だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#20 Jazz映画をおれに!「5つの銅貨」(1960)

レッド・ニコルズの自伝的映画「5つの銅貨」(1960)を久々にDVD購入してみる。


古い日本語吹き替え版がyoutubeにアップされていてそれを観ていたのだが、それでは気分が収まらず購入。
1000円ちょっとでこの映画が見れたなんて幸せ。
 
1924年、NYにコルネット奏者のニコルズがユタ州から出てきたところから映画は始まる。
バンドとしての成功、娘の発病、第二次大戦、かつての仲間とがどんどんビッグになってゆく。
ルイ・アームストロング氏が本人として登場としており、彼のナマを見れるだけでもううるうる。
ちゃんとヒューマンドラマのツボは押さえられていて、後半10分はもう涙涙。
バンドマンとしてカムバックする彼のもとに、勝手の仲間や、ルイ・アームスロトング氏も駆けつけてくれる!
 
そして・・奇跡が起こる。
 

5つの銅貨 [DVD]

 
自分のモチベーションを高めようと思ってこの映画を観たわけなんだけど、
なんせとしとればとるほどテンションって落ちてくんだよねえ。
他人様から見ればハイテンションの自分だろうけど、中身は結構アップアップ、
そんな自分がモチベーション高めるために、自分を騙せたら一番いいんだけど、
騙すっていうのか、新しいステージに連れてくっていうか、ね、
そんな自分自身との戦いの日々ですよね。
 
まあみなさんもみんなそうでしょうけど!
 
バンドをたたんで、今は戦時中の造船工場で働いているニコルズに、娘の友達が云う。
「パパが言ってた、落ち目になる前にやめたんだ・・」
その言葉にむっとして楽器をその場で手にするのだが、ショボイ音しか出ない。
「唇が硬くなりすぎてて、もとには戻れないんだ」
そう娘に言い訳するニコルズ。
「わたしのまわりにもそんな言い訳する子がいたわ、私もねみんなには陰口叩かれてるのよね・・」
小児麻痺で杖歩行の娘は、そう淡々と言い放ち、寝室に去ってゆく。
そして、ニコルズは2ヶ月の練習ののち、カムバックを果たすのだった。
ナベサダが一日寝る時間以外はほとんど練習してたってテレビで言ってたけど、ニコルズもきっとそうしたんだろうなあ。
 
「この人は誰かに負けたらあかんのよ」と、
先日のこと、言われましたよ。
自分に関して、なかなかのツボを得た発言だなあと感心した。
ポロッとブラジャーからおっぱいでもこぼれ落ちるようにさらっと指摘されたけど(これも死語みたいな例えだな^^;)、
そうそうそぬなの、
もう見える者が敵というレベルも当然あるけど、それよりなにより、情けない自分が一番許せんのよね!
 
(この言葉をおれにくれた姉御にもこのDVDを貸そう、そうだそうしよう!)
 
ジャズはいいよ、というより音楽はいいよ。
 
 
youtubeで見なおしたけど、全くいいシーンだぜ!
 
 

三つの曲を三人で同時に歌うシーンがある。ダニー・ケイが「ラグタイムの子守唄」、スーザン・ゴードンが「ファイブ・ペニーズ」、ルイ・アームストロングが「グッドナイト・スリープ・タイト」。この三曲はコード進行が全く同じに作られているため、三重唱すると綺麗に重なる。和田誠は同シーンに影響を受け、「快盗ルビイ」で、ラジオから流れてくる曲に合わせて小泉今日子真田広之がそれぞれ別の曲を歌う「たとえばフォーエバー」のシーンを作った[2]