えませんよね、これが・・。
そんな自分ですが、ジョン・レノンが死んだ時には40歳で人生終わろうと思い、忌野清志郎さんが58歳であっちに逝かれた時にはもうそこまでだよなあと思い、原田芳雄さん亡き後はおれの人生は73年と勝手に決めたりしてみましたよ。
ほんと弱すぎる人間でしょ?ナニかとか誰かにすがりっぱなしじゃない(^^;)
ああ日野原先生はとりあえず眼中にないですけどね(苦笑)
ミック・ジャガー御大は70歳で腰振りながら、あいかわらず、東京ドームで「サティスファクション」を歌ったらしいという話じゃないですか。
ジャガー氏は、きっと、自分の見えない未来に向かって、鍛え続け、頭脳を張り巡らし、ストーンズというビジネス・モデルに関して考え、そして「ロックンロール」なんてものにも真っ赤な舌を出しながら、「It's onle rock'n roll,but I like it.」って歌ってるんだろうね。
いや、いや、いや。