だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#515 酔っぱらい画伯はきょうも放浪してます、と、鰹節削り成功の巻。

夜の「酔っ払い画伯」フィールドワークです。

 
急遽呼ばれて、東温市のpianoの先生のご自宅までバイオリンの練習に出かけて、
そのまま夕方からは、3家族合同BBQにまで混ぜていただき、
(クルマなのでお酒をいただけなかったのが唯一の心残りでしたが・・)
そこでサクラメントからやってきた若者たちの琴線に触れて、感銘を覚えて、
ついでに彼らの才能に嫉妬も覚えて、そんで帰ってきてからの晩御飯なわけです。
 
きゅうりを塩もみして水分出してからの豚肉との炒めもの。
でももう少ししっかり水分出せばよかったかも?
 
それから、例の何度やっても粉になってしまっていた残念な鰹節削りですが、
新しい枯れ節を出して、頭から削ったら、
ちゃんと粉じゃなくって、ロール状になりましたよ。
なんか嬉しい!
冷奴にトッピングしていただきました。
しんすけsキッチン。
 

#514 廃人日記③ 日本透析学会の夜(2019/06/29 夜)

 
神は空の上からじっと人の営みを眺めているのだろうか?
莫迦とかほぉとか思わず、ただただ眺めてるんだろうな。
そして地には人がいて、そして日が昇り日が暮れて夜がくる。
 
新横浜で待っていてくれた電車に乗って、桜木町で降りて、高層ビルに背を向けて野毛の街に踏み込む。
ディープな店ばかりだ。
 
その中で、やっと見つけた「三陽」と言うお店、友がセッティングしてくれたのだ。
毎年1回透析学会の日に2人で飲むのが恒例だったけど、いつのその周辺のスタッフで飲んでいるし、uroのドクターももうひとり加わった。楽しい限りだ。
このためだけに来ているといっても過言では無いだろう。
 
今回は総勢10人だった。
自分はもうヘロヘロで、やはり多少はテンションは低かったけど、
勧められるままに焼酎を飲み続けて(多分1本ぐらいは飲んだかな)、さらにヘロヘロになったところで、
狭い場所ではあったけどカバンの中から道具一式を出してお約束のお絵かきを始めた。
描いているとやっぱり楽しくなって、結局3枚描いた。
静岡から来られた彼女たちは輝いていた。いつものように写真も一緒に撮らせてもらった。エアチューもした。
ますます楽しい夜だ。
声が出ないことと体がどうしようもなくしんどいことを除けばね。
 
一軒では忍びないと、雨の滴るシェイドの下でホルモンを食べた。
そして手を振って自分たちの居場所に分かれていった。
なんかこんな言い方するとかっこいいでしょう?
 
でも来年は大阪できっとまた会える。その間みんなで何が何でも生き延びよう。
1人は静岡で先代をついで全国区展開をされてるuro開業医の先生であり、
もう1人は横浜でこれまた先代を継いで去年開業された。
きっと、みんなそれぞれのポジションで、日常はああでもないこうでもないとつぶやきながらがんばっているんだろう。でも立場が違っても、泌尿器科という言葉ですんなり腑に落ちる部分もたくさんあるんだ。
オレだって、今は泌尿器科以外は考えられんもんなあ。
 
落ちてしまいそうな体を支え、
飛んでいってしまいたい心をホテルのベッドに押し込めて眠りに落ちる。

#513 廃人日記② 松山→羽田 JALにて(2019/06/29 土曜日)

 
もう夕方だね。
ひがくれようとしてるね。 廃人日記をつけようかなと思ったんだよ。
やっと咳も減ってきて、声もちょっとずつ出るようになってきたよ。
長い長い風邪だよ。
 
そうだそうだあの日の JAL の機内の話を書こうかな。
 
自分たちのコンサートを終えて次の日(2019/06/29)、
朝、透析の回診を終えて自宅に帰り、慌てて透析学会の準備をして、11時55分の羽田行きの飛行機に乗ろうとしたのだった。
前便が飛ばなかったため、そちらのお客様を乗せるとのことで、なかなか機体は動こうとしない。
自分の隣の隣は 75ぐらいのばあちゃんだった(あとで自分で言っていたのでわかったけどちょうどそんな感じだった)。
3列つなぎのシートで、自分が一番通路寄り、真ん中には20代の若者が座っていた。
 
