だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#277 「高齢者尿路感染症の予防・治療・ケア(臨床老年看護 2016年1・2月号)」が届く。

「高齢者尿路感染症の予防・治療・ケア」というタイトルで書いてた雑誌が製本されて届く。
「臨床老年看護 2016年1・2月号」だ。
 
雑誌をパラパラめくると、これでもかとばかりにいろんな方が、書かれている。
自分の場合は「えひめ排泄ケア研究会」の代表世話人の陶山先生に紹介いただき、執筆を引き受けたわけだけど、こういった原稿を日常的に書く人は頭下がるよなあ。
論文以外のもうちょっと一般的な医学的な文章を書くのは、自分にとっては久々だったのである。
でもさすがに日常的に自分が携わってる分野だけあって、書き出すとどんどん膨らんでいって、逆にコンパクトにまとめる方に労を要した。
長ければいいってもんじゃないというのと、長いと核心が消えてくことも往々にしてあるっていうのと、枚数にも制限がありましたし、ってことで。
 
執筆陣を俯瞰すると、看護学科の教授・介護関係の方・看護師・言語聴覚士作業療法士・医師と多岐にわたっている。
エンゼルメイクの記事なんていうのも連載されている。
 
実はその中に、かつてお世話になった方の記事を見つけて思わずほくそ笑む。
ああ、頑張られてるんだなあ。
彼はいつのまにか独立起業して、すでに著書も2冊書かれているし、雑誌上で個別対応型通信教育も受け持たれている。すげ!
おれも負けてられんよなあと思いつつ・・まあ自分の専門分野の記事が、少しでも役に立てばいいんじゃないの、おれにできることなんてそれくらいだよ、と思い直す。
 
まあこんな執筆機会もそうそうないだろうし、
あったとしてもかなりしんどかったので(いつも引き受けてから後悔するのだけれど^^;)次回はやめようとか思ってるし、
それでも断り切れないものだけが残ってゆくのも世の常だし、そんないきあたりばったりみたいなノリで生きてきた気もするし・・
そういえば、自院での小児の夜尿症を一度まとめようと思ってからもう何年も過ぎたのを思い出した。
いきごんどったのにねえ。
夜尿症の方って、良くなったら来なくなっちゃうのだろうと推測されるんだけど、
来ないからそれがすなわち治癒したとは断定できないので、確実な転帰を知ることができないというのも一つの発表阻害要因であり、
大学在籍時代みたいに、ひとりひとりの患者さんのお宅(主にお母さん)に電話する気もなかったのでポシャったのだったわ。
ああ、仕事の事思い出すと、自分の不甲斐なさを痛感するので、このあたりにしとこうかねえ。