FBを通じて出会って、さりげないやりとりを交わして、 ちょうど一年前の福岡の学会で生で初めてお会いした横浜のY先生 。
彼とは一年越しの約束で飲むことに決めていた。
なのに、彼の病院は常勤泌尿器科医がひとりいなくなっとかで、 つまるところ彼は主任件雑魚ってことらしい。副院長なのにね。
そんでもって神戸日帰りという話なので( ああ文明と時間を切り売りして新幹線は今日も走るのです)、 あわててゼロ次会を設置。
三宮の怪しげなビルの地下で立ち飲みでスタート。
「大将、なんかおすすめの地酒ある?」
「すんませんなあ、このへんの地酒は全部全国区なんで、 この土地だけちゅうのはないんですわ」
では・・と、すすめられた長野の酒を。グビリグビリと。
うめえうめえと杯は重なる時間は過ぎる。
1時間後。
予約してた焼肉屋でうちのスタッフと合流。神戸牛だあ! それいけやれいけで盛り上がりさらに杯は重なる。
でも二人を引き裂く新幹線の時刻は刻々と迫り、
最後にはおない年の二人は、 熱き口づけまで交わしちゃって困ったもんである。
そういえば久々に似顔絵も書いた。
先生とバイバイしたあと、
これまた元町まで若者たちと歩いて、 ビルの2Fのその名もまんまの「DYLAN」という店に。
「DYLAN」って関する店なんだからそりゃそうだよね。 ここに行けば70年代の音楽に会えると下調べしておいたのでした 。
(このへんがいわゆるAB型のAB型たる所以ですかね)
40歳のマスターに頼んで、「風」のLPをかけていただく。
アナログレコードから流れ始めたその音の中に、 僕らの若い時の夢や挫折や希望が詰まっており、
店はいつの間にか過去に向かって漕ぎ始め、
その中でおれはまた「神戸に住むぞぉもう帰らんぞぉ」 とお決まりのフレーズを連呼していたのでした。
(つづく)