#260 「STARWARS展」をみにゆく。
日常に非日常がある日突然やってくる。
ルーク・スカイウォーカーは、ある日自分がジェダイであることを知るのだ。
そうやって運命の糸車は回り始める。
運命の糸車といえば、豹頭の戦士のとてつもない物語を「グイン・サーガ」として紡ぎ続けた栗本薫先生も志半ばにして逝ってしまったなあ。
あの物語もローダンみたいに書き継いでいくとかいう撮ったけどどうなったんかなあ?
「STARWARS」、
その映画を岡山の映画館で観てからもう35年位になるんだ。
では、おれのささやかな存在理由はなんだろうね?
デス・スターを破壊することでもなく、夢の様なロマンスでもない。
読み返してるローレンス・ブロックの「八百万の死にざま」で、
私立探偵のスカダーが自分の心につぶやく。
酒を呑む代わりに私にできることだから、わたしはそれ(捜査)を選んだのだと。
それが少なくとも、ここしばらくの私の存在理由なのだと。
何かが滅しても、「意思」は引き継がれてゆく。
それがSTARWARSサーガだ。ジョージ・ルーカスからバトンタッチして、もう少しで新しいサーガの幕開けだ。
ルーカスが滅しても物語は続いてゆく。
京都駅の南にある「東寺」でみた大日如来は何を見続けているのか?
人間の幾多の喪失と殺戮と栄華と盛衰の歴史の果てにあるのはほんとに解脱とか悟りなんだろうか?
シンパイスンナアンシンスンナ、上田正樹はかつてそう歌った。
しばらくこんな走り書きみたいなのが続くと思うけど、シンパイスンナ、ってことで。