だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#1&#2 さあ始めようか、始めたら始まりさってSIONも歌ってたよね。

#1

短い、今までは帯に短し襷に長しとほったくられていたことどもを、こうやって流していこうかと思う。personalよりももっと切実なことども。泡のように浮かんで消えることども。意味などもともとこのblogにあるのかどうかだってわかりゃしない。おれという人間がここにいて吐き捨ててシャボンのように消えるだけのこと。
正月にlifehacking(fuckingでもsuckingでもない!)の本を読んだ。「減らす技術」とかそんなやつだ。長いスパンで物事を見ることが大事だ、自分で目標を設定して、それを実現するために、前段階を作って、その前段階に至るためにあれをして、したいことだけを吟味してゆとりを捻出する。それが豊かな時間を生み出し結局はmoreを手に入れることができることにつながるんだ。なるほどなるほど。でもそんなふうに考えることに今はちょっと疲れているのかもしれないよ。あれもしたいこれもしたい、音楽聴いて鳴らして踊って唄って酒飲んで仕事ももっともっと。きりがない。そういえばあのF1のニキ・ラウダの映画も結局行けずじまいになりそうだしね。

#2

昨日はダウンして寝た。
眠りはなんとか思い留まれる時点までは戻してくれるで、も、とても再生したとは言えるあんばいではない。いらだちだけがつのっていく。
日々の仕事にうんざりしながらも結構楽しんでいる。確かに天職なのだと思う瞬間が一日に何回か訪れる。医者をやっててよかったなあって。
でも、おれじゃなくって誰かさんでもいいんじゃないのか、地域医療とか言う口車にのって、すり減ってくだけの人生なんて、とも思う瞬間だってある。誰かがいなくなったら誰か他の誰かが現れるだけのことなんだろ、って。
後輩が先輩に聞いていた。「長く医者やってる日々のモチベーションはどこから湧いてくるんでしょうか?自分はこんなこと、どうやったら一生続けられるのかわかんないんです・・」彼はこう答えた「二日酔いでも何でも、診察室の椅子に座って時間が来たら、スイッチが入るんよ」と。自分もズイブン酒も入っていたこともあって、うまいこと言うなあ、と、ぼーっと聞き流した、その時は。でも、その気持ち、今ではなんとなくわかる。確かに自分のリズムの中で自分の場所や時間は生まれ、熟成してゆくんだ。そしてそれを作っているのはほかならぬ自分自身だ。ヒトに動かされているようでも、おれたち開業医は自分で決めて自分で歩いてゆくしかない。でもそれがいらだちの原因であることも事実だ。皆自分の場所で立っている。踏ん張っている。でも、そこがほんとに自分の"place"だったのか?自問自答しながら、立って・踏ん張って・前を向いている。
さあ、ろくでもない一日にしたくなければ、なんとか、上を向いて始めるだけだ。はじめよう。亀の一歩でも。