だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#144 風邪を引きましたよ。

風邪を引いた。
 
なんだか月曜の朝からゆるいうんこだったので、週末の疲れのせいかと思っていたのだが風邪の前兆だったんだな、あれは。
そんで、なんか夜中に悪寒が来て、喉が痛く、腰がいたいのでありました。やることはてんこ盛りで、とりあえずは、仕事での年末スケジュールやらボーナスのことは置いとくとしても、こんな時に、愛媛県立美術館で開催されてる「ロバート・キャパ」展のことを渇望してしまうのは強欲というもんだろうかね?
酒飲みに行く回数減らせばなんとかなることだってあろうものを、それはいつも最終に回されているのだよ、ははは。
 
・・とか笑ってたら今度は下痢だ。
こんなにちょっとのことで人間はこうも弱ってしまうのか。
 
絶望の意思は、希望があるからこそ生まれるものだと誰か偉い人は言ったが、生があるからこそ死を忌わしく思うのだろうか?
オレは、そう長く生きたいとは思ってもいないが、まだやりたいことはたくさんあるような気が最近してきたところなんだよ。実は。強欲だね。
若いせいのまっただ中にいる人はそんなこと思わんかもしれんだろうけどね。
 
こうやってちょっと身体にガタが来るだけでそう思うんだから、たしかに病人の絶望はきりがないのかもしれないよなあ。
でも、生きてくのが嫌で嫌で、生きていってもいいこともないというような気持ちとか絶望とかと同居してる患者さんを見てると、なんとかできることがあれがなあ思うんだけど、残念なことにオレたち医療者にできることなんてほんとに爪の先くらいのヘルプなんですよね。
結局、そのヒトの背負った荷物はその人でどうにかするしかないんだと思うよ。
それをそのヒトの『人生』って呼ぶんだろうし。正解も曲解もありゃしない。
 
まあ自分がこうやって弱った時の気持ちを忘れんことくらいかな。
 
そんで、なんだか久しぶりにジョン・レノンのこととかも思ったりしたわけですよ。
 
ジョン・レノンじゃなくって正確にはみうらじゅんの描いた「アイデン&ティティという漫画のことを思い出したわけなんだけど、
あれに出てくるコートの男は正確にはディランなんだけど、でもバックにはあの時代には、ミック・ジャガーみたいなやつや、ジョン・レノンもいるんだよね。
もちろんちょっとエキセントリックなヨーコさんのような女の子も。
そして若い奴らはエキセントリックな女性にいっつも憧れるもんだからね。
 
そんで、ジョンの「Happy Xmas」を思い出したりしたんだけど、やっぱり人間がいる以上、いろんな意味での戦争(戦いやらいさかい)は終わらないのかな?
 
二日目の今日は朝から麻黄湯飲んで、鼻かんで、またなんとかハードな一日を乗り切ろうとしているだけだ。
ああやっと終わりが見えてきたかな・・