
ハスク・エディン husk of Eden 3巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
- 作者: 如月芳規
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2014/03/25
- メディア: コミック
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「ハスク・エディン」3巻まで読み進めました(3巻目はkindleでした)。
主役クラスの登場人物が死んでゆくんだけど(主役クラスゆえに?)、その「一瞬」の生と、これから彼や彼女が生きながらえていったかもしれなかった時間のことを思うと涙を禁じ得ないです。
「進撃の巨人」も自分の中ではかなりインパクト強かったんだけど、やはり「巨人」という、人間を食らう生物兵器みたいなものが出てくるところが良くも悪くもあって。その点、こちらは、得体のしれぬジグラットなるものが出てくるんだけど、メインは政府軍対半政府軍という図式であり、お膳立てはSFめいてはいるものの、人間の戦いである、という点で、地味なんだけど余計に切ないわけであります。
3巻はkindleでもリリースされているので、今後は電子書籍で読んでいこうと思う。1-2を紙ベースとして読み進んできたので、なんかフクザツな心境。自分の家の本棚に並べられるのははじめの数巻だけ・・なんだなあ。
でも前に書いた「青天の碧眼」みたいに打ち切りなんてえのもある世界だし、展開はよくっても最後の最後で尻すぼみでグシュなんて話も往々にして見られるし(その点SFとか錬金術とかいろんなマジック区の風呂敷を広げた上で、十二分に収集した「鋼の錬金術」はパーフェクトだった。あとはいっつも書くけど、いびつながらも発展的解消を遂げてあまたのフォロワーを生んだ永井豪氏の「デビルマン」なる稀有の傑作だってあるけど。あれが実は打ち切り宣告されてからのエンディングだったなんて誰が信じる?)
とにかく、このストーリーが続いていって、ハッピーエンドであろうがアンハッピーであろうが、円環を閉じながら開くような終末を迎えられんことを!応援してます!