左利きだったと言うだけでなんだか嬉しくなって、同じ環境共有している気になって、すぐに打ち解けてしまう。
これは多分左利きの人にしかわからないことかもしれないね。
昨日は病院の納涼会だった。
62名の方が参加してくれた。うちの病院もあと少しでまる20年になるって話だ。自分でもたまげるね。
挨拶して、それでビールを何杯か飲んで、早速いつものハイボールを作ってもらいにカウンターに行った。
そこでボーッと待ってると、彼女は左手でソーダを注いて、左手でシェイクしたんだよ。
で、聞いてみると、自分と一緒で、箸と鉛筆だけは右に強制されたと言うではないか。
彼女が左手でグラスにソーダを入れる仕草を見ていると、なんだかとてもキュンとしてしまったんだよ。
それからどの席を回ってても、彼女は目があうたびに近づいてきてくれて、
自分はずっと指名でハイボールを作り続けてもらって、あっというまに無事撃沈したのでありました。
たったそれだけの幸せで、感極まって、彼女の絵も最後には描かせてもらいましたよ。
(顔出しはノーサンクスだったけどね、あはは)
とにかく嬉しかったんだよね。
たまにはこんなかけらで人生はできててもいい。