#557 長い長い一日。
昨日の朝は結局 朝の3時半からずっと寝ないで外来をした。
外来中に何度も睡魔が襲われたけど、何かをしていると何とかなったので、診察やらメールチェックやら、はてには最近膠着状態だったイラストをだいたい10分から15分ぐらいで延々と書き続けた。
描き続けているとハイテンションになってまた描きたくなるというまぁ変な感じで、夜間透析の回診を終えて、なんとかルーチン業務を終えて夜を迎えることができた。まあ昼寝する時間もなかったもんね。休憩なんてそんなもんまとめて病院業務の中で取れることはないからな。だから自分にとってはランチタイムとかいったりするものは羨望でしかない。オンとオフの区別がないんだよね。
でも個人事業主の特権で、10とか分暇があったら小さな音外来診察室でギターの練習をしたりしていることもある。そうやってやりたいことは全部やっておかないと時間なんてあっという間に過ぎて、最後に玉手箱をあげて浦島太郎みたいにお爺さんなって死んじゃうんだからね。
夜は、愛媛県立中央病院で「第15回医療連携懇話会」があったので雨の中を出かける。
これは毎月開かれている会なのだけど、現在の院長の西村先生を筆頭として、今年で定年になられる錚々たるメンバーが5人勢揃いで語ってくださるという貴重な会であり、初めてではありますが参加しました。
5人のメンバーとが、県病院との関わり・自分の個人史などを交えて話してくださって、聴き応えのある会でした。
1時間半の講演会だったので途中でちょっとだけ寝てしまいましたけどね^^;
会場はほぼ満席でしたよ。
最初の先生が、自分の恩師のことを話されている時に、感極まって男泣きされたのはこちらまでぐっときてしまいました。
自分だって一人で医者になったわけではなく、今でこそ自分でなんでもできるような顔をしたりもちょっとはするけど、その自分を今の自分にしてくれるためにはいろんな先生の指導があったわけで、まあ自分だってかなり努力したほうだとは思ってるけど、 この辺があんたは謙虚さが足りないと言われる所以なのかもしれないですね。ははは。
最初のオーベン(指導者)の先生・ぺいぺいの自分を一人前扱いしてよく遊んでくれた先生・自分をゴミのように罵った先生(でも今もその先生を尊敬している)・大学時代も嫌味を言いながらもちゃんと指導してくれた先生・脳出血で半身麻痺になりながらも学生の講義を続けた初代教授の T 先生、いろんな先生が今の自分を作ってくださった。
それを考えると自分だって涙ぐむわけだよね。
まあそんな会が終わって、雨の中晩飯をゲットして帰り、
犬の餌をやって、娘とちょっとしたたわいもない話をして、風呂に入って、食卓に食材を並べて、やっと焼酎を飲み始めるわけであります。
いやー長い一日だった。
それでも朝はやはり早く目が覚めてしまって、いつものようにギターの練習しましたねえ。