#133 Rikaちゃんの肖像
久々に描いたような気がするけど、ついこないだも描いたような気がする。
絵を描くって、腕はまあ置いといて、素敵だ。
モデルの娘の顔をじっくり見ながら、ソレを自分の手の先に伝えてく。そしてその想念みたいなものが(おおげさだな)真っ白な紙の上で徐々に形になっていく。
自分の絵は消しゴムは使わないので、ちょっとおかしくっても線をどんどん重ねて、最終形にしてゆくだけだ。
それが酔っ払いスケッチだ。
時には、ワインのボトルに、ただのマジックで描くこともある。
弁当のおりの裏蓋にも描いた。そういえば最初は名刺の裏に描いてたな。
Rikaちゃんが嬉しい事言ってくれたよ。
「最近の絵は、なんかちょっと似てきてますよねえ」
そうなんだよね、なんか稚拙な絵ではあるんだけど、酔うと見知らぬ人まで描かせてもらったりしてるんで、単に枚数増えてるんで、そんで少しは腕も上がったのかもしれないのかな。
まあもともとのデッサン力もないし、遠近法もあやふやだし、系統だった学習もしてないし、ただの酔いどれ画伯なんですけどね。
あはは。
そんなわけでiPhoneの中の絵を見ながらぼーっと思ってたんだけど、Rikaちゃんとのりやんと知り合ってもう7年位になるのかもしれない。
大街道から西へちょっと入ったビルの2Fで「ぞーな」という店を、彼と彼女は二人っきりでやっている。
もうすぐ移転open2周年だ。
その前はワシントンホテルの裏の「のり庵」だった。
のりやんは、それはプロの料理人に言うべきコトバではないと思うけど、もう素晴らしい料理を繰り出してくる。
(ただし酒癖は悪いかも^^;・・それはあんたも一緒やと言われるかな?)
でも、勝手に言わせてもらうなら、「ぞーな」はなんのかんの言って自分のホームグラウンドだ。
そこでいろんな人と飲んだし、くっちゃべったし、いろんな出会いも別れもあった。これからもそうだろう。
Rikaちゃんの肖像画を見ながらそんなことを思ったんだ。