だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#38 たまには仕事の話など・・

昨日は、県中院長の西村先生主催の「松山ネットワークカンファレンス」でした。

病診連携の会のシリーズなんだけど、今回は慢性腎臓病がテーマ。
 
県中の腎臓内科の先生二人と、市民病院の腎臓内科の関川先生の3演題でした。
開業医向けにはちょっとレベルが高い、糖尿病性腎症の話と、腎硬化症の話と、RPGNの話。
 
討議ではなかなか歯に衣着せぬ発言がでて、結構面白かったですね。
勤務医といえども、医療経済とか診療報酬とか査定の事を考えずに医療するような時代は終わったのだ、と実感できて、これまた興味深かったです
 
ANCAとかBMGとかNAGとか、開業医レベルでどこまで測定したらいいのでありましょうか?
患者さんを紹介したらどうせ県中で測るんだから、自分たちが治療に介入しないのなら、なるべく医療費をかけないであたりをつけてあげたいものだと思ったりもするのですが。
 
確かに、腎硬化症の方は増えてきており、
そういった方たち(Crレベルで言うと2とか3とか)のCKDの進行をいかに遅らせるかが、我々開業医の使命なんだろうと思うし、
そりゃ腎臓専門医の先生から見たら、Cr2なんて腎機能半分しかないじゃないのってことになるのかもしれませんが、
まあ皆さん、なかなか、県中の専門の先生のとこに行きましょう、はい行きます・・にはならないのが現状ですからね。
 
あとは口をそろえて「わしゃ透析なんぞせんよ、死んでもええから・・」と当初は言われるんですけど、
そういってもCr8になるとてのひら返す方がほとんどで、そういった方たちをだましだまし治療してゆくのも我々の使命なんだろうなあと思いますよ。
それがなかなかうまくはイカンのですが・・。
 
まあ懇親会でワインしこたま飲んで、いつも透析で直接お世話になっている県中の先生方とか、西村院長と話せたのが良かったです。
収穫ありました。
たまにはこういう会にもいってみるもんです。