だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#376 Bye Bye,

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ある一点で物事に区切りをつけて、これで終わりにしようという意味もわかる。
でも人生に区切りなんてない、連綿と続いていくだけだ。
誰かが死んでも、このおれがこの世から滅しても。
また日は昇り日は沈むだろう。
 
区切りをつけようという「意思」くらいかな、今の自分がなんとか尊重したいと思えるのは。
たしかにおれも言ってるよなあ、
「もうここで一回線をひいとこうよ、あんたの気持ちはわかるけどさ」、なんてねえ。
 
骨になって、墓に入る。
死んでからしばらくして、決まった日時が来て、坊主がやってきて読経する。
そんなセレモニーが続いていく。
そのspecial dayに、そういった行為が引き金になって、故人を思い出すことになるのだということの意味を否定しているわけではない。
 
うちの両親たちは自分の意志で「無宗教」を選択した。
なにも決まり事もないことに、人々はかなり戸惑ったと思う。
だって決まり事なんていらないよ、って、宣言しちゃったんだからね。
NO仏壇。NO戒名。
一応墓はあるよ。二人の墓がね。
でもその墓の、18年前から鎮座してるおふくろの横に、親父の骨を置いたということで、それで完結していいんだと思う。
 
それでもすったもんだの中、
2017/05/28、岡山で「お別れの会」が終わりました。
86歳で、一人の人間としてなくなった父の、おれは息子であります。
彼らの息子二人は、立派なのかどうかわかりゃしませんけど、あなた方の息子として胸を張って生きてますからね。