#251 「中村達也 独り叩き旅 in Matsuyama(風来坊)」
9月22日火曜日、スターリン(9月13日に遠藤ミチロウさんのライブに行ったばっかりだ。何たる偶然!)にもBJC(ブランキー・ジェット・シティ)にも在籍し、最近では斉藤和義さんともやってる中村達也さん。FB友だちから教えていただいて、このライブに参戦できることになった。
19時open前から店の階段で並んで、ドラムの真ん前をゲット。島村楽器のドラムの先生もおられる。隣の姉ちゃんに聞いたらSOLDOUTだって。彼女は今治から来たって言ってた。それにしてもライブの始まるまでの1時間半は長い。酒をちびちびやりながら待つ。待つ時間は余計に長い。ステージは通常と異なり、店の真ん中のフロアにドラムセットが置かれており、店の前列の普通ならステージである場所からも達也さんを見下ろせるように椅子が置かれている。
最初は人はまばら、これならこんなに早く来る必要なかったんじゃないかなどと思ったりもしてた。隣の隣のつなぎのジーンズのあんちゃんは、京都・広島・松山と参戦で今日が最後だと。京都はほぼ立ち見でしたとのこと。席が埋まって、20時過ぎからは立ち見の方ばかりの、結構な収納状態。20:30前。店の入口から人混みをかき分けて中村達也氏登場。
とにかくすごいドラミングだった。吠える、叫ぶ、ドラムを日本刀のように斬りつける、体を捻る、叩く、そして叩く。こめかみの血管は浮き出し、玉のような汗がほとばしり、達也さんは革ジャンのつなぎをはだける。あのモンモンがタンクトップからはみ出た腕に踊ってる。シャーマン?鬼神?シンバルを斬りつける姿は狂気にさえ満ちている、いや狂気だろうねあれは。
こんなことしてる間にも、時は流れてって、お前もおれもどんどん年老いて、最後には干からびたミイラみたいになっちまうんだぜ。Are you alright,yeah! だから今をもっと燃焼させようぜ。もっともっと破裂するまで登りつめて、燃え尽きた灰の中でもダイヤモンドになろうぜ。
ハイボールと焼酎と腹に響くドラムの中、おれの中にはそんなメッセージが送られてきてたんだ。まるで天からの啓示のようにね。
最近も、仕事を一日してたり特に酒を呑みすぎると(いつもか)、肩から腕先までが、まるで2本分の腕を有しているように重だるさが増す。頸を左に後屈させると痛みが走る。状況は発症時よりは好転しているけど、まだまだだ。
前日出掛けた床屋さんでも、左肩から腕の持ってゆきどころがなく、体を動かすことを許可してもらったくらいだ。でも髭剃りの時に腕を挙上してたら、「それじゃ剃れませんから」と苦笑されちゃいましたけどね。しょうがねえ男だよなあ。安息の場である散髪でも、なかなかリラックスして眠れないのはちょっとずいぶん問題だよなあ。
そんな中で、左肩を時々もう一方の手で抑えたりしながら、ビートにまみれていたんだ。
Life goes on and on,getting harder and harder、ストーンズのミック・ジャガーの詩だ。人生は結構きついね、でもオールライトだぜ。旨い酒や肴もあって、イカしたビートもある。温かいねぐらだってある。それ以上になにが必要だっていうんだい?でも欲すれば欲するほどかなたで輝くものはさらに高みに登っておき、オレもよだかの星のように登りつめていかんと欲するのだ。
ドラムセット、途中でセッティング変えました。あとで先生に聴くと太鼓の音階を上げてあきさせないようにするのと、BJC対応とかにしたんじゃないかとのことでした。