だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#684 風が吹いてきた。

wind

おれたちはプロだ。
趣味で仕事してるんじゃない。
悔しい(残念な)思いをしたときには、
なにがいけなかったのか、
たとえこちらに非がなくっても、再び同じ「愚行」(こちらに非がなくてもトラブルなんて転がってる)が繰り返されないように回避策を考える。
 
でも世の中には、そんなことを考えれない人もいる。
そして同じ沼にハマっても、そんな人はああしょうがないなとぼんやり思って日常に帰ってゆくだけだ。
そんな人を何人も(これは大げさだな、何人か くらいかな?)みた。
そこには教科書やらに書かれてるような成長はない。
だから、おれは誰もを、すべての人間を信じてるわけではない。
でもそんな人たちを真っ向からは否定しなくなった。
悲しいなと思うだけだ。
それって受容しているわけではなく、歳をとったっていうことだけがなせる技なのかもしれないな。
 
仕事してると金儲かっていいですねとか言われる。
そうですねえと答える。
でもね、これは趣味じゃない。仕事だ。
スタッフに給与も支払ってる。
高い税金も納めている。
誰に揶揄されるものでもない。
 
開院記念日が、2月1日だった。
まる23年、そして24年目が始まった。
蟷螂の斧とはよく言ったものだ。
 
色んな思いがこうやって錯綜する。
 
でも、風が吹いてきて、
たんぽぽの胞子がふわっと地上から浮遊するようなあんな気持ちを抑え難くなるときが、
ここからおさらばしたいという気持ちが持ち上がるときだってある。
 
でもピーターパンみたいに、浮遊することはもうないな。
たとえ夢の中でもね。
 
誰かのためにはもう残念だけど生きてけないよ。
 
風が吹いている。
 
【追加】
今日はコロナの集団接種。
松前町では第1回目。モデルナを打つ。
一箱に15本入っているのを打っていくのは結構疲れることがわかった。
でも、松前町の健康増進課の皆さんと、スタッフの尽力と、もちろん自分たちの仕事力で、いい感じで乗り切ることができた。