だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#452 わたしの彼は左ききって歌があったよね。

 
左利きだったと言うだけでなんだか嬉しくなって、同じ環境共有している気になって、すぐに打ち解けてしまう。
これは多分左利きの人にしかわからないことかもしれないね。
 
昨日は病院の納涼会だった。
62名の方が参加してくれた。うちの病院もあと少しでまる20年になるって話だ。自分でもたまげるね。
挨拶して、それでビールを何杯か飲んで、早速いつものハイボールを作ってもらいにカウンターに行った。
そこでボーッと待ってると、彼女は左手でソーダを注いて、左手でシェイクしたんだよ。
で、聞いてみると、自分と一緒で、箸と鉛筆だけは右に強制されたと言うではないか。
彼女が左手でグラスにソーダを入れる仕草を見ていると、なんだかとてもキュンとしてしまったんだよ。
 
それからどの席を回ってても、彼女は目があうたびに近づいてきてくれて、
自分はずっと指名でハイボールを作り続けてもらって、あっというまに無事撃沈したのでありました。
 
たったそれだけの幸せで、感極まって、彼女の絵も最後には描かせてもらいましたよ。
(顔出しはノーサンクスだったけどね、あはは)
とにかく嬉しかったんだよね。
 
たまにはこんなかけらで人生はできててもいい。