ほんとに大事なことなんで、そう大それたものでもないんだ。
温かいご飯に、卵をかけて、醤油を垂らして目一杯かき混ぜて食べるとか、そんな幸せ。
そんな幸せをなんか忘れてしまったというか置き去りにしてる気がする。
スーパーで食材眺めて、買い物して、それでご飯を作って、食べて、片付けて、
それが自分にできる精一杯だけど、そんな一日の終りに、やれやれと空を仰いだりして、ぽーっとできたらいいな、もっともっと。
そんなシンプルなことを思い出させてもらった。
「ごはん」を作ることと、そのためにいろいろ準備すること、そのことも含めて全部が幸せに帰結するんだから。
おれはいったいなにやってんだ?
おれはいったいなにを学んできたんだ?
おれはどうやって生きてきたんだ?
スタッフの女の子が貸してくれた「くーねるまるた」を読んで、そんなsimplicityを思った。
【たとえばある疲れはてた日の夕食】
鯖そぼろとベビーホタテを甘辛く焼いて、そんでもってアボガドとトマトと卵を添えて、したは素麺とおぼろ豆腐というもの。刺し身わかめのじゃこがけと、冷製トマトスープと、ゴーヤのサラダ。