#338 Bob Marleyと人生の長さ。彼女の笑顔。
ボブ・マーレィは36歳で死んだ。
でも、今もその音楽は、こんなにもオレの心に楔を打ち込み続けている。
その意味で言えば、誰かさんの言うが如く、
生きた長さや時間じゃないよ、生きた密度なんだ、っていう事になるのかもしれない。
それでももっと長く生きていてほしかった人はたくさんいる。
あのひとの笑顔やポケモン話、あの娘のウィスパーボイスや空の話を、おれはもっともっと聞いていたかったよ。
Hit me with music,hit me with music.
音楽は打たれても打たれても恵みの雨のよう、そこに痛みはない。
慈しみの雨のように、おれを音楽でいつまでも打ちづづけておくれよ。
「音楽と愛こそがもっとも強力な武器だ。
だれも傷つけることなく、すべてを救ってくれる」
キヨシローもおんなじようなことを言ってた。
でも愛は時に苦しい。
彼女は決して振り向かず、俺は一人で杯を重ねるだけだ。
でもボブはこんなふうにも続けてくれたんだ。
「ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ」
可能性は自分が諦めない限り、閉ざされることはないのだと信じたい。
誰もがそりゃあてっぺんにいけるわけでもないし、
でもジョン・レノンが言ったように、夢見る人でいようとする姿勢を捨ててはいけないよ。
「もし彼女がすごいなら、簡単には手に入らない。簡単に手に入ったら、彼女はすごくない。もし彼女に価値があったら、お前はあきらめない。お前がもしあきらめるなら、お前に価値がない。」
Don’t give up the fight!
泣かない女なんていやしない。だから涙を拭きなよ。
「No woman No cry」のリフレインを聴きながら
Everything's gonna be alrightと口ずさみながら、明日のドアに手をかけよう。
彼女は相変わらず遠くにいるけど、きっと涙の跡の笑顔を内包しているはずだ。