機体がなかなか飛ばないので、ばあちゃんはちょっとパニック状態に。
私は旭川にいる娘の所に初めて一人で行くのだ 、東京で乗り継ぎをしなければいけないのだがどうしたらいいのかわからないのだ、と、興奮気味に隣のあんちゃんに喋っている。
隣のあんちゃんいいやつで、おばあちゃんの話を丁寧に聞いている。
自分は喉から声も出ず、ほとんど声を発しないでその会話を聞いていただけだった。
(実際飲み物をもらう時発した声は首を絞められた雄鶏みたいだったよ^^;自分でも気持ち悪いくらいだから、他人はもっと気持ち悪いだろうな)
そのうち CA さんを呼んで、事情を説明して、
CA さん了解しましたということで、飛行機が着いたらすぐに案内してしかるべくしますということを言ってくれたのだけど、
ばあちゃんはなかなか 興奮したままで話は止まらない。
 
25分遅れで飛行機は何とか飛び立った。
 
この感じで行くと羽田から旭川行きの飛行機の発着の15分前に着くということがわかった。
15分あるからなんとかなるでしょうね良かったですね、と、しゃがれた声で隣の若者に話しかけた。
 
でもばあちゃんの興奮は止まらない。
フライト中に、そのうち自分の息子や娘の写真を見せたり、自分は松山で何をしているとかいろんな身の上話をし始める。
隣のあんちゃんもいいやつで、そのうちばあちゃんの年齢を聞いたり、自分の親の年の話をしたり、果ては手話を教えたりして、二人で仲良く手話をしたりしてるじゃないかい。すげえな。彼は出張で松山に来て帰る途中で、関東の出身だと言っていたな。
 
飛行機が羽田に着き、ばあちゃんをせかせる。
 
飛行機の出口からCA さんが案内してくれて、空港に入ったところにはボードを持った別の CA さんがばあちゃんを待ってくれていた。
これで安心だ。
自分は若者に、「ほんとにご苦労様でした。若いのにやりますねえ!」そう言って別れたのだった。
 
ね、いい話でしょ。
 
体と心はボロボロだったけど、それでもほんのちょっとだけ温まった心を抱えて、羽田空港の 通路をてこてこと 歩いて行くのでした。
 
 

#512 廃人日記① 

 
6月26日から感冒で声帯をやられております。
 
それにさらに負荷をかけ続け、仕事でまたまた声帯を使いで、なかなか治る気配がないです。夜は寝ると、また咳の重積発作で寝た気がしない。地獄ですな。
 
午後から、仕事が終わらず(BONUS前はいつもこんな感じだった気がします)、力尽きかけてもうやめにして、帰り道に生協で買い物。
ししとう」とわかめを購入です。
「ちくわキュウリ」のための、きゅうりとちくわも常備品としておさえてはおきましょ。
 
産直売り場で、じいさんに、
「ほらこのスイカ10kgあるんやで」といわれ、二人で持ち上げて顔を合わせます。
「ほんと重たいですね」
「でもこりゃでかすぎて喰いきれませんね」
 
とりあえずお米を研いでから、料理開始。
ごぼうと牛肉の甘辛煮込みを圧力鍋で。
じゃがいももまるごと入れたけど、これは決して肉じゃがではないですからね。
玉ねぎも入ってないけど、何故かズッキーニが入っている。
ししとうの串焼きは、シンプルだけど旨し。フライパンで焼いてゆく。
串にさすという行為がちょっとだけ疲れた自分のテンションを上げてくれる。チーズを添えて。
トマトとわかめは、柚子胡椒と蜜と醤油とかをミックスした自家製ドレッシングでいただく。
うちごはん。
 
その夜もいろいろあって、
病院に舞い戻り夜中すぎまで働きます。
病院ですから、病人とか、まあ健康な人はそう多くはないわけです。
これはどうしようもないですけど、何十年やっててもその環境になれることはできません。
 
それで、
枯れ果てた声は、80%くらいは回復しましたけど、
まだまだしゃがれた声で診察しとるわけです。

#511 某日。(キャンディーズの続きですかね?)

キャンディーズ・ビーツ

 
某日。
 
所要にて、久々に長距離、クルマを走らせる。
道すがらスーちゃん(田中好子さん)が死んだ時に、多分中古で買った、
PSYSの松浦さんがリミックスした「キャンディーズビーツ」という、キャンディーズのリミックスCDを聴きながら走った。
 
色んなことを思い出した。
 
先日、焼肉「吉」で隣り合わせたおっちゃんとキャンディーズの話をした。
どうしてかと言うと、伊藤蘭さんが41年ぶりに歌手として復活するするというニュースを、ネットとか新聞で知ったからだった。
話しているとどんどん熱くなって、高校時代の思い出を、「かめマッコリ」を飲みながら語り始めていた。
 
あの頃はキャンディーズよりもピンクレディーの方が人気があったような気がする。
ザ・ベストテン」でキャンディーズを1位にしようと、クラスのお調子者が投票みたいなのをしろと強制していたような気がする。
もちろんみんなしたんだと思う。
そのせいもあってか、キャンディーズは「微笑み返し」という曲でベスト1を獲得したのだった。多分ね。
 
あれからもう40年以上が過ぎたと言うのに、メディアの中にいるランちゃんは、あの時の蘭ちゃんと変わってないような気もする。
 
いや、ホントは色んなことが変わったのだろう。そして俺も変わってしまった。
あの頃、高校生だった自分が今の自分のことを知ったらどう思うだろう。
いや、そんなことはどうでもいいことだ。
一瞬でもそんなしょうもないことを思う自分が情けないだけの話だ。
 
きっと、あの頃感じたときめきに対しては、今も同じようにときめいて感じることができるだろう、
ちょっとくたびれてはいるけれど。
 
だから欲張りと言われてもまた手を伸ばす。
 
最近、そういうわけで、まだ朝のpianoも続いており、
少しずつですけど、ギターの練習も加わりました。
 
 
 
 
 

#510 キャンディーズが歌ってるよ。ランちゃんが歌ってるよ。

My Bouquet(特典なし)

 
光と影
光と影
光と影がいつもある。
影の向こうには光があり、光の向こうには影がある。
俺はどちらかを見てどちらかを見ない。俺はどちらかを見てどちらかを見ない。
でもそんなときはいつもしっぺ返しを食らうんだ。
その時もう一つの自分を見る。その自分はいい顔してる時もあるし、どうしようもなく情けない顔している時もある。
 
長い時間を生きてきた。
もうこれ以上何をどうしろっていうんだ。
もう十分じゃないかってもう1人の自分が言う。
まだまだだと思ってる自分がいる。
朝から病院に呼ばれてやってきた。
 
外来でいろんな患者さんの話を聞いて、その場その場の判断で仕事をして、いつの間にか1日が終わる。
その繰り返しに疲れている?満足してる?
ちんけな言葉で言うと、生きてるってなんだろうね?
息をして飯を食って糞をしてセックスしてそれで例えば種を残せばそれで満足かい。
 
昨日は四国厚生支局の集団指導というやつがあった。
ご丁寧にいろんな保険診療のAyoZを教えてくれた。
こうやって授業みたいに聞くことに対して、なんて言うのかな、自分からいくんじゃなくって他人から教えられるものに対してほんとに触手が動かなくなってきて久しいね。
自分から求めるものだけが、自分が得られるものなんだろう。
 
学校でいろんな授業を学んだ。1時間目は国語で2時間目は英語で3時間目は日本史で4時間目は地理で5時間目は物理、絶対そんなの無理に決まってるよね。でもあの時はみんな平気な顔でその授業聞いてたんだよね。何のために、誰のために。いや受験ていうのは技術だし、その技術があって初めて真実にたどり着く・・なんてことをみんな信じていた。偏差値で判断されて偏差値の高いものが正義と言うふうに言われた。決してその考えは間違いじゃないだろう。でも人生で顔に偏差値を貼り付けているやつは今の知り合いにはあまりいそうにないぜ。
馬鹿の顔には馬鹿って残念ながら書いてあるけどな。
 
厚生支局での集団指導が終わって街に繰り出して、病院の納涼会だった。
「俺のフレンチ」貸切で、飲んで食って騒いだ。
2次会はいつもとは違うメンバーで「神戸ガレージカフェ」に行った。
店のギターを借りて、かきならして、女の子とキャンディーズの「春一番」を歌ったよ。
春1番素敵な歌だね。
キャンディーズがいたあの頃、すーちゃんが生きてて、ランちゃんのリードボーカルをとって、ミキちゃんはちょっと違うポジションにいたあの頃。あの頃高校生だった俺らは何を考えていたんだろうね。
 
Wowowで「宇宙戦艦ヤマト2199」やってる。
それもオリジナルは高校生の頃だった。
テレビ番組の最後に、地球滅亡まであと何日と言うテロップが出ていた。それが受験という宿命を背負った自分の人生の終焉にも思えて、毎週毎週手に汗を握りながら見たものだ。地球の滅亡を回避するために、何万光年も先のイスカンダルまで無謀とも言える旅に出たヤマトのクルーたちは何を信じていたんだろうね?そりゃドラマだから、地球は滅亡が救われるんだろうとは思ったけど、でも、日本は太平洋戦争に負けたからね、神風なんて吹かなかったよ、吹くわけないよな、物質的な差異が多すぎる、あー俺は何を言ってるんだろうね。
 
60代で膵臓癌で死んだおふくろ。
88位で多分心筋梗塞で1日苦しんで死んだ現役医師を貫いた親父。
彼らの人生について時々思いを馳せることがある。
でも思いを馳せるだけで何かを考えるわけでは無い。
みんな行き着く先は一緒だ。そこを回避することができない。
死ぬまで現役とか、夫婦95歳まで生きるまでいくら必要だとか、なかなかリアルな話ばかりが歩いて歩いて歩いて歩いているよ。
 
そんなとき、
生きることについて生きていくことについて、
ランちゃんが答えをくれるんだよ、
♪もうすぐ春ですね 恋をしてみませんか
ってね。
あー。素敵だね。
 
さてさて、
頭は回ってないけど、
昼から愛媛大学に行って排泄ケアの講師をする日曜日ですね。
 

 

春一番

春一番

  • provided courtesy of iTunes
恋とカフェインとスイーツと猫舌

恋とカフェインとスイーツと猫舌

  • 伊藤 蘭
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

#509 新しいiMacが来た。

 
昨日iMac 27インチを納品してもらった。
 
前のiMacは21.5インチだった。たしか2013 late modelだった。
5年近く使ったが、これも見た目には全然古びててはないんだけど、OSがどんどんどんどんバージョンアップしていくにつれて起動とかまですごい時間がかかるようになったし、途中でフリーズすることが増えた。
仕事中に患者さんから聞かれて薬の情報とかを見るんだけど、その時に止まってしまったり、紹介状書く時とかもね、フリーズするわけよ。なので新しいのに買い換えるんだって思い切ったわけ。
いっそのことと思い、どでかい27インチにした。
 
 
今、目の前にあるんだけど、やはりまだ馴染めない感じで、異常な圧迫感がある。
でもこの圧迫感もすぐに慣れるはずだ。
そして大きい画面に慣れると、小さい画面には戻れないと言う話だ。
こんなでかい画面だとやっぱりグラフィックスをいじりたくなるよな。
 
いやーそれにしても嬉しいね。
 
iPhone,iPadpro,MacbookPro,iMac・・
appleに魂売っとんのに、 
iCloudじゃなくてGoogle Driveだし、
Evernoteはちゃんと課金して愛用してるし、写真は家人に教えてもらってGoogleフォトだ。
Kindle君にはだいぶお世話になっとるけどね。
時にAmazon primeでビデオを見て、Kindle unlimittedでもいろいろ重宝させてもらってる。
ああ、音楽はApple Musicだわな。最近買ったCDは?思い出せないなあ。
 
自分でさえそうなんだから、
たしかにリアル書店やら、リアルCDショップとか、ほんときびしいわなあ。
でもkindleで読むとなんか満足感薄いのは「昭和人間」だからかなあ。