(写真撮影可だったのでとらせてもらいました)
目が覚めると午後のだるい光
遠くで羊が草を食んでいる
戦車の砲弾が作ったくぼみに泥水が溜まっている
その水辺で鳥がさえずる
死んでいった友達が白いドレスで微笑んでるよ
ここは天国?ここは地獄?
まだどちらにも行けそうもないのでここにいるよ
この場所で息をして
この場所で笑って
この場所で泣くんだ
そろそろバッカスを呼ぼう
そろそろ火を起こして食事の支度をしよう
夜はまだまだ冷えるから温かいお酒も必要でしょう
ブランケットの中の君の温もりを覚えている
あの日
バイバイした君の指は氷のように冷たかった
でもまた
きっと君には何度かは会えると思うんだよ
BLUE IN HEAVEN
天国に絡まって
天国にもつれて
確か、夏(2017.8.20)に、東京都写真美術館に「アラーキー」を見に行ったのだった。
そのときに、併設されていた写真たちの中の少女が目に止まった。
中村ハルコさんというフォトグラファーの写真だった。
”「光の音」より”の写真だ。
この写真をみながら、昨日の夜に描き上げた。
トスカーナで撮られた写真だそうな。
この写真にinspireされてできあがった自分の絵は、この写真からだいぶ離れてしまったものの、なんとか完成したのだった。
そして、
できあがった自分の絵は、
先日も述べたように、もはや自分の絵であってそうではなく、
見るときには、もう自分も一観客としてその絵を楽しんでいるのだった。
今調べてわかったけど、
写真家の中村さんは膵臓がんでなんと44歳で他界されたのだそうだ。
なんてことだろう。
ありがとうです、中村さん。