だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#331 About My Jazz

 

ずっと前に衝動買してた「NAOH」さんの「アドリブ・サックス」のDVDをじっくり観る。

 
廉価版が出てたのでついAmazonでプチッとしてたんだ。
実践に即してのⅡ-Ⅴ-Ⅰの習得というのがメインで、かんたんな楽譜もついてたし(DVDのジャケットサイズなので縮小版で年寄りにはちときついのではありますが)、いい感じでした。ブルース進行に則ってのレクチャーでした。彼女の作った小曲「Smily Blues」というのも収録されてる。短い曲だけどカッコいいなあ。こんなふうに吹けたらいいよなあ。それでレッスンの時、SAXの先生にお願いしてBeBapScaleというのをやってみることにしましたよ。
 
それと昨夜の遅くにマイルス・デイヴィス「青の時代」というNHKプレミアムみたいなんを見てて、うろ覚えではあるがBeBapとモードの違いみたいなものがわかった気がしたのが収穫だったかな。
自分はジャズのトウシローみたいなもので、マイルスはトランペットを持った怖いギョロ目のおっちゃんという認識しかなかったんですけど、昔としては裕福な家庭の黒人で、恵まれた環境で音楽生活してたんですねえ。あのチャーリー・パーカーを自分のアパートに住まわせて貢いでたとか言ってたし。でも、だからといってその環境にいれば誰もが「ジャズの帝王」になれるわけではないのですけどねえ。
番組の中での周囲のミュージシャンのインタビューでは、マイルスは小柄な男で、口の筋肉も弱く、高音が苦手であり、高速なBeBapフレーズが吹けなかったんだよ、とか言われてましたけど、ほんとなんかなあ、それでモードを生み出したんだと。
 
自分の今のヒーローは、渡辺貞夫さんとスタン・ゲッツ氏だけど、きっとこれからまだまだ変わってくんだと思う。その83歳の渡辺貞夫さんが久しぶりに地元のMonkというライブハウスに来てくださることになり、Bandのメンバー全員で見にゆくことになったそれも楽しみですねえ。
 
ジャズもまた広大な海の中に浮かんでいる孤島であり、おれはまだどこにもたどり着いておらず、船出したばかりなのだ。