だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#677 物欲シリーズ その8 ティファール圧力鍋の寿命と、本日の茶色い料理 (しんすけsキッチン)

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圧力鍋を買ったのももう十数年前のことだと思う。
色々調べて、
と言ってもその頃はネットもそんなには発達していなかったと思うので、
いよてつ高島屋に行って色々眺めたりして、結局は王道のティファールの圧力鍋を買ったのだった( 途中で間違えてタイマーをつけたまま洗ってしまって、タイマーだけ数千円で買い直したこともあったなあ、今思い出したよ) 。
 
学生時代の同棲と共に始めた料理も、まあ随分上達して、
それにともなって「お道具」も増えるわけで、
岡山から松山にやってきた40年前の学生の頃のフライパンひとつに比べると、隔世の感である。
それでこれが最後の買い物にしようと思って買ったのが圧力鍋だったのだ。
圧力鍋を使って作るような料理はその頃はメジャーではなかったからなあ。
結構決めるまで時間かかったような気がする。
きっと何か作りたいものがあったんだろうなあ。ホロホロの煮込みとかねえ。
 
でもそれから クイジナートのフードプロセッサーも 買ったし、
アメリカ製のバイタミックスのパワフルなミキサーも買ったよなぁ。
・・というふうに物欲は止まらないものなのである。
 
そして、また書くけど、「物欲」は「その人の形」をしていると思う。
だから、物欲は決して悪いコトバではないと思うんだ。
 
(その人の「規範」を超えた物欲は悲惨だけどね、
そうなると、その人の物欲はその人を超えて、ドロドロのマグマみたいになって、
それを欲したその人も崩れていってるのに、その人自身には気づけないのだ。)
 
で、その圧力鍋だけど、なんか加熱しづらくなってきて、
加圧を意味する赤い蓋がしまったと思っても、そこから火力を下げるとまた加圧ができなくなることが増えてきた。
相棒がパッキンを Amazon で買ってきて変えてみたのだけど、やっぱり不調である。
ということは機械の寿命なのかな。
 
と思いつつも、だましだまし使っていたのだけど(そうそう圧力鍋料理するわけでもないしなあ)、
まあ色々考えて、昨日やっぱり「捨てよう」という決意に至ったわけである。
 
そのティファールで作る最後の料理が、「豚肉とみかんの煮物」である。
これはティファールを買った時に付属した本に、「スペアリブとマーマレードの煮込み」というとても斬新な料理がのっていて、
マーマレードと醤油でスペアリブを煮込むというとても素敵なものだったのだ。
 
それから色々自分で考えて、1年に1回は作るのが、
余ったみかんを最後に消費するために、みかんと豚肉とじゃがいもと ゆで卵も入れる煮込みなわけである。
まあ誰が考えても美味しいわけで、味付けは適当だ。
昨日は、醤油・コンソメ・塩・はちみつ・みかん・ナツメグ・五香粉、そして最近手に入れたカルダモンで味付けしてみた。
 
なかなか加圧がうまくいかないので、結構鍋の前に立ちっぱなし。
その間に犬の餌をやり、風呂にお湯を入れ始め、卵を茹でる。
もちろん出来た料理はとてもうまかったです。
 
というわけで、最後のティファール圧力鍋料理と、茶色の食卓「豚肉とみかんの煮込み」でした。