#666 水溶性下痢と外来診察と中華粥までの道のり
*後ろは釜揚げ白子の卵焼きです。
水曜日は死にかけた。
なぜか外来診療の前から便が緩くなり、やがて水状態になり、そのうち止まるだろうと始めた外来中にもう波は最高潮に達していた。
院長室で、シャアアと水(そのものの便)を出して、診察室の椅子に座る。
ちょっとでも腹圧かけたり油断すると、容易に堤防は決壊しそう。
患者さんを診てて、喋って、ちょっと力を入れたりすると、このままお尻から汁?が漏れてくる予感。
予感で済めばいいけどほんとに漏れたら臭うし、おむついるよなあ、とか思いながらも喋り続け、診療を続ける。
冷や汗が出て、嘔気までして、やがて目の前が暗くなる。
数人患者さんをみては、そろそろ力を入れないようにトイレに行ってシャアア、それの繰り返し。
そんなやばい感じで、なんとか昼まで持ち堪える。
水分も朝で最終なのに、どこにこんな水分があるのだろうというくらいのシャアア。
コロナの症状下痢というのも数%にはあるので、熱も測るが平熱。
14時ぐらいからちょっとずつ回復。
でも今度は脱水のせいだろうか?頭がぼんやりするのは変わらず、なんとか持ちこたえようとして踏ん張らないように踏ん張る午後の外来も、夕方もラッシュで超過。
ご飯当番なので、
こんな時は体にいいものをと、圧力鍋で、青梗菜と椎茸と生姜とネギでで中華がゆを作っていただく。
この一粒一粒が細胞に染み込んでゆく感じだ。
自分で作ったものがほんとオイラの命を助けてくれる感じだ。
片付けして、風呂に入って、そのままぐったり眠るのだけど、体重はー1kg(といっても自分の豚豚体重にとっては微々たるものだけど)だった。
そんな水曜日。