「ろかみぃばいばい」の覚え書き。
また性懲りもなく歌を作っている。
歌を作ってて口ずさむメロディが、 誰かのパクリじゃないのかといつも思いながらも、 おれのメロディなんて何処にも出てかないんだからそれでいいかと 開き直って、ギターを爪弾いてまた口ずさむ。
ドアを閉めたら振り返らない
死んだおやじの遺言さ うそだね
夜が明けたら 僕は雲の中
きみの寝顔がもいちど みたいよ
♪ちがう空の下
同じ月を見て
キミのセリフが 100倍も痛い夜さ そうだね・・
中年3部作と勝手に銘打って、作ってる2曲めは「 ろかみぃばいばい=Rock me Bye Bye」というものだ。
あはは!
同じツキアカリの下、月を見上げて、 やっぱり遠く離れた土地でおんなじ月を見上げって互いを思ってる。
バイバイ言って出てきたのはずなのにね、って歌だ。
「ばいばい」だから、さよならするのさ、とか、歌いながら出て行くわけだけど、サ・ヨ・ナ・ラできない・・・なんか未練ソングだな。
だから遠距離恋愛って、 よっぽどのことがない限り成り立たないんだと自分は思う。
そして、彼女に自分のことをこれ以上思わせないうように、 多分男の子は自分なりの精一杯の嘘をついて、 部屋を出ていったんだと思う。
彼女の事好きなんだけど一緒にいられない理由があるんだ。
なんだろうね?そんな理由って?
もしかしたら相手の両親に釘刺されてんのかもしれないね。
自分たちだけの理由ならNoとも言えたけど、 なんか彼女のこと考えたら、 自分がいないほうがいいんじゃないかって考えたのかもしれないね 。
だったらこの街にいることはもうできないじゃないか?
だから、最後の歌を歌って、嘘をついても、バイバイするんだろう。
だからろかまいbabeなんだろう。
あのチューリップの名曲「心の旅」 では、夜汽車に乗って男の子は街を出て行くんだけど、 今歌うとしたらどういう表現になるんだろう?
ポケットに君を詰め込んでこのまま連れ去りたい・・ ってな歌詞だったね。
でも彼女の理由ってなんだ?彼のいないそこで、 彼女は果たしてhappyでいれるんかな?
彼女はあなたのことが信じられないと泣いてそれでもすがりついた だろう。
でも、
でもね、若いから、きっと時が解決してくれるんだろう。って思う。
時は残酷だけど、人生のいろんな事っていうのは、おおむね「 時間」とか「忙しさ」 とかそんなものたちが癒していってくれるものだということを、 自分も歳をとって学んでいった。
おれは一生忘れないよ、なんてありゃ嘘だね、 夢壊すようで悪いけど・・。
最後に月の話を。
この地球という惑星で、太陽だって一応ひとつしかない。
だけど、恋人たちは、太陽か月かどちらかを選べと言われたら、 99%が月を選ぶだろう。
異国の地でも、夜の闇の中、 月は優しい光で街路を照らしだしてくれるだろうから。
その月を見上げて、やはりちがう空の下で同じ月を見上げて、 お互いのことを思えればそれでいいじゃないか。
そんなふうに思ったりもする。
禁酒5日目にね。