だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#470 「FOUJITAの夢」

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FOUJITAの夢
 
家族旅行で京都に行った。
ほんとたまたま、その旅行の合間の朝のあき時間がちょっとだけあったので、
京都近代美術館で展開されている、「没後50年 藤田嗣治展」最終日に行くことができた。
 
実は自分で言っといて忘れてたのだけど、最終日であり、ギリギリでまにあったわけである。
 
開館早々に行ったけど、すでに行列ができていた。
駆け足で、1時間の観覧ではあったけど、ほんとに行くことができてよかった。
 
彼に関しては、朝日新聞で「乳白色」の記事を読んで、それから関心を持っただけのにわかファンではあったが、
明治から昭和を駆け抜けた1人の芸術家のいろんな側面をうわべだけではあるが知ることができたのは収穫だった。
同時期の画家としての、シャガールであるとかピカソの作品も一緒に展示されていたが、やはり自分はシャガール好きなんだなと思いなおすこともできたし。
 
芸術は心の中のなにかある、自分でも普段は覗けない場所の扉を開けてくれる。
それは結構見てる本人にとってもしんどい行為だけど、それでも行くのはやはり、そこに「wonder」があるからなんだろう。
 
午後は、寒い寒い京都の「東福寺」あたりを、重森三玲の庭を求めてさすらって、
身も心も冷え切って、低体温症かいなと思ったけど、
あたたかな伊勢丹での「いわさきちひろ展」で復活して、
新しくなった伊丹空港で、やっと暖かな珈琲にありつき、
そこで藤田さんにオマージュを捧げたと言っては偉そうだけど、帰りの飛行機の中でおもむろにiPadに描き始めたわけです。
 
満員の飛行機では、自分のだけ家族と別席で、
隣は見知らぬご婦人が座っているにもかかわらず、iPadで描いたわけで、
女の子の顔を一心不乱に描く変なおっさんというわけで、なんか隣の御婦人もあまりいい気持ちではなかったと思われます。
それを帰宅してから、夜中に完成させたのでした。
 
藤田さんならもっと白を基調に描くよな、とは、後で思ったりしたけどね・・。
藤田はなんでFOUJITAと書くんだろう?
それすらもわかっていないんだよね。
調べるとオダギリジョー主演の映画まであったりするので、なんとかそこまではみようとは思ったりしていますけどね。
 
タイトルは「FOUJITAの夢」であります。