#747 2023/11/23
10:41
昨日のことだ。
バンドの練習を終えて帰り、娘の作ってくれた晩飯を一緒に食べて、日本酒をちょっと飲んで、一緒に後片付けをした。
犬に餌をやり、しばらく彼女を懐に抱いて共の時間を過ごした。
寝る前に、隣のベッドが空だったので、
ふと思いついて、夏に買った村上春樹さんの「街とその不確かな壁」をやっと読み始めることにした。
続くかどうかわからない。でもコツコツ読んでいこうと思う。
そんなわけで、まだまだ最初の方だけど、こんなパラグラフを見つけた。
なぜなら愛やら恋みたいな、言うなれば内面的な心の動きについて正面切って書き始めると、自分がどんどん袋小路に追い込まれていきそうな気がしたからだ。
というものだ。
確かに自分を曝け出すことは自分を容易に袋小路に追い込むことでもある。
そんなことをするとね、でも語りたいんだろうね。このおっさんは。
だから自分は、絵を描き、歌を作り、演奏しているのかもしれない。
自分をすり減らしながら。
でもそれが生きているということだろう。
中学校の時、演劇部で「夕鶴」を演じた。
今でも忘れない。
つうは、自分の体を刻みながら、織物を織っていた